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感想
一ヶ月前PARCO劇場での観劇から場所がル・テアトロ銀座に変わって再観劇。長い芝居なのだが、時間を感じさせない手法はさすが。 幕末、唯一の写真師神田彦馬の写真館には、さまざまな人が出入りする。攘夷、開国入り乱れた人々が出入りし、家族の人生を巻き込み、彦馬はたんたんと彼らの写真を取り続ける。しかし、官軍はついに江戸に入り、彦馬の写真館も戦火に巻き込まれる。 上演も二ヶ月にわたるせいか、舞台の安定感が増し、演技がより細かく自然になっていると感じた。 今回はストーリーを知っている気安さがあり、舞台上のあちこちに目を配りながら見ることができた。 なかでも、酒井美紀さんがかわいい!表情が印象的で、場面ごとの心の動きがしっかりと伝わってくる。舞台上で最年少(?)の彼女が、もっとも表情豊かで見ている僕でさえも(男なのに...男だから?)彼女に共感してしまった。特にラストシーン近くのかつての恋人龍馬の死を知らされ、兄が撮影旅行にでかけると聞かされ...という部分で、酒井美紀さんの表情をずっと追っていると彼女の心の動きが手にとるように良くわかった。前回見た時は、結構突然、酒井美紀さんが泣き出しような印象をもっていたのだが、彼女の中では、ここで泣き出すのは当然の成り行きなんだなということを理解した。 梶原さんの存在感は、着々と増している。今回の公演では、やたら舌を「べー」って感じで出している顔が凄く印象に残っている。多分、前に見たときはなかった表情なので、今回の公演期間のどこかでやったら受けたもんだからそれを多様していたのではあるまいか(あくまで想像) いわゆるダブルキャスト/トリプルキャストの舞台でもないのに、こんなにも長い上演期間のストレートプレイは珍しいかもしれない。だからこそ熟成した舞台になっている。上記の2人に限らず全てのキャストがリラックスして演技をしており、結果として舞台上の存在感がみんな増していたように思う。(相対的には、上の二人が印象がより強くなったように思うが) ちなみに座席の良さもあるが、PARCO劇場よりル・テアトル銀座の方が落ち着いて見れた気がした。よく考えるとル・テアトル銀座では初観劇。 ( 2002/3/11記) |
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