フォークって、僕にとってはちょっと上の世代が燃えた音楽で、古いというイメージが強いのです。
吉田拓郎のカリスマ性も、いまいちピンときません。(堂本兄弟のイメージが強いんですよね。)
が、なぜか、最近妙にフォークを題材にした舞台によく出会います。
たまたま見に行っている舞台がそうなんでしょうが、ちょうど見に行っている劇団の中心人物が、フォークがジャストミートする世代なのかもしれません。
今回の舞台は、宮崎の田舎町にフォーク歌手がやってくるということで大騒ぎ。しかも、呼んだ女子高生の思い込みと行き違いから、吉田拓郎が来ると思い込んでいた田舎の人々といまいち時代とすれ違っているフォーク歌手達との思いのすれ違いが騒ぎを大きくしています。
扉座の六角さん、元カクスコの井之上さん、元惑星ピスタチオの保村さんという客演陣が時代からずれている怪しいフォーク歌手をうまくやっています。
舞台袖(といっても、地元の高校の体育館兼用の講堂の袖という設定ですが)で、全てのストーリーが展開していく様子で、なんとなく、SHOW MUST GO ONという舞台を思い出しました。といっても、この舞台では最後の数シーンだけが、本番中の袖なんですが。
実は一番印象に残ったシーンは、フォークとはちょっと関係ないシーン。フォーク歌手を目指して、思うようにいかない六角さんが、故郷を思うというシーン。保村さんがウクレレで弾く津軽三味線(に聞こえてきてしまう!すごい)と海の音をバックにたたずむ故郷を思う六角さんが、ちょっと背筋がぞぞぞっとするほどかっこいいシーンでした。