国内外のつまようじブリッジコンテスト

 ブリッジコンテストに使う材料には、色々なものが考えられます。

 その中でもつまようじは、

1.どこにでもあり、安い
2.世界中どこでも量産ものは白樺材で白くてきれい。
3.小さな要素の積み重ねになるので、作る形に自由度がある
4.作りにくさがかえって作る工夫を生む
5.「あのつまようじが・・・」という意外性が、構造や技術に対する見方を変えるきっかけになる


などの要素があり、ブリッジコンテストの材料として有望だろうと思っていました。アメリカ大陸では盛り上がっている様子を知って、意を強くしています。日本でも意欲的に取り組む学校が増えてきました。

 国内外で実施されている、つまようじブリッジコンテストの取り組みを紹介します。

 レギュレーションや競技ルールもそれぞれ微妙に違いますが、作る壊すというプロセスの中で、力と形について、いきいきと学んでいることは共通しているようです。

日本国内のつまようじブリッジ
日本航空専門学校 1997年から実施している日本での元祖といっていいでしょう。
第9回コンテストの様子はこちらのサイトで紹介していただけています。2005年コンテストの様子
工学院大学第1部機械工学科 機械工学基礎演習、1単位。2003年から実施。
佐賀大学機械システム工学科
佐賀大学機械システム工学科では大学入門科目としてつまようじブリッジつくりを取り入れて、2単位になるようです。ぜひ作品の写真を公開してほしい。
福岡大学高山研究室 ケント紙を使ったブリッジコンテストを実施していましたが、材料をつまようじに変えたようです。結果も公開されています。
2005年開催概要
2005年結果
徳山高専 工学実験 II
静岡大学 大学の公式ページには記載はないが、こんなプログがありました。
岡山県落合中学 中学で取り組みました。完成までは行かなかったようだけれど、文化祭で展示しました。
兵庫県立姫路飾西高等学校 自然科学探求(山本班)
サイエンス・サーベイ・コースの課題研究として取り組んでいます。
海外のつまようじブリッジ

Toothpick Bridges and Other Structures

米国機械学会米国土木学会が中学生向け指導書としてまとめた『IDEAS』に掲載されたプロジェクト10項目のうちのひとつ。
専門家集団が青少年の教育に知恵と労力を費やしている、そのために資金を提供する団体もある。日本ではどうなのでしょう。
The Science and Technology Museum of Atlanta アトランタで行われている科学技術祭のイベント。レッスンプランも用意されている。レッスンプランの中には作り方や壊れた写真なども掲載されていて興味深い。ちなみに約42センチのスパンで142.8 ポンド(約65キロ)に耐えたとのこと。
2003年の規定が」ここに掲載されています。Toothpick Bridge Building Event。Toothpick category とOpen-material categoryがある。
橋の重量制限が121グラム、スパンが42.23cmとうちのブリッジコンテストとよく似ている。油圧(だと思う)シリンダー付の載荷装置に迫力を感じました。PDFファイルで1.3Mあるので、重いですがぜひ見てください。
米国土木学会(ジョージア)・機械学会(アトランタ)など3団体がスポンサーになっている。
2006年2月26日福井高専の吉田先生が現地で参加してきました。詳しくはこちらのブログへ
National Engineer's Week Toothpick Bridge Building Competition

ミネソタ州で行われているイベント。the Fargo-Moorhead Engineers ClubとMoorhead State Universityがスポンサーになっている。小学校から大学までのクラスわけがあるようです。

毎年実施されていて28回を数えているようです。

写真を見ると、「危ない!」と叫びたくなるほどの迫力。ブリッジの形もさすがに洗練されています。

リンク集にこのサイトが掲載されていました。
ASCE Suncoast Branch 2002 Toothpick Bridge Contest 米国土木学会(ASCE)サンコースト支部が主催しているコンテスト。今年のコンテストには、300を越すつまようじ橋が集まったとのことです。油圧ジャッキを使った載荷装置の写真もあります。
Worsley School カナダのサイト。とてもきれいで、橋の構造の解説もあり、充実している。ホームページ上でバーチャルにつまようじ橋を作れるようになっていたのにはさすがに驚き。
マシュマロを使ってジョイント部を作るアイデアの写真もありました。これがうちの息子が冬休みの宿題で紙粘土で作った工作とそっくりでした。カナダにも同じ発想の人がいる!?
Rutgers University Rutgers 大学の the Society of Women Engineers (SWE) が管理しているHP。女子学生が2人一組でつまようじブリッジを作っている動画があります。どうせなら載荷試験の動画を公開してほしかったな。

この大学のリンク集にこのサイトが掲載されていました。
Bridge Links 2001 つまようじブリッジコンテストのリンク集がありました。
つまようじ橋が壊れる様子のアニメもあります。
ScienzFair・Ideas 米国のサイエンスフェアーのためのプロジェクトを集めたリンク集。エンジニアリングのページですが、一番上の項目をクリックすると、ブリッジコンテストのリンク集になります。バルサ、スパゲッティーとともにつまようじもブリッジコンテストによく使われる材料のようです。
Building Toothpick Bridges (Math Project Series) なんとつまようじブリッジの本が出てました。amazon.comで早速注文して買いました。つまようじブリッジコンテストの教本になっているよう。この本をベースにそれぞれ各地でアレンジして行われているようです。
このページのコンテスト方法は、この本記載されている方法です。
Testers & Tools
ブリッジコンテストのツールがNet上で売られていました。商売になるほど盛んなのですね。
Toothpick Bridge Tester ってなんだろうと思ってみてみたら、ペイント用の缶にラベルを張っただけというのには驚きました。
Science Olympiad Structure Testing Device and Accessories というのもありました。
どうも教具教材メーカーのようですね。ルールを示して本やソフトとともに材料、試験機などを売っているようです。どのくらい売れているのでしょう。

アメリカではむしろメジャーであるように見えます。

ブリッジコンテストの材料としては、
1.木材一般
2.バルサ
3.パスタ
4.アイスキャンディーの軸
5.紙

とともに「つまようじ」があります。
アメリカのつまようじには、断面が四角形のものと円形のものがあります。(断面が円形のものは日本の会社が製造方法を開発したものです)




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<主旨・ルール・経過>

つまようじ橋の作り方

力とかたち

優秀作品


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