予想外に(失礼)面白い舞台でした。
舞台は、法廷そのまま。昔(まだ法学部の学生だったころ)法廷の傍聴に行ったことがありますが、そのときの雰囲気そのままです。
面白いのは、当然法廷劇で重要な役割を果たす被告が、客席に背を向ける配置になっていること。確かに傍聴にいけば、そうなんですが、演劇としてはちょっとした冒険です。
ストーリーは、事実が少しづつ明らかになるにつれて、逆転逆転という展開は、目が離せない感じで、見ていて面白くてしょうがなかったです。
役者さんも、よくて、ちょっとお茶目な感じの裁判官(でも、確かにいます。あんな雰囲気の人。傍聴に行くと)やかっこ悪い弁護士(これもいます。)がすごくはまっています。
僕自身、法学部の学生だった時代、傍聴に行った裁判で、まさにビシッと決まった検事と頼りないかっこ悪い弁護士、ちょっとお茶目な裁判官という組み合わせを見たので、この舞台の設定はすごく現実味がありました。(おかげで、弁護士志望から検事志望になりました。いや、結局司法試験そのものをあきらめましたが)
今回の検事役、松永さんはかっこよさピカ一です。対照的にデビット伊藤さんの弁護士役の情けなさが際立ちます。(デビット伊藤さんが太っていたというのも情けない感を出してた気がしますが)
お楽しみの、日替わりゲストは、SETの丸山さん。すごく妙なイメクラ嬢をやっています。創りすぎててなにがなんだかわかりません。大爆笑でした。
さて、舞台として冒険だと思った被告が舞台に背中を向けている配置。やはり、ラストシーン近くの被告の長せりふを背中越しに聞くことになりました。いや、法廷にいったってそうなんですが、すごく重要なシーンであったこともあり、すごく不満が残りました。演出意図としては、理解できるのですが、観客って(俺って?)わがまま。