「エンブレム」

「ファイアーエムブレム 紋章の謎」
じゃたろう

皆が平気で「ファイアーエンブレム」と発音する(ぼくもです)、有名シミュレーションである。
そして、母ちゃん達には内緒だぞ、というCMをやっていたゲームである(大きく誤謬)。

初めてこのゲームに出会ったのは、シミュレーションかシュミレーションかどっちが正しいのかも判っていないほど昔の話である。
そう、コミュニケーションもコミニュケーションと…(大きく逸脱)

とは言っても当時は、知っていたのはいたのだが、友人がプレイするのを見ていただけであり、自分でプレイしたのは高校生になってからである。
しかも、ファミコンの元祖のものではなく、スーファミのヤツである。
この時点で各方面から邪道、邪道という声が聞こえてきそうであるが、私にとってはこのスーファミのヤツこそがファイアーエムブレムなので仕方がない。

して内容はというと…

ショージキ、何回リセットしたか判らない。
なんとまあ、いっぺん死んだキャラは生き返らないのですか!?
当然と言えば当然なのだが、ゲームの中ではそれはものすごくシビアに感じたものだ。
そして死んだキャラが生き返らないという事は、序盤で人死にが出るようでは、後半に益々厳しい戦いになるのではないか? という事から、「ひとり死んだらリセット」という自分の中でのルールを確立するに至る。

しかも、ムズい(私がシミュレーション苦手なだけ?)。
いっぱいキャラがいるので、中には、このキャラはこのターン動かす必要ないな、という場合も出て来る。しかしそれでも、後から「あー、動かしておけばヨカッタ!」と思うことなどザラである。そのせいで後ろからヒタヒタと近付いて来ていた敵にそのキャラが仕留められたり…という事もままあった。
大袈裟に言えば、常にすべてのキャラがすべてのターン限界まで働いて、それで漸く突破出来るようなステージの連続なのである(やっぱり私がシミュレーション下手…)。
死亡するキャラが出るたびに、CMの「てーごわいーシミュレーション」というフレーズが頭に浮かんでは消えた。

しかしそれに関して文句はなかった。
そう、シビアでいい。シビアでいいのだ。
これは戦争なのだ、と思ったものである。
絵柄とかキャラとかのせいでとかく忘れがちだが、これは戦争のゲームなのだ。

となれば、常勝無敗というわけにはいくまい。それは当然だ。
そう思い、何度もリセットを繰り返しながらクリアーした時には、結局誰も死んでいなかったわけだが…

感想として、計算し尽くされたゲームだな、と思った。
難しい。確かに難しいのだが、どうにかしてどのような状態からでも勝てるようになっている、というバランスは素晴らしいものがあると思う。
同社の「カエルの為に鐘は鳴る」をちょっと思い出した。
そして、絵柄は軽薄だが、シミュレーション部分とシナリオ部分はかなり本格的。
有名なものにはちゃんと理由があるな、と感じたゲームだったね。

追記:スーファミのをやった後にファミコンの初代ファイアーエムブレムをプレイしてみたが、すぐやめた。
さすがにようやらん。
同じ顔多いし。
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