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夜、10時ころに停電したので、外に出て 座り込み、 うちわで足のまわりをパタパタたたいていたら、足の 近くに何かひかるものが落ちている。 おやっと思ってよくよく見ると、ぴかぴか点滅しながら まだ動いている。 うちわで叩かれて ほたるのような虫が 落ちたようだ。
さっそく、足元の砂ごと うちわですくい、事務所前 の人のいるところまで持っていって見た。 「これなに?」と 夕涼みをしているお隣さんに聞い たら、「そふらんにゃんにゃん」だと言う。 ええっ、「そふらんにゃんにゃん??」 どうもあやしいので、事務所の玄関先で涼んでい た秘書のタマちゃんに英語で 虫をみせながらこれ は何だと聞くと、「そふらんにゃんにゃん」と笑いなが ら言う。 「ほんとう? True?」と念を押しても 「そふらんにゃんにゃん」と繰り返すだけだ。
なんだか、どこかの洗剤メーカーの宣伝文句みたい で信用ならないが、フォン語でそういうのだからしょう がない。
その蛍は、日本のほたるのイメージよりも、ひとまわ りちいさく体長は1センチくらい、情緒のあるスタイル でもなく 「屁ふり虫」のようなお尻の方が若干大き くなっている格好をしている。 なにはともあれ、蛍の正体を見ることが出来て嬉し い夜だ。
「そふらんにゃんにゃん」の意味を聞いてみると、 「そふらん」は「明かりをつける」、「にゃんにゃん」は 「きらきら」というような意味らしい。
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