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感想かなり有名なミュージカルだが、初めて見た。子供向けの印象が強く今までは少し避けていたのだが、改めて見てみると演出もしっかりしておりなかなか面白い。俳優としては、西牟田恵の演じるタイガーリリーが出色の出来。但し、音楽が、生オーケストラを利用せず録音だったのはミュージカルとしては頂けないものであった。 お父さんとお母さんがパーティに出かけた夜。お留守番していた、ウェンディ、ジョン、マイケルの三人は、自分の影を取り戻しに来たピーターパンに飛び方を教えてもらい、年をとらない国、ネバーランドを訪れる。そこは、迷子になった子供達とインディアン、海賊が入り乱れる国であった。
いつも魅力的なキャストを聞きつつもなかなか子供向けミュージカルという印象に押されて見に行くことの出来なかった舞台をようやく見ることが出来た。
会場は、予想通り子供だらけで、異様な雰囲気。しかし、舞台自体は子供向けに手を抜いているという印象のあるものではなかった。
肉体派の男性陣(インディアン)に囲まれてのアクロバティックなダンスは圧巻で、息を呑む。ある意味、この舞台の最大の見せ場は、この前半のタイガーリリー登場のシーンだと思った。 ミュージカルというには、ダンスシーンが少なく、また子供の集中力を気遣ってか、休憩が多いのが気にはなるが、全体としては期待以上の出来。西牟田さんもすごいが、鶴見さんのフック船長もなかなか面白い。
子供が多い会場は、新鮮な反応があり他のミュージカルとはちょっと違う雰囲気で面白かった。(最初は気おされたが)
しかし、オーケストラが生ではないのは、ミュージカルとしてはちょっと頂けない。制作費の関係等大変さはわかるが、子供が多く見に来るミュージカルだからこそ生演奏の音楽の迫力を是非生かす舞台にしてほしいと思った。
後、見ていて気になったのは(多分、脚本上の問題だけど)何故お父さん/フック船長はダブルキャストなのに、お母さんはダブルキャストじゃないの?ということ。子供の夢の世界であるネバーランドに子供達の両親がいるほうが自然な気がしたのだが....個人的にはタイガーリリーの西牟田さんが、母親役をやって、お母さん/リリーというダブルキャストだとお父さんの方と釣り合いがとれていいように思うのだが。
もちろん、比企さんの母親役には文句はないのだが。ただ、ラストシーンにはちょっと無理があったように思う。 ( 2003/7/26記) |