| 【ヴィクトリア朝】 1837年に即位し、1901年に逝去したビクトリア女王の治世「64年間」を「ヴィクトリア朝時代」と呼ぶ。 ちなみに、「コナン・ドイル」の初めてのホームズ譚「緋色の研究」が出版されたのは、ヴィクトリア女王即位50周年にあたる「1887年」の事である(物語の設定は1881年)。 この「ヴィクトリア朝」は「蒸気機関車の普及で始まり、ガソリン自動車の到来で幕を閉じた時代」であった。 「石炭と蒸気の時代」と云われる所以である。 →元に戻る 【タイムマシン】 「H.G.ウェルズ(1866-1946)」の「タイムマシン」が発行されたのは「1895年」。 科学教師をしていたウェルズが「ニュー・レヴュー」誌に「タイムマシン」を連載していたのは「1894年」の事で、この成功により彼は小説家の道を歩み出す。 ちなみに、ホームズが40歳の年である。 ちなみにちなみに、誰も訊いていないが私の「時間旅行物SFベスト3」を選ぶとすれば、 「タイムマシン(小説)(H.G.ウェルズ)」 「夏への扉(小説)(ロバート・A・ハインライン)」 「タイムトンネル(TVシリーズ)」 である。 →元に戻る 【吸血鬼ドラキュラ】 アイルランド出身の「ブラム・ストーカー」がロンドンで「吸血鬼ドラキュラ」を出版したのは「1897年」の事。 しかし、小説の中には年代を特定出来る記述はなく、「1887年説」「1893年説」「1898年説(つまり出版の翌年が舞台という説)」等々、諸説ある。 ちなみに、出版された「1897年」は、ヴィクトリア女王即位60周年の年である。 ちなみにちなみに、コナン・ドイルのホームズ物語の中には「サセックスの吸血鬼」という短編がある。 また、「シャーロック・ホームズ対ドラキュラ あるいは血まみれ伯爵の冒険」なるパスティーシュもある。 「キワモノ」っぽいタイトルではあるが結構面白い小説であった。 →元に戻る 【シャーロック・ホームズ】 シャーロキアンの研究によれば、ホームズが生まれたのは「1854年1月6日」の事である。 彼がモンタギュー街で「諮問探偵」を始めたのが「1877年」(ホームズ23歳)。 ワトソンと出会いベイカー街「221B」で暮らし始めたのが「1881年」(ホームズ27歳)。 「1888年」には、有名な「恐怖の谷」「四つの署名」「バスカヴィル家の犬」事件を解決している(ホームズ34歳)。 「1903年」には探偵業を引退し、サセックスの丘陵に移り住んだ(ホームズ49歳)。 アニメ「名探偵ホームズ」を見ると、ドイルの原作(シャーロキアンたちは『正典』と呼ぶ)より後の時代に設定されているのが判る。 すなわち、アニメ「青い紅玉」ではモリアーティの動力付き飛行機が空を飛び(史実では1903年のライトフライヤー号が初飛行)、アニメ「ドーバーの白い崖」ではドーバー海峡横断航空郵便が登場(ドーバーを飛行機で横断したのは1909年。さらに1919年にようやくロンドン〜パリ間の定期航空郵便が就航)しているからだ。 「青い紅玉」を再び見ると、ロンドンの跳ね橋「タワーブリッジ」が出てくるので(史実では1894年に完成)、どうやらアニメ「名探偵ホームズ」の設定は1894年より後、おそらく1910年前後を想定している様に思える。 ちなみに、私の「モリアーティのアジト」は「1890年前後」を想定した。 何としても「19世紀末」の「ヴィクトリア朝時代」にしておきたかったからである。 →元に戻る 【ヴィクトリア朝を舞台にした小説】 製作記に書いた以外にもたくさんの「ヴィクトリア朝を背景にした小説」が私は大好きである。 チャールズ・ディケンズ「クリスマスカロル(1843)」。 ジュール・ベルヌ「気球に乗って五週間(1863)」。 ジュール・ベルヌ「地底旅行(1864)」。 ルイス・キャロル「不思議の国のアリス(1865)」。 ジュール・ベルヌ「海底二万哩(1869)」。 ジュール・ベルヌ「八十日間世界一周(1872)」。 ロバート・ルイス・スティーブンスン「ジキル博士とハイド氏(1886)」。 H.G.ウェルズ「ドクターモローの島(1895)」。 ジュール・ベルヌ「悪魔の発明(1896)」。 H.G.ウェルズ「透明人間(1897)」。 H.G.ウェルズ「宇宙戦争(1898)」。 これらはみな私が小学2〜3年生の時に夢中になって読んだ物語で、その時の影響が私を「ヴィクトリア朝好き」にしたのだと思う。 と言うか、列挙してみると結局「SF」が多いのである。 →元に戻る 【マイ・フェア・レディ】 「マイ・フェア・レディ(1964)」は実に素敵なミュージカル映画である。ヴィクトリア朝時代の貧民層から上流階級まで、実に様々な当時の人々の生活を再現して見せてくれた。 もちろん、ここに登場する女嫌いでエキセントリックな言語学者「ヘンリー・ヒギンズ教授」は「ホームズ」であり、相棒の温厚で紳士的な「ピカリング大佐」は「ワトスン」である。 もちろん、原作の戯曲「ピグマリオン(1912)」を書いた「ジョージ・バーナード・ショー(1856〜1950)」はコナン・ドイルと同時代人であるが、この「ピグマリオン」の元ネタはギリシャ神話にある。 映画化にあたって(もしくはそれ以前の舞台時に)「ホームズ色」が入ったのだろう。 →元に戻る 【メリー・ポピンズ】 ディズニーの楽しいミュージカル映画「メリー・ポピンズ(1964)」の設定は「1910年」であるから、正確には「ヴィクトリア朝が舞台」ではなく後の「エドワード朝(1901年〜1910年)」が舞台である。 原作である「パメラ・L・トラヴァース」の「風にのってきたメアリー・ポピンズ(1934)」でも年代は特定していないが「エドワード朝」の物語とされていた。 →元に戻る 【モリアーティのアジト】 このアジトはアニメ「名探偵ホームズ」において、ロンドンの西「ハイド・パーク」の隣り「ケンジントン公園」の「丸池」の真ん中にある「浮島」の地下、と設定されている。 地下の秘密基地で、モリアーティの「第一アジト」である。 しかし、実際には「丸池」の真ん中に「浮島」はなく、「名探偵ホームズ・マニア」の間では「アニメには描かれていないけども、モリアーティの事だから何かヘマやって吹き飛んだんじゃない?」という事になっている(私だけの説だが)。 ちなみに、この「ケンジントン公園」にはあの「ピーターパン」の銅像がある事でも有名である。 ちなみにちなみに、正典においてモリアーティのアジトなんてものは出てこないのだが、ホームズにはロンドンに「5つの隠れ家」を持ち、そこには「変装道具」も揃っていた事が記されている。 →元に戻る 【ジェームズ・モリアーティ】 アニメ「名探偵ホームズ」では毎回ホームズとドタバタの攻防戦を繰り広げる教授だが、コナン・ドイルの60編ある正典の中では実は「二回」しか登場していない。 「恐怖の谷」と「最後の事件」である。 ちなみに、その「最後の事件(1891)」では、スイスの「ライヘンバッハの滝」にホームズと共に滝壺に落ち絶命している(その後、ホームズだけは生還)。 ちなみにちなみに、何故「教授」かというと、以前とある大学の「数学教授」をしていたからである。しかしやがて、その天才的才能は間違った芽を息吹き、ついには「犯罪界の王」となってしまうのである。 →元に戻る 【ドラム缶】 19世紀末、米国の元女性新聞記者がイギリスを旅行した際に見かけた「グリセリンの入った金属容器」をヒントに、頑丈な燃料容器を作ったのが「ドラム缶」の始まりだという。 それが「1903年」の事。 という事は「1890年前後」を設定している私の「モリアーティのアジト」のジオラマに「ドラム缶」があるのは、これ間違いである。 えへ。 さらに、私は以前の「モリアーティのプテラノドン製作記」で、この飛行機は「RAI社製1888年仕様2気筒蒸気エンジン」を搭載していると書いた。 ちなみに、「RAI社」とは、アニメ「小さな依頼人」でモリアーティが使っていた「偽金プレス機」の「蒸気機関のメーター」に「RAI社製」と描かれていたからなのだが、ちなみにちなみに、この「RAI」とは日米合作アニメ「名探偵ホームズ」のイタリア側「国営放送局RAI」の名前なのだが、ま、そんな事はどうでも良いのだが、その「蒸気エンジン」の飛行機格納庫に「ドラム缶」などがあるのだろうか、という疑問も当然ながら浮かぶ。 ま、「1903年」以前、実際に研究・開発されていた「蒸気エンジン搭載飛行機」の多くが「石炭」ではなく「灯油などの燃料」が使用されていたらしいので、きっと、そういうモノが入っているのだろう。 →元に戻る 【モリアーティとプテラノドン】 この絵画はアニメ「ミセス・ハドソン人質事件」で、誘拐されてきた掃除好きのハドソン夫人によって、見違えるように奇麗になった「モリアーティのアジト」の居間にかかっていた。 →元に戻る 【ナポレオン】 正典においてホームズはモリアーティを「犯罪界のナポレオン」と、ある意味讃えている。 この絵は「ジャック・ルイ・ダヴィッド」の「サン・ベルナール峠を越えるボナパルト(1801〜02)」。 もちろん「アジト」に飾ってあるのはレプリカ。 →元に戻る 【ジョコンダ夫人の肖像】 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の「モナリザ(1503〜07)」である。 アニメ「ミセス・ハドソン人質事件」において、モリアーティは誘拐したハドソン夫人と交換に、ホームズにこの絵の盗難を強要した。 もちろん「アジト」に飾ってあるのはレプリカ。 →元に戻る 【宝石店マキシムの名画】 アニメ「青い紅玉」において、宝石店マキシムの壁に掛かっていた名画。 この名画の裏に隠し金庫があり、そこには「青い紅玉」が隠されていた。モリアーティは「青い紅玉」と共にこの名画も盗んできたのであろう。 ちなみに、正典でも同名の短編があり(物語は違う)、クリスマスを舞台にした私の好きな話の一つである。 →元に戻る 【棺桶】 アニメ「ミセス・ハドソン人質事件」において、モリアーティは「棺桶」の中に眠らせたハドソン夫人を入れたまま、自分のアジトへ誘拐してきた。 この棺桶トリックは正典「フランシス・カーファックス姫の失踪」でも使われている。 →元に戻る 【調理用レンジ】 ヴィクトリア朝に普及した一台でオーブンとレンジの二つ同時に使える「調理用レンジ」は中流家庭に革命をもたらした。 より凝った料理が出来る様になり、台所仕事の人数を少なくし、結果、雇い入れる女中の数を減らす事に成功したのである。 ちなみに、私が作っているのは「直火式石炭レンジ」と言われるタイプで、「1780年」に「トマス・ロビンソン」が初めて設計し、以降、様々な形が作られた。 これはやがて「火箱の天板」も鉄板で覆う「箱形レンジ(キチナー)」へと姿を変えていく。 ようやく「ガスオーブン」が一般に普及し始めるのは「1900年」以降の事である。 →元に戻る 【潜水艦】 潜水艦の歴史は意外と古く、実戦で最初に使用されたのは「米独立戦争(1775〜83)」さなかの「1776年」、一人乗り潜水艦「タートル号」であった。 その後も潜水艦の研究・開発は続き、「南北戦争(1861〜65)」の「1864年」には「デイビッド艇」と呼ばれる潜水艇が初の「敵艦撃沈」に成功している。 正典であるホームズ譚にも潜水艦が登場する物語が一つだけある。 それは「ブルース・パティントン設計書」で、最新鋭の潜水艦の設計図が何者かによって盗まれるという事件だった。 この話はホームズの兄「マイクロフト・ホームズ」が登場する数少ない物語の一つでもある。 ちなみに、「マイクロフト・ホームズ」が初登場したのは正典「ギリシャ語通訳」である。 ちなみにちなみに、初の魚雷発射管を装備した潜水艦が考案されたのが「1879年」だというから、アニメ「名探偵ホームズ」でのイギリス海軍の巨大戦艦とモリアーティの潜航艇が、テームズ河で大海戦を繰り広げるという「海底の財宝」の物語も、あながち破天荒とは言えないのかも知れない。 やっぱ、破天荒か。 →元に戻る 【アジトの天井】 この地下にあるアジトの天井は機械仕掛けによって開閉する仕組みになっている。 劇中その描写は無いが、そこから「プテラノドン」が飛び立つのだ。 でもどうやって? 宮崎駿は「(もしやったとしたら)ゴム紐かなんかにしたと思いますよ」と当時のインタビューに答えている。 どうやら「カタパルト」を使い、開いた天井から真上に打ち出すらしい。 でも着陸はどうするんだろう? 私の妄想では多分、あの地下にある床の一部が天井まで「せり上がっ」たり「せり下がっ」たりするんだと思う。 →元に戻る 【歯車】 19世紀のビクトリア朝は「石炭と蒸気の時代」であり、それは同時に「歯車の時代」でもあった。 取り出した動力をいかに効率的にそれぞれの目的のため伝達出来るかに、当時の科学者や技術者はみな苦心したのである。 アニメ「海底の財宝」のモリアーティの潜航艇内部や、劇場長編「天空の城 ラピュタ」の空賊船「モスキート号」の機関室でも、盛大に「歯車」が回っていた。 この宮崎駿の「歯車嗜好」のルーツは昔のフランスのアニメーション「やぶにらみの暴君(1952)(ポール・グリモー)」にあると思う。 そしてその傑作アニメーションには、それ以外にも多くの宮崎駿のルーツを見つける事が出来るのだ。 ちなみに、私の好きな「歯車メカ」は、これは宮崎駿ではないのだが、大友克洋が総監督したオムニバス・アニメ「ロボット・カーニバル(1987)」の中の「明治からくり文明奇譚 紅毛人襲来之巻(北久保弘之)」である。 明治時代の東京の下町で、日本の巨大歯車ロボットと西洋の巨大歯車ロボットが戦うという、馬鹿馬鹿しくもとても素敵なアニメであった。 ちなみにちなみに、これは本当に蛇足であるが、芥川龍之介の晩年の短編小説「歯車」は、実に陰鬱で救いのない物語であった。 →元に戻る 【缶詰】 缶詰の原理が発明されたのは「1804年」の事。 ナポレオンのロシア遠征のための「軍用保存食」であった。 しかしそれは正確に言うと「瓶詰め」であり、それが「ブリキ」による本当の「缶詰」となり一般に出回る様になったのは、「1810年」にイギリスに世界初の缶詰工場が出来てからである。 もっとも当時の缶詰は上蓋の周囲が「鉛」でハンダ付けされており、それをノミとトンカチで切り離して開けるものであった(鉛毒について知られたのは後々の事である)。 缶詰が一般の家庭に普及しだしたのは「1860年以降」の事で、南北戦争(1861〜65)」によるアメリカの缶詰産業の発展と、家畜の疫病(1863〜67)が契機となっている。 「1875年」になって最初の「缶切り」が考案され、ようやく今の形が出来上がった。 ちなみに、日本では「1871年」に長崎で初めての鰯の油漬けの缶詰が試作され、「1877年(明治10年)」には北海道の「石狩罐詰所」にて本格的な缶詰生産が始まった。 →元に戻る 【どんぶり】 この「どんぶり」は「ラーメンどんぶり」である。 アニメ「青い紅玉」ではアジトの中に、食い終わった出前のラーメンどんぶりが積み重なっている描写がある。 宮崎駿の「悪者キャラ」の食事はいつも貧しいのだ。 片やホームズの方は正典「花嫁失踪事件」で、近くの料理屋から「一対の山鴫の冷肉、雉、鵞鳥のフォアグラのパイ、年代物のワインを数本」を取り寄せて豪勢な宴を開くシーンがある。 ちなみに、ホームズの下宿の女主人「ハドソン夫人」の名誉のために書いておくと、彼女の料理の腕は「朝食に関してはスコットランドの女はだしだ」と正典でホームズは賞賛しているし、アニメ「ミセス・ハドソン人質事件」では、モリアーティの大好物である「キドニーパイ」を美味しそうに焼き上げていた。 さて、ラーメンの話であるが。 ヴィクトリア朝ロンドンにラーメンの出前なんてモノはない。 多分。きっと。絶対。 →元に戻る 【お茶】 イギリス人の生活に今も昔もお茶は欠かせない。 特に「アフタヌーン・ティー」には、貴族も貧民もイギリス人なら誰もがその時間にカップを傾けていたものである。 その際には、中流・上流階級であれば「簡単なサイドイッチ」「スコーン」「ワッフル」「ビスケット」等が一緒に出されたし、下層階級でも町中の「お茶の屋台」に群がっていたのである。 アニメ「海底の財宝」の中でも、財宝を狙うモリアーティたちが海上に出た潜水艦の上で、このお茶とビスケットの時間を楽しんでいた。 →元に戻る 【ウイスキーとブランデー】 アニメ「名探偵ホームズ」において、モリアーティ教授は「ブランデー」を愛飲していた様だ。 「ミセス・ハドソン人質事件」でも、自分の大切なブランデーを手下の「トッド」と「スマイリー」にこっそり飲まれてしまい「これは高級品なんだよ!」と愚痴っている描写がある。 また、正典においてホームズとワトスンは「ウイスキーのソーダ割り」を好んでいた様だ。 ホームズの部屋には「ガソジン/ガソジーン」と呼ばれる「炭酸水製造器」が常備されている。 アニメの方でもワトスンが「ウイスキーのソーダ割り」を飲んでいるシーンがあり「よく調べてるなあ」と妙に感心したものである。 →元に戻る 【ワイン】 正典においてホームズが好んで飲んでいたのはフランス・ボルドー産の赤ワインで、当時イギリスではこれを総じて「クラレット・Claret」と呼んでいた。 「赤紫色」の意味を持つ。 また「最後の挨拶」において、ドイツのスパイを捕らえたホームズとワトスンは「トカイ・ワイン・Tokay」で乾杯している。 これはハンガリー北東部の火山灰地にある「トカイ村」で作られる高級な甘い白ワインである。 →元に戻る 【ミルク】 正典において「ミルク」で思い浮かべるのは「まだらの紐」という短編である。 この物語の中で「グリムズピー・ロイロット博士」が財産目当てに「ミルクで飼い慣らした毒蛇」を使って義娘を殺すのだ。 が、しかし、実際には蛇はミルクを好まない。 と言うワケで、「まだらの紐」が出版された「1892年(事件設定は1883年)」以降、「100年以上に渡って」多くのシャーロキアンたちから「蛇はミルク飲まないし」という数多くの「ツッコミ」を「コナン・ドイル」は受ける事になる。 どうやら、当時アフリカ辺りでは「蛇はミルクを好む」という間違った風評があったらしい。 ちなみに、当時ロンドンでは近郊の農家から「ミルク売り」が毎日天秤を担いでやって来ていたのだが、それは「大量の水で薄めた酷い物」も多かったという。 「1868年以降」鉄道輸送や駅に作られた冷蔵庫などにより、ようやく新鮮な牛乳が大都市ロンドンに供給される様になる。 酪農地帯を通る「グレート・ウェスタン鉄道」は「牛乳鉄道」と呼ばれていた。 →元に戻る 【パスタ】 私は「パスタ」でいつも思い出す宮崎駿の(が関わった)アニメのシーンが二つある。 一つはTVシリーズ「母を訪ねて三千里(1976)」。 「マルコ」のイタリア時代。 大鍋に大量に沸かした湯にパスタの束を入れてグツグツと茹で、昼食のため帰宅してきた父親と一緒に、「塩」と「粉チーズ」だけで「ムシャムシャ」食べるシーン。 もう一つは劇場長編「ルパン三世 カリオストロの城(1979)」。 「カリオストロ公国」の城下町に宿を取ったルパンと次元が、「ミートボール」がゴロゴロ入った特山盛りのパスタを奪い合いながら「ワシャワシャ」食べるシーン。 どちらも実に旨そうなシーンであり、この場面を観る度に私は、パスタを茹でて「モリモリ」食うのである。 →元に戻る 【ハドソン夫人】 ホームズとワトスンが住むベイカー街「221B」の下宿の大家である。 正典では「人の良い老婦人」であったが、アニメ「名探偵ホームズ」では「若い未亡人」として描かれていた。 ちなみに当初、宮崎駿は犬キャラばかりの「名探偵ホームズ」の中で、このハドソン夫人だけを「妙齢な若い人間の女性」にする事に拘ったという。 ちなみにちなみに、正典ファンのシャーロキアンたちには、彼女の名前は「マーサ」であるというのが大方の共通した意見であるが、アニメ「名探偵ホームズ」では「マリー」と呼ばれていた。 →元に戻る 【ハドソン夫人の造形】 アニメ「名探偵ホームズ」はイタリアとの合作だが、最初に話を持ちかけてきたのはイタリア側であった。 その際、ハドソン夫人の造形は「ブルドックのおばさん」だったという。 ハドソンを「人間の美女」にしたかった宮崎駿だが、それは受け入られず、それでも最後に頑強に抵抗して今の「犬の若い未亡人」に変えさせたという。 実に正解であった。 →元に戻る 【モリアーティの造形】 アニメ「名探偵ホームズ」のモリアーティの造形の源流は、大昔のTVアニメ「ハッスルパンチ(1965〜66)」の「ガリガリ博士」にあると私は思う。 さらに言えば、その途中に位置するのが劇場アニメ「どうぶつ宝島(1971)」の「男爵」にあると思う。 どちらも「もりやすじ」のキャラクター・デザインだが、若き宮崎駿もスタッフとして参加している。 ここには由緒正しい「東映動画」の、愛らしくて憎めない「動物擬人化悪者キャラ」の系譜があるのだ。 →元に戻る 私の勘違いや記述ミス、間違い等がありましたら、ぜひとも教えていただけると嬉しいのであります。 |
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