「女性キャラで格闘ゲーム」

「ワールドヒーローズU」
じゃたろう

このゲームの魅力はまず、立っているだけで何処かデッサンがおかしい、個性溢れるキャラクター達が大勢揃っている所にある。
そしてJ-MAXというキャラ(注:アンダーアーモンドショット)の元ネタが未だに判らない所にもある。
情報求む(けっこう本気)。

本作は、私が格闘ゲームで初めて女性キャラを持ちキャラにしたゲームでもあります。
ストUではバイソン、飢狼伝説ではビッグ・ベアとクラウザー、マッスルボマーではキマラ・ザ・バウンサー(注:マットでぐうぐう寝てんじゃねえぞ!)、鉄拳ではジャック、ヴァンパイアではアナカリス(注:讃えよえよえよ)、というように判り易いほど「おっきいキャラ」ばっかり使っていた私が、このゲームでは不思議とジャンヌだったのだ。

マイナーなデカキャラ使いが、今度はジャンヌ・ダルク     気取りか。
やめておけ。
と言われてしまいそうだが、実はエリック(注:エーギルヘブリング)も使ってたの。一応(脱しきれず)。

その理由は私がジャンヌ・ダルク好きだからである。
彼女には、歴史上の人物としては嘉納治五郎先生に次いで畏敬の念を抱いている。
だからこのゲームをやる際には迷う事なく、ジャンヌ・ダルクをモデルとしたこのキャラをマイキャラとしてセレクトした。
しかし救国の聖女ジャンヌ・ダルクとは似ても似つかぬキャラ設定だが、まあ、我慢我慢。
剣でも使わなければ格闘ゲームにジャンヌ・ダルクが登場する事はないだろうし、それに開き直ってるぶん、リュック・ベッソンのアレよりはまだ好感が持てる。

で、やっているとすぐに、めちゃくちゃ簡単に出せる連続攻撃(注:適応能力がないため「コンボ」という言葉に未だに馴れない)で3分の1ほども敵の体力を減らせてしまう事に気付く。
ジャンプ大パンチ(剣だけど)→しゃがみ大パンチ→フラッシュソード(↓タメ↑+パンチボタン)
こんだけ。
これ3回で勝てるんかい。
いやあ、今思い返してみても大味ですなあ。

しかしまあ、これに限らず昔の格闘ゲームってけっこう大味だったかも。
鉄拳2はヘルプレス後にダイブボマー確定だったし、ストUではめくり大キックアッパー昇龍拳なんか決めた日にゃ勝ち確定だったし、ガイルに至っては敵がピヨったら小パンチ連打でホシホシだったし…
ならファイナルターンパンチぐらい即死でもいいんじゃないですか!?
…コホン、関係ない話になってしまった。

えーと、何だっけ?
あ、そう。ワールドヒーローズU。
しかしまあキワモノゲーと思われがちなこのゲームだが、いやまあ、実際キワモノではあるんだけど、色々とおもしろい…というか、今後の発展によりおもしろくなりそうというか、そういう要素は色々とあったのだ(支離滅裂)。

飛び道具返し、投げ返し、デスマッチモード、荒木飛呂彦、シャークアッパーなのにシャークナッパー、ワッハッハ、などなど、数え上げればキリがない(注:無理やり増やした感アリ)
まだ格闘ゲームに投げ抜けの概念もなかった時代に、いきなり投げ返しである。
ステップをひとつトバしているようにも見えるこの暴挙。
暴挙のみが奇跡を生むのです(注:キミは強くなりすぎた)

そしてそういうディテールだけでなく、そもそもの、タイムマシーンであらゆる時代の英雄達が互いに闘う、というムチャなコンセプトもおもしろいのだ。
しかし、シリーズを追うごとにマイナーなキャラが軒を連ねるのはちょっと不満だった。
こういうゲームなら、誰でも知っているようなキャラばっかり出した方がよかったような気もする。
「ヒーローズ」という割に、切り裂きジャックがキャラで出て来たのとかは別に良いけどさー。
夜遅く遊び歩いている堕落した女がァーッ!(バドバド)

実際問題私は、格闘技はゲームの題材として向かない、と思っている(格ゲー自体は好きよ、ちなみに)。
言い足すなら、リアル格闘技は、という事になる。
ならばこのような、格闘技であって格闘技でない世界観というのは、ある種格闘ゲームというジャンルが腰を落ち着けるべき場所なのかなあ、とも思ったりもする。
ゲームのコラム