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感想  新感線作品には珍しく殺陣が少なめで、その代わりにミュージカルといった方がいいほど、歌と踊りがフューチャーされている。この劇団ミュージカル劇団だっけと思ってしまうほど。個人的には、殺陣ばっかりも歌ばっかりも少々辟易としてしまうところがある。但し、最後に向けての畳み掛けは心地よく、もう30分短かったらもっと面白かったのにと思った。   江戸の町は、老中の禁制で、全ての贅沢は禁止され、花火師の清吉も他の娯楽産業の担い手(?)と共に憂鬱な日々を送っていた。清吉が、郊外の葛西村でこっそり花火を打ち上げたその夜、星間警察とそれに追われる凶悪犯罪者が地球に不時着する。星間警察のそらは、清吉の花火を使って月に帰還しようとするが...   哀しい出来事の末、主演交替でワイドショーネタになった芝居。   結論からいうと、主演交替は、芝居の出来にはあまり影響がなかったんじゃないだろうか?   それよりも、いつもの殺陣ばりばりの新感線の印象が強いので、殺陣の少ない今回の公演はちょっと異色に思えた。 個々の役者は、出来/不出来の差が激しいように思えた。
客演陣の不出来な印象に比して、オリジナル新感線メンバーは良かったと思う。特に、栗根さん演じる小役人赤井は、本当に憎ったらしくてよかった。橋本じゅんさんもそうだが、こういう地力のある人が脇を固めるから新感線の芝居は、持つのだなぁと今回つくづく感じた。 全体に長すぎるのはしょうがないのかなぁ。オールキャストだし。でも長い。歌と踊りが少しカットされていれば....ミュージカル劇団だと思い込めばいいのかなぁ。でも、それにしては踊りとか歌がそれほど洗練されていない気がするし.... 個人的には、最後あたりのロケットの発射シーンで、ジーンと来ていた。先日のH2Aのロケット発射にも感動したくちなので、舞台上でそれが再現されたのを見るのはとても感動的だった。特に発射時の照明の美しさは、それだけで、いままで書いた不満が帳消しになるほど感動もの。
客演陣に不満とはいえ、藤村俊二さんは例外。かなり予想どおり。あれ以外ないよねぇ。ただ、出し過ぎかもしれない。もう少し、出番が少ない方が、かっこいいかも(印象には出番の多少にかかわらずめちゃくちゃ残るし)多分、藤村さんよりも作・演出双方が藤村さんの出演を楽しんでいたということかもしれない ( 2001/09/13記) |
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