「アメ車」
「ドラゴンボール 神龍の謎」
じゃたろう
バンダイの大作アクションゲームである。
このゲームの、アクションゲームとしての2番目の特徴は、なんにもしなくても体力が目減りしていくという所にある。
それは取説で、
「悟空は未熟者だからすぐにお腹が減ってしまうのじゃ」
というような理由が亀仙人によって語られていた。
いや、腹は誰でも減る。というよりも、これは仙人ならではの視点か。
当然その空腹を回復するアイテムもある。そう、お腹が膨れればまた持ち直す、というわけだ。
回復アイテムごとの回復量は以下の通り。
肉→50
ケーキ→150(100だったかな?)
をい! どう考えても肉の方が腹は起きるだろう!
まあそんな事は些細な問題である。流そう。
…それにしても、燃費悪すぎ。みるみるうちに体力が減少していくぞ。
とは思ったものの、このように作られているという事は、これでどうにかクリアは可能に作られているはずだ(当たり前)。
そう思い、気にせずプレイ。
すると、もう少しきわどい問題に突き当たる。
たまに、あまり技術の通用しない敵キャラが登場することである(注:アクションゲーム)。
その例のひとりが、天下一武闘会のステージの一人目に登場する「クリリン(赤)」である。
クリリンは基本的にこちらの動きをトレースしてくるのだが…
故に、何をしようと、少しは攻撃を喰らってしまうというのがポイントである。。
アクションゲームなのにゴリ押しで勝負という、なかなかにソリッドな作りをしている。
せっ…せっ…
押せっ…
ゴリ押せ、という事である。
残り体力が少なければ、負け確定だ。
そう、瀕死の状態で天下一武闘会に出ようなどという方が間違っているのだ。
このゲームは武闘会として正しい。
あ…ありがとうございます!(注:てめえもだ竜野)
そしてこのゲーム、後半になってくると最早「ドラゴンボール」は関係なくなっているほどのオリジナルキャラやステージのオンパレードである。
ラストステージの塔のてっぺんに待ち構えているのがこのゲームのラスボスだが、して、その姿は!?
巨大なロボットが分銅(通信販売)のようなものを振り回している(注:動いちゃダメよ。アタマ飛んじゃうから)。
…なんですか、この見た事もないようなロボットは。
これが、ゲーム「ドラゴンボール」のラスボスである。
そう、漫画では語られなかった最強の敵である。
冒頭に、何もしなくても体力が減るのが2番目の特徴であると述べたが、では一番は何か?
難しい。
これである。
このロボットも、実は一度きりしか拝んだ事はない。なので私はこの一回で辛くも勝利を収める事ができたのである。強かったか弱かったかなど覚えてもいない。
さあ、神龍の謎でもクリアするか、と思って気軽にここまで到達出来るようなシロモノではないのだ。
運も必要。
私に幸運の女神がついてくれたのは、このプレイの時一回きりだったようだ。
しかし難しいゲームほどゲーマーという人種は「チャレンジ魂が騒ぐ」。
ここで立ったらゲーマーではない、という気分にさせられます(注:ある意味桃源郷)。
老若男女これ本能なんです。
難しい、というのが本作の最大の魅力。
常に何かに挑戦していないと生きていけない、という野性味あふれるあなたに是非プレイして欲しい逸品である。