その前に、「情報保障」とは?→ある人が、その場の情報を得るのが困難な時、なるべくその人にも情報を与えるようサポートする事です。聾者だけじゃなく盲者にも使われます。TVには字幕放送というものもありますが、それも一応情報保障の一つです。

☆色々な情報保障(講義保障)

聴覚障害学生の情報保障(講義保障)は一般的に↓下記の通りです。

  1. ノートテイク
  2. 要約通訳
  3. パソコン通訳
  4. OHPテイク
  5. 手話通訳

一番普及している方法はノートテイクです。

1、ノートテイク

名を聞くと、他の人のノートをコピーして与えるという印象を持つかもしれませんが、そうではありません。やり方は学校によって様々かもしれませんが、聴覚障害学生一人につき、2人のテイカーが付き、学生の両隣で、講師の言った事をなるべく紙(ルーズリーフやレポート用紙など)に書いて通訳する方法です。「大変そう!無理だよ!」と思う人もいると思いますが、1ページごとにテイカーが交代したり、なるべく情報を多く書く為に「略字」や「図」など工夫したりします。もちろん、先生が言った事を100%スムーズに書くのは難しいですが、聴覚障害学生が何もない状態で講義を聞いてると本当に何言っているかわからないで、それと比べたら、ノートテイクが付いた時の感動は大きいのです。欠点は多くのノートテイカーを募集しなければならない事かな(※ノートテイクのサポータ=テイカー)

 

2、要約通訳

ノートテイクより(ポイントだけ抑えて)簡潔に通訳する事。聴覚障害学生の希望の時や、サポーターが足りない時に向いています。負担がノートテイクより小さいというメリットはありますが、サポーターが「ポイントってどこ?汗」などの恐れがあることが欠点です。

 

3、パソコン通訳

サポーターがPCが得意な時に向いている方法です。ノートテイクと違って紙ではなくPC(特にワード?)で通訳する事です。打つのが早い人は、より多く情報を与えられるメリットを持っています。デメリットは講義の中で(EX、図や絵など)臨機応変しにくい事などです。

 

4、OHP通訳

講義の中に聴覚障害学生が複数いる時に向いている方法です。内容はノートテイクと同じですが、違う所はそれをOHPに映すことで、聴覚障害学生が多くいても少ないサポーター(2人?)で済む事です。ただ、OHPは他の学生の目にも付くので、許可を取りにくい方法かもしれません。(プラス、明るい部屋で見れるかどうかも、、。)

 

5、手話通訳

講義が、実験や演習、ゼミ(ディベート)の時に向いている方法です。立っても移動しても臨機応変しやすいのが大きなメリットです。デメリットは、手話通訳者の派遣に手間かかることと、専門用語の時の対処です。聴覚障害学生が手話に精通していなければ向かない方法ですね。

 

色々な方法がありますが、どれも「サポーター」がいる事です。サポーターは基本的にその講義を取っていない学生がほとんどです。聴覚障害学生が多い所では、サポーターが足りないなど深刻な問題にあります。たいていの聴覚障害学生は、サポーターがいなくても一生懸命やれば単位は取れますが、「授業を受けて単位とった気がしない、、」という惑いを持ちます、、。

 

 

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