楽天ブログ日記
「或るジュエリーメーカーの退屈な日常」
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29.Jun.2008

<アール・ブリュット展>

OFMペンダント<聖キアラ>リリース

*

なんど行っても馴染めない未来都市、汐留シオサイトにある
NAISミュージアムに「アール・ブリュット展」を観に行きました。

ここに展示されている作品はすべて、知的障害や
社会不適合などで一般社会からはじき出された人々が
残したものです。

その全てに特徴的なのは、異常なまでの執拗な描き込み、作り込みです。
これは「ねむの木学園」の子供達の作品にも一部見られた特徴で
ある意味サバン的です。
でも「神は細部に宿る」的な手法は
SARUVOそのものです。

だからでしょうか、観すすむにつれて、これは異常ではない
一般的なアートだと思うようになりました。

構図的な破たんもないし、色彩のバランスも取れている。
坂上チユキさんの作品などは、洗練されたグラフィックだし
明らかにロシアン・アバンギャルドの影響を受けている人もいます。

芸術が、自己表現の発露なのだとしたら、何ら異端性などない。
むしろ打算や、名誉欲などない、こちらの方が純度が高いのではないか。

だいたい、最近のコマーシャルな芸術家などは十分『健常者』だけれど
本物の芸術家なんてみんな性格破綻者だ。



<アール・ブリュット展>

私はいつも、美術展では作品に付けられたプロフィールや
キュレーターの解説は読みません。
でもこの美術展では、作者のプロフィールが重要なのです。

この素晴らしい世界観を、こんな尋常でない人々が持っているというギャップから
人間が紡ぎだす「芸術」という不思議な営みを
考える事ができるからです。

ひさびさに「おもしろい」美術展でした。

ところで、日本ではこの分野を「アウトサイダーアート」と
言っていますが、私はこれに反対する。

芸術に、作者以外が意図的に社会的な意味合いを
持たせようとするのは慎むべきだ。
だいいち、団塊の世代のじいさんは喜ぶかもしれないが
アウトサイダーという言葉はコリン・ウイルソン臭くて古い。

アール・ブリュット(生の芸術)
という言葉がピッタリだと思う。

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