幸せな人生を送るために
ここ数十年らい社会の発展はすざまじく、今では物質万能の時代とも言われています。日本人
の生活も一様に向上し衣食住にことかくことがなく、貧富の差もちぢまりました。世の中の全てが
良い方向に進んでいるように思われます。しかし仏教では末法の時代と言われ、またキリスト教
では世紀末ともよばれている今日です。経済的に見ればバブルと呼ばれ発展した良き時代も過
ぎ、現在は今までにない大不況のまっただ中におかれています。それに伴い心には大きな不安
と恐れをかかえ、過度の負苛を背負って生きておられ、人々の心も荒廃してきているのではない
でしょうか。マスコミで報じられる色々な出来事、今までに無かったような事件、倒産、家庭の崩
壊、青少年の非行等がそれをものがたっています。物質的には良くなり便利になつているのに
何故世の中は良くならないのでしょうか。どうしても疑問は残ります。
私は野や山へ出かけることが多々ありますが、人間の社会はどのように変わっても山河は古
今変わること無くそこに存在し、山は青く川の水はあくまでも清くあることに、安心とやすらぎを
感じないではいられません。大自然の大きなゆっくりとした流れの中に包まれる時、人間社会の
出来事等は、本当にちっぽけなものに思えてしかたがありません。正に自然ありて人間ありき、