きたきた。今年の大イベントのひとつ髑髏城の二本立ての二本目アオドクロの登場。
ストーリーは、アカドクロと同じとはいえ、細かい演出は結構変わっていてそれが面白さを倍増させる。
とは、いいつつ既にアカドクロを結構忘れてしまっているので、細かい比較が出来ない。(前の一行と矛盾しているが)
とりあえず、全体の演出としては、アカの方がスピード感が会った気がして好きだった。(多分、アオの方が長いような気がする。休憩20分をはさんで、3時間40分)
なんか、染五郎さんはちょち期待はずれ。いや、すごいし華があるのは変わりないが、三枚目をやらせたときのわざとらしさがどうもしっくりこない。単独で見たときはそれほど感じないものが、さすがに古田さんと比べるといまいちうそっぽい。(古田さんはほんとにすけべにみえるけど、染五郎さんはそう見えない。ほんとのところは判らないけど)
そもそも、なぜに染五郎さんは、髪が白いのだ???アオドクロということで、舞台全体がアオ系の照明になっているような気はしたが、白い髪の衣装はかなりいただけない。(チラシはかっこよかったけど)なんか、あの髪で全体が一気に うそっぽくなった気がした。好みの問題だとは思うが、なんか歌舞伎上のお約束のようなものがあるのだろうか?
逆に天魔王の時はかっこいい!!!2幕目の頭の舞踊のような舞はさすが....声を失った。
他に印象が残ったのは、意外(失礼!)な熱演のラサール石井さん。正直、小劇場系の舞台で見る事が多い事もあり、この新感線の舞台で活躍できるか心配だったが、殺陣も決まって....杞憂であったらしい。なかなかの狸おやじぶり。朝2:30起きが続いているとテレビで行っていたのを見たが、公演期間の最後まで体が持つか不安だ。
池内さんの蘭兵衛は、予想どおり。アカの水野さんの美しい蘭兵衛も捨てがたいが、池内さんのかっこよさもなかなか。主君を思う苦悩のようなものがわりとイメージどおりに演じられており、最後あたりの裏切りの部分もかなりスムーズに見る事ができた。
ショーマで、何度か見た事のある川原さんの演技は楽しみにしていたもののひとつ。そのため、最初に配役を見たときには結構驚いた。まさか、荒武者の一人とは...見せ場も何もないのではと思ったが、見せ場はあった。前回アカドクロの時もうるうるきた荒武者の最後のシーン、川原さんのおかげでさらにうるうる度が上がってしまった。ただ、もっと見たかったというのはある。もっと悪役っぽい役を想像していたのだが....
女優陣の印象が、薄い。もともとそういう芝居ということもあるだろうが、アカドクロとキャラ的にかなりかぶるイメージの役者さんが演じていて、アオドクロとしての特異性がない。例えば、極楽太夫あたり全然違う極楽太夫像をアカかアオで作ってほしかった気がする(イメージはないが....)
逆に、贋鉄斎は、アカアオそれぞれまったく違っていて楽しかった。ただ、やはりアカの梶原さんのインパクトが強すぎ。でも、そういうときに三宅さんのやり方はかなり反則。確かにこうでもしないと梶原さんのあの贋鉄斎には勝てない...。いや残念ながら勝ってないけど...