| 材料について |
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(送っていただいた資料の中に、「つまようじの原料は白樺」との記述を見て)
日本で普通に売っている丸ようじは、材料は白樺なのですか?白樺以外はないと考えてもよろしいのでしょうか |
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白樺は成長が早く、木が締まっていません。そのため柔らか過ぎて家具や建材に不向きで他に割り箸やチップ(紙の原料)に使われます。
だから安価で味や臭いも少なく、色も白いためようじには最適の材料です。日本だけでなく世界中量産品のようじの材料は殆ど白樺です。 |
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つまようじの材料のほとんどが白樺、ということは、つまようじは間伐材の利用、ということではないのですね。私はてっきりそう思っていましたし、私の周囲に聞いても、そう考えていた人が多いようです。 |
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白樺は間伐するのではなく、林ごと造林します。そして選別です。30センチ以上は薄く剥いて家具の表面に張る材に用います。30〜18センチをようじ、箸などに用います。残りはチップ(紙の原料)です。 |
| ようじの質 |
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(送られてきた資料「モノつくり日本 中国と競う」(日経新聞2001/11/1
)のなかに、中国に進出してノウハウを盗まれた話が出てくることにふれて・・・)
「中国製ようじの質の低下」が書いてありましたが、これについて少し教えていただけますでしょうか。「つまようじ橋」の強度を考えるときに、材料の強さは、気になるところです。
材料を煮ることで、渋味がなくなるのはなんとなく分かるのですが、折れにくくもなるのですか。なるとすれば、どうしてなのでしょうか? |
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木は煮ますと柔らかくなり粘りが出ます。
30センチ位に切った原木を約4時間煮ます。次に樹皮を取りロータリーと呼ばれる機械で大根のカツラムキのように剥きます。すると帯状の板になって出てくるのですがもし煮なかったら帯のようにならずこまぎれになってしまいます。煮ることで木が柔らかくなり粘りがでて帯状に剥けるのです。
この4時間という設定は永年の試行錯誤で得た時間です。
中国のようじはこの煮る時間が少ないので木の粘りがなくモロクてすぐに折れるのです。見た目は変わらないようじですが使うと判るのです。 |
| 加工方法 |
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丸つまようじを丸く加工するのは、どのような加工方法でするのでしょうか。こけしを作るような旋盤で削るような機械でしょうか?押し出すようにしてつくるのでしょうか?あるいはローラーで押しつぶすような加工はするのでしょうか。白樺は強度が低いはずですが、つまようじの3点曲げ試験をすると、楢などより強いというデータが出てきますので、加工法に何かあるのかなと思いました。 |
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丸くしますのは
まず原木を30センチ位に切断します。そして約4時間煮ます。木を柔らかくするためと灰汁を抜くためです。次に樹皮を剥いた30センチの丸太のセンターを固定し、回転させてカツラ剥きします。約2.5ミリの板が帯状に出てきます。それを幅5センチに切りますと5X30センチの短冊状の板が得られます。約4時間の乾燥後、上下についたカッターと呼ばれる刃物で上から半円下から半円を削ると30センチの丸軸がでて来ます。これをようじの 長さに切り、先端を削るとようじになります。 |
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注 |
本日送られてきた稲葉社長の著書「楊枝から世界が見える
楊枝文化と産業史」(冬青社刊)には、古今東西の楊枝の加工方法が記載されています。
西欧では、材料は白樺だが、かたちは「平ようじ」だそうです。当然加工法も違う。 |