感想
脚本の青木さんに惹かれて見に行きましたが、役者さんの素晴らしさに感動して帰ってきました。逆に言えば、役者さんの素晴らしさを引き出した脚本の素晴らしさかもしれませんが。
【ストーリー】
舞台は東北にある旅館。東京の私立高校の生徒たちが修学旅行でやって来ている。
消灯時間が過ぎ、教師たちは生徒の見張りやら、明日のミーティングに出掛けるやらで廊下をウロウロしている。この高校の卒業生である数学教師・星は、恩師・笹木の紹介で中途採用されて来たが、笹木の評判は教師たちの間であまり芳しくないようだ。
その理由を探るうちに星は、笹木や他の教師との会話から、やがて自分自身の抱える問題と向き合う羽目になり・・・・・
以上劇団HPより
【感想】
青木豪さんのお芝居を昨年みて、その作劇に感動をしたので、伺いました。初文学座でした。
文学座のアトリエというのが、まったく普通の民家みたいなところで、それはそれで劇団の歴史を感じる素晴らしい劇場でした。靴箱に劇団員の方でしょうか、ひとつひとつ名前が書いてあるのを見たりして、いわゆる劇団の稽古場というものを見せられた気がします。
青木さんの脚本も素晴らしかったのですが、この舞台はなんといっても、役者さんの年齢層の広さや確かな演技力に感心しました。小劇場では見ることのできない、年配でかつ演技力がしっかりした役者さんがこんなにいる劇団というのはやはり貴重なものなんだなと感心しました。
特に、旅館の女将役の女優さんは、存在感がすばらしく、演技の筋が通っていたように思います。
さすがに、高校生役の二人は、少しつらいものがありましたが、定年間際の高校教師という役など本当に学校にいそうな先生像が見事に演じきられているのはすごいなぁと思いました。
多くの人が経験のある修学旅行の夜の先生たちを主人公にしたこの舞台の設定も、客席が舞台上の人たちに親近感を持ちやすい芝居になっていたと思います。
(2006/05/04記)
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