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感想長い上に、これといった見所がなく、好印象を持ちにくい芝居。 一生懸命にやっているのは、伝わってくるがそれだけではなんともいいようがない。歴史的な事実に基づくからか、脚本の訴えてくるものがなにかこちらの心に迫ってくるものがないではないが、それは舞台上の役者の力ではなく、歴史上の事実の重さだったような気がする。 神風特別特攻隊の発案者と言われている大西瀧治郎氏は、軍令部次長になって軍部の改革を行い、早期終戦を目指すつもりであったが、レイテ島を守る為に、ある作戦を旨にフィリピンの司令長官の職に当たることになる。 その作戦とは、十死零生の体当たり後に特攻と呼ばれる作戦である。 当初は、レイテ島を守る為の期限付きの作戦であったはずの特攻は、敗色が濃厚になるにつれて多様されるようになる。大西は、特攻で散った若者たちの無念さを思うと戦争を継続せざるえなかったのだ。 しかし、敗色はますます濃くなり、大西の早期終戦案に当初否定的であり、大西に特攻の実施を迫った大本営は、今度は、大西の意に反し無条件降伏による敗戦を決断したのであった。 玉音放送の流れる日、大西は割腹自殺を遂げる。 時期が時期だけに、特攻の話を見るとどうしても現在の世界情勢を考えてしまいます。こうやって、色々な形で第二次世界大戦中の日本の姿をみると、現在のアフガニスタンや湾岸戦争中のイラクの映像とダブるから不思議です。 ある意味タイムリーです。勿論まったくの偶然だとは思いますが。 春田さんが丸刈りにして挑んだ芝居は、きっとJAEにとっては、とても革命的な芝居なのかもしれません。何せ殺陣がほとんどない、歴史超大作。 ただ、その革命がうまくいっていないのではないかというのが正直なところ。正直、2時間半の長丁場が持つ内容ではない気がします。僕はもっと、切った/はったの世界を期待していただけに残念です。 この路線でいくのは、JAEのプロデュースとしては、得策だとは思えません。観客がそういうものを期待してくるにはJAEの従来のイメージが強すぎます。また、役者の頑張りがあってもいかんせん若すぎる役者が多すぎてこんな大河ドラマのような芝居を担いきれていません。 芝居は、非常に丹念に真面目に作られていることは、ひしひしと伝わってきました。ただ、この方向を突き詰めても観客が望むものにはならないのではないかというのが、率直な感想でした。 ( 2001/11/18記) |
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