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観劇データ

劇団 bird's-eye view 劇場 駒場アゴラ劇場
内田達也 演出 作者と同じ
観劇日 2000/09/18 観劇時間 ソワレ
出演者 山中崇、松下好、杉浦理史、坂本弓子、近藤美月、工藤寅生、三浦香代、糸井幸之介、山中郁、諫山孝治、小野ゆたか、柏原直人、金崎敬江

感想

 これといったストーリーのないオムニバス演劇。親子を演ずる4人組み。見えない恋人をさもいるかのように振る舞う男。二人の想像力のみで新生活を形づくろうとする恋人同士、口の聞けない女の子とその父親だと言い張る男の奇妙な愛情関係、ものすごい数の役をこなしながらも愛情関係がすべて一方通行な男女の関係をみせる三人の男女。

 通常のオムニバスと異なり、個々のストーリーは断片に分解され、時には同時に/あるいは錯綜するような感じで重なり合う。ばらばらでありながらも、全体は一つのストーリーというかメッセージのようなものがなんとなく伝わってくる。無理矢理言葉にするとすれば、「コミュニケーションの崩壊」とかそういうテーマが。説明の難しい不思議な世界を醸し出していた。
 ただ、山場がない分最後の20分くらいがダレた。こういう舞台での緊張感を観客(というか私)が維持できるのは、1時間半くらいが限界ではないだろうか?

 印象に残っているもの
 全体に統一されたパステル調のパッチワークデザインな衣装。オレンジ色の舞台は、貨物の緩衝材(正式名称が分かりませんが、よく壊れ物を包んでいる空気のクッションがついた包装用ビニールシート。私のまわりではもっぱらブチブチと呼ばれている)に包れて恐らくどぎついその色もやんわりとしたイメージにしている。見た目の統一感やヴィジュアルには拘ったらしい。でも....照明がいまいちだった。きれいなシーンがないんだよね。ちょっともったいないなと思った。
 役者さんの演技は、もうちょっと練習してたらなと思う部分も多々あり。特に親子を演ずる四人組をやったグループとものすごい数の役をこなしたいた3人組みは見ていてつらかった。逆に見ていて気に入った役者さんは、金崎敬江さんと三浦香代さん。見た目ではなくて...いや見た目も可愛いが、演技の可愛さというやつが目を引きました。 ( 2000/09/19記)