楽天ブログ日記
「或るジュエリーメーカーの退屈な日常」
もよろしく



17.Aug.2008

<合鹿椀>

新作<マルコリング>の原型製作中。

OFMペンダント<聖キアラ>

*

しばらく前から、御飯茶碗を塗り物の「合鹿椀」にかえました。

合鹿椀は、能登の合鹿集落に近代まで残っていた
室町時代から続くと言われる不思議な茶椀です。

炊いた白米が主食になった江戸中期以降
飯茶椀は小型化しますが、この合鹿と高山の五六八茶椀だけが
明治過ぎまで生き延びました。

高台の高さから、神事に使われた祭器ではないか
と言われていますが。よく解っていません。

近年、この合鹿椀の美しさが見直され、輪島の作家さんを中心に
それぞれの個性をもった合鹿が作られはじめました。



<合鹿椀 口径13cm

きちんと仕事のしてある輪島塗りの本堅地で
下地に黒がある根来塗りになっている。

本当は、合鹿椀を現代に蘇らせた、故
奥田達朗さんの作品が
欲しかったのですが、とても買える値段ではない。

これは1万円、ちゃんとした日本の漆器が買える
最低の値段ですが、美しい形と塗りは立派です。

私のように、御飯におかずを乗っけて食べる貧乏育ちには最適。
大きくても軽いので気にならない。

前にも書きましたが、日本人が食器に陶器を
使いはじめたのは江戸中期以降です。
その後も、日用雑器の主流は塗り物だったんですから
もっと普通に塗り物を使うべきです。

そりゃ、螺鈿なんてものは気を使いますが
本来の輪島塗りは質実剛健、洗い水に浸けっぱなしにしない等
当たり前の事を守ればいいだけで簡単です。

塗り物は使い込むほど「透け」て来て
いい味になるんですよ。

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