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感想20年以上前に野田秀樹が書いたというある意味伝説の戯曲。ひさしぶりに「わけのわかんない心地よさ」を感じました。 心地よさが訳がわからないというよりも、脚本がまったく「わけわかんない」が故に心地よい感じでした。昔、初めて遊眠社を見たときの感覚に近い感情です。これにくらべると最近の作品はわけがわかるようになった分、研ぎ澄まされた若さが無いように感じました。「オイル」で感じた何か足りなかった感じのひとつはこの若さだったのかもしれない。 【ストーリー】 理解した自信がないので割愛
脚本の意味は理解できなかったと思います。(きっぱり!)
でも、いいんです。昔の遊眠社はこうで、それを僕らは楽しんでいたんだから....という事実を思い出しました。
そういう意味ではノスタルジックな作品だなぁと思いました。(ちなみに、僕が初めて遊眠社を観たのは1998年の「野獣降臨」から、走れメルスを観たのは今回が初めてです)
向こう岸とこっちの岸、蚊帳、浴衣の女、ランニングシャツの男、火事、虫の死をきっかけにした町の火事、など等のキーワードが後半出揃うにつれて、僕の頭の中にある舞台が浮かんできていた。「千年の孤独」(by 新宿梁山泊)
見れば見るほどそっくりだぁと思っていたのですが、考えてみれば芝居の成立はあきらかにこちらの方が先。もしや....
深津さんはかわいいです。大事なことなのでもう一度書きます。深津さんはかわいいです。(かわいいという年では既にないかもしれませんが)この芝居の中でもっとも安定した演技をやっていたという気がします。そして、完全に僕はやられました。目を離せませんでした。
勘太郎さんは、割と良かったと思います。深津さんに助けられた所は多いように思いますが、大河で見ていた時からいい役者さんだなぁと思っていましたが、今回の演技をみて確信に変わりました。(話によれば公演の序盤はなかなかきつい部分もあったみたいですが)
逆に、小西真奈美さんと河原雅彦さんのコンビはちょっときついと思いました。河原雅彦さんはメルスをやるには年をとりすぎているように思えました。小西さんは、がんばっていたし役の雰囲気にもよくあっている役者さんだと思いますが(つかさんの「鎌田行進曲」以来結構好きな女優さんです)いかんせん声が枯れているのが相当来ました。台詞が聞き取りにくいところがところどころあって、好きな女優さんなもんだからかえって心配になってしまいました。
長丁場の舞台なので、本当は何回か見たかったなとの思いもありますが、超人気の舞台。1回見れただけでもラッキーと思うことにしました。
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