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感想ストーリーはかなり明快でわかりやすく、何も考えずに楽しめるエンターテイメントとしてすごくいい。高橋由美子、堤真一、前田美波里等の客演陣の力量が遺憾なく発揮されている印象。但し、前作とストーリーが似通っているところと、殺陣のシーンが異様に多いのには少し辟易としたが 単純で頭は良くないが、腕はめっぽう立つし体は丈夫という物怪野獣郎(堤)が、晴明塚が応仁の乱で崩され、魑魅魍魎のうごめく京の都にやって来た。京では、晴明の子孫西門(松井)の指揮の下、晴明のライバル道満の霊が束ねるといわれる鬼たちから都を守っていた。しかし、その道満王と西門が同一人物であることが暴かれ、道満の子孫である蛮嶽(古田)が、西門を斬る。が、その血に含まれる晴明虫が蛮嶽に取り付き、蛮嶽が魑魅魍魎を束ねて京の都を鬼の手に落とし.... 再演らしいのですが、清角は、前回の公演を見ていません。登場人物とか増えて結構変わっているみたいですが...(あくまで伝聞情報) 休憩をはさんで、3時間15分の芝居の長さは、半端じゃない。さすがにどんなに面白くてもその長さを忘れるという訳には行かない。(個人的に実家近くで大きな地震があって、なかなか実家に連絡がつかないまま芝居を見始めたという事情があったせいかもしれないが) それでも、前作よりよっぽど楽しめたのは、ストーリーがすっきりした分、芝居を見ている側に雑念が入らずエンターテイメントに徹してみる事ができたから。何しろ堤真一は、単純筋肉系の主人公をいかんなく演じ切っているし、高橋由美子も少し線の細い印象があったのに、結構ハードな役をうまくこなしている。何よりも、鬼の側の前田美波里、手塚とおるの鬼ぶりがいい。前田さんの歌唱力と存在感はかなりのもので、出てきた瞬間から芝居の雰囲気が変わってしまった。 殺陣も、JACが殺陣指導をしているだけのことはあって、なかなか決まっている。高橋由美子は若干つらい部分があったが、昔、藤谷美和子の殺陣を見ている(「新・幕末純情伝」)僕の目には許せるレベル。 ラストの終わり方も好きでした。結構、こういう「To Be Continue...」といった芝居の終わり方ってすきで、主人公が成長して(この物語の場合、野獣郎よりも美泥の成長の方が印象的ですが)最後に更なる闘いに向かうというあたり何故か映画のMATRIXを思い描いてしまいました。 ( 2001/3/25記)
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