「一流の竜使いめざして」

「サンサーラ・ナーガ」
じゃたろう

本作は、簡単に説明すれば竜を育てていっしょに旅をするRPGである。
いやー、こう言ってしまえばめちゃ簡単。
しかしその実シナリオの奥がとても深いのだ。
どう深いのか忘れちゃいました、が(ツッコミ可)。
実はこのゲームは、私が初めてお小遣いを貯めて買ったゲームなのである。
このゲームの値段は、たぶん7千チョイぐらいした。月千円のお小遣いを、7ヶ月以上貯め続けた計算になる。浪費の得意だった小学生の私が、よくそこまで頑張ったものだと未だに思う。
桜玉吉好きという理由だけで(ツッコミ可)。
そして発売と同時に買い、家に帰っていそいそとファミコンにセットして、いざプレイ。

しまった、騙された。

と正直最初は思ったものだった。
キャラの動きがカタい。当時のロープレではよくあった事だが。グラフィックもかなりヤバい、と感じてしまった(当時にしても)。
気落ちしたものだが、7ヶ月以上小遣いを貯めて買ったゲームをポイするというわけにもいくまい。
無駄にしないよう必死でやった。しかしめちゃくちゃに難しい。みずねこは出て来る、街は逃げる、山を通ると遅い、敵は強い…
そう、それらは確かに我慢、我慢であったように思う。
楽しみたくてゲームを買っているのに、何故我慢を…などという考えすら起きない。ひたすらやった。

ところが…そうしているうちに、なんだか暗澹たる気分になってきた。それは決してマイナスのものでなく、このゲームの、ともすれば暗い、とも言える秀逸なシナリオによるものであった、というのも、今から考えての話になるような。

クソ長いラストダンジョン、そしてクソ強いラスボス(というより実はそれまでのザコがきつい)。この流れに入った時には、私はもうすっかりこのゲームの虜だった(しかしエンディングは覚えていない)。

…というような、まさに噛めば噛むほど味の出るスルメゲーの典型とも言えるわけだが、しかしこの文章を見てじゃあ一度やってみようか、と思った方。やめた方がいいです。
あ、いや、それは冗談にしても、21世紀にあの操作性はさすがに厳しいと思いますよ。
ゲームボーイアドバンスで新しく出ているらしいので、どうせなら、そちらを買った方がよいと思われます。たぶん。

2? しらん。
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