「オオ〜 マリア〜」
「ファイナルファンタジーY」
じゃたろう
佳品である。スーファミロープレの金字塔と言うべきものであると思っている。
シリーズの前作から比べて、格段にグラフィックが素晴らしくなったし。
今でこそ「絵ェばっかり」とか言われたりする事もあるこのシリーズであるが、思い返してみてもらいたい。実はXまではグラフィックも言うほどでもなかったのだ(比較的美しくはあったけどね、やっぱり)。
それでも爆発的な人気を維持し続け、シリーズ第6弾にまで至ったのは、たいへんな偉業であろうと思う。
さて、このYは、シリーズ中私の最もお気に入りの作品である(Zをやった直後には、Zの方がいいかなと思った事もあったが、時間を置いて冷静になるとやっぱこっちが上だね)。
「好きなゲーム」を挙げてみると、同じくロープレであるロマサガ3と並んで、たぶんこのゲームは私ランキングの…えー…1位の「街」以外は混沌としていて優劣つけがたいのだが、まあ10位以内には入る。
このゲームの魅力はまず、大勢の主人公キャラたちがいる所にある。
しかも話の展開により、それら大勢のキャラがパーティメンバーから入れ替わり立ち代わり、ひとりとして最初から最後までメンバーに入っているようなキャラはいない。
そう、よくロープレでセリフとしては出るが、ゲーム的演出…つまり実感としてはあまり感じたことのない「みんなの力があったからこそ巨悪を倒す事が出来た」感じがよく味わえる。
それだけでなく、その巨悪に感情移入が出来る所も楽しいのだ。
ラスボスとして登場した時に、小者のようだったケフカというキャラに対して「おお、よくぞここまで成り上がった!」という気にさせられる。
「…で、誰こいつ?」
というようなキャラ(暗闇の雲とか…)との最終戦闘でなく、色々なストーリー展開によってひとりとして余す事なく思い入れの深くなった自キャラたちと、「敵ながらあっぱれ」と言いたくなる、何処か憎めない巨悪との熱い戦い、というのがなんだかすごく楽しいのだ。
こいつがラスボスとして出てくる事で「ああ、今までに紆余曲折あったなあ。だからこいつとこうして戦ってるんだなあ」という気にもなれる。
さて、そのように仲間キャラはたいへん多いのだが、ガチンコ戦闘が得意で、頭バカ、というような、いかにもこいつこそが主人公!
というようなキャラがいないので、皆はじめは混乱するらしい。
…で、どれが主人公なん?
と友人たちによく聞かれたものだ。
未だにそれは判らんが、まあそんなものは必要ないと思っている。
言うなら全員にドラマがあり、全員が主人公なのである(適当な言い回し)。
まあ実際問題は、ティナ、ロック、セリスあたりで意見の分かれる所であるようだが。
私個人としては、
オオ〜、マリア〜
あたりから、セリスとロックのカップルが中心だと思ってるのだが…
このふたりの描き方もヨイ感じだと思う。出しすぎず、引きすぎず。
同シリーズ第8弾のようなワヤをやられても、見てる方はキショイだけである。
まあとにかく、笑いあり、涙あり、燃える展開ありがウソではなく盛り込まれている稀有な作品だと思っている。
アンチFFの人にも、こいつだけはやってみて欲しいな。
それにしてもゲーム中に出てこないから気付かないけど、なんでこのシリーズのヒロインキャラって年齢の設定があんなに低いのだろう?
セリス→18歳
って、んなムチャな。