惑星「ヤミヤミ」に住む生身の人間。
惑星「ヤミヤミ」はすべての光を吸収する特性を持つ星。
有史以来ずっと暗闇だった。
ミルの姉のレランが光の吸収性を消すことと、人工太陽の開発に成功する。
だが、ミルとその父は人工太陽の打ち上げを阻止するため、鉄郎にレランの暗殺を依頼する。
「今まで暗闇の中で見えなかったものが、白日のもとに晒される。心の中を他人に見られるようなものだ」
これがレラン暗殺の理由だった。
しかし結局、人工太陽の打ち上げは成功し、すべてが光の中にうかんだ。
そのとき、ミルは姉を銃殺して自らも自殺をしてしまう。
光の中に浮かんだ姉と自分の「みにくさ」に絶望して。。。
鉄郎から見るとミル姉妹は「きれい」ではあるが、「みにくい」とは決して思えなかった。
判断基準が地球と「ヤミヤミ」とでは異なっていたということであった。
絶対に美しいもの、絶対に正しいものは存在しない。自分が感じることを信じる他ないと鉄郎は思うことになる。