「迷宮組曲」

「迷宮組曲」
'86 11/13 ハドソン
じゃたろう

ピエロの格好をした主人公ミロンが、お城にお姫様を救いに行く、というよく判らないゲームである。
そしてミロンの武器は、バブル。そう、泡である。
泡を発射して、それで敵を攻撃するのだ。ますます判らない。
しかしまあ、アクションゲームなのでヨシである。アクション性がほぼすべて。
アクションゲームにもシナリオはある、という人はいるが、そりゃ設定の間違いでショ、という感じでね。

このゲームをファミコンにセットすると、当然だがまずタイトル画面。
そのタイトル画面上部には、0という数字が書いてある。
これは何かというと、連射装置なのである。
AもしくはBボタンを連射すれば、その数字が上がっていく。そして連射開始から10秒後に数字は止まる。
つまりT橋名人だと160という数字が出る計算であるが、ジョイボールを使ってもそんなに出なかった。
名人…恐るべし…
(注:なかなか座り心地がいい)

さてそんな事はどうでもいいのであるが、ミロンが向かうのはガーランド城(確かそんな名前)というお城。
前にも述べたように、お姫様を救いに行くのだ。
しかしなかなか世知辛いガーランド城。攻略にはけっこう金がいるのだ。
金を貯めて〜、店で道具を買って〜、という流れなのだが、その金を貯めるのに効率的なのが、楽器の箱を取ることによって行く事の出来るボーナスステージである。
このボーナスステージが、本作の売りのひとつだろうと思う。
ボーナスステージに流れる曲は…音楽か、これ? というような、地味な音がバックで静かに流れているだけである。
それが、楽器の箱を2個、3個と取っていくにつれ、楽器の音が増え、最後は実にハデな曲に様変わりしているのである。いやあ、珍しい演出でした、これは。

で、そのようなファニーな世界観ながらもハードな難易度のガーランド城を4階まで上ると、ラスボスであるマハリトがいる。マシリトと言ってしまいそうになったが、それはアラレちゃんなので違うはず。
そういえばマシリトは総理大臣になってるね。じきキャラメルマンを作るはず。
そんなマハリトを倒すととうとうお姫様を救出する事が出来る。
しかしお姫様可愛くない。
昔のゲームなのでまあそれなりに当たり前であるが…
「影の伝説」をクリアした時も、「ああ、こんなん助ける為にめっちゃ苦労してたんやな」とちょっと影を不憫に思ったものであるが、まあ、どちらも相手はお姫様なので、影もミロンも私利ではなく大義のために動いていたと解釈すべきだろう。
ストーリー知らんしなあ。
昔のゲームってゲーム中にストーリーの説明がなされないのね。容量との戦いだった時代なのだから仕方がないのであろうけど。
だからシナリオはないよね。と私は思う。
作品中に登場しないのはシナリオじゃあない。設定でっす(しつこい)。

とにかく、見た目が可愛らしくて難度は可愛くない、というゲームだね、総評。
そしてプレイ後に、「迷宮組曲」というタイトルをもう一度反芻。
…うーん、いいゲームである。


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