田中良子さんは、デパートでワイングラスのセットを見ていました。いとこの結婚が決まったので、お祝いにしようと
思ったのです。奮発して良いグラスに決め包装してもらい、良子さんはお金を払ってデパートを出ました。
かばんから車の鍵を取り出そうとしたときです。(あっ)ビニールの持ち手が滑って、箱ごとグラスが落ちてしまいました。
「ガシャン!」(ああ、どうしましょう!)箱をあけると、ワイングラスは完全に割れてしまっていました。
(もう使えないわ・・・。今買ったばかりなのに・・・。)





一口に「家財」といっても、ベットや冷蔵庫のような大きな物から、洋服や財布のような小さな家財は時に外に
持ち出すこともあります。これらを火災保険では「持ち出し家財」と呼んでいます。
「持ち出し家財」とは、家財を保険の目的とした場合、保険証券記載の建物から一時的に持ち出された家財を言います。





どんな保険に入っていても、外に持ち出した家財の損害は補償されるのでしょうか?
まず、住宅火災保険では、どのような事故であっても、「持ち出し家財」に生じた事故については一切補償の対象となりません。
では、住宅総合保険や家庭保険では、どこにいても持ち出し家財として補償されるのでしょうか?

住宅総合保険=他の建物内

家庭保険=他の建物内<野外<日本国内<海外

このように「持ち出し家財」の補償範囲は保険の種類によって大きく違います。
また、家庭保険の補償範囲が幅広い事が分かります。





それでは、具体的に次のようなケースは、持ち出し家財で補償されるのでしょうか?

ケース1 

デパートで買い物中に、かばんをひったくられた。

ケース2 

国内の温泉旅館に宿泊中、室内で指輪(15万円相当)を盗まれた。

ケース3 

自宅を新築するので、工事期間中、家財を親戚に預かってもらっていたところ、親戚の家が火災で全焼してしまった。

ケース4

 海外旅行中、持っていたビデオカメラを野外で落とし壊してしまった。

ケース5

 お店で買ったグラスを、家に買える途中に誤って落し壊した。

ケース6 

ノート型パソコンを大学に持っていった際に、教室内でおとして壊してしまった。

いづれも日常生活の中で起こりそうな事故ばかりです。今回の田中良子さんのケースはケース5になります。

結果は次の通りです。

住宅総合保険

家庭保険

ケース1

ケース2

ケース3

×

×

ケース4

×

ケース5

×

ケース6

×

×

特に注意していただきたいのは以下のケースです。

ケース3 

「持ち出し家財」は、一時的に持ち出された家財に限ります。
このケースのように長期継続的に持ち出している家財は対象になりません。

ケース6

ノート型パソコンは「持ち出し家財」の対象になりますが、家庭保険で担保される破汚損事故については、
屋内外を問わずにお支払の対象にはなりません。

また、ケース4の「海外での事故」や、ケース5の「外出先で購入した商品を家に持ちかえるまでに生じた事故」
について補償できるのは家庭保険だけです!
このような日常生活で、いつおきても不思議でない事故も、「家庭保険」ならカバーできます。

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