最初の小学生姿で卒業文集を読むシーンは見ていて恥ずかしい気持ちがしました。私とあまり年齢差のない男優陣が小学生姿で子供言葉をしゃべる演出にたいしての恥ずかしさと、自分の子供の頃の文集とかに書いたことの内容を思い出しての気恥ずかしさが入り交じったものです。
ずっと、この設定(=小学生)でいかれるとつらいなぁと思っていたのですが、現在のシーンになって安心しました。
4人しか出ない舞台でかつその4人が出ずっぱりという構成はかなり難易度が高いんじゃないかと想像しながら見ていました。ちょっとトイレに行くとか、電話にでるとか、酔いつぶれるとかそうやって登場人物がその場から消えた時にストーリーが進んでいきます。
4人の関係は4人が舞台にいるときには みえてこないでそういった誰かがかけたときに語られる会話によって人間関係が重層的に浮かび上がってきます。
子供時代の事件(万引き発覚、公園での拳銃(本物?!)の発見)が少しづつ明かになり、はじめに見えていた人間関係がかわっていく様子も面白くみることができました。
全体によくできていると思いつつも何か今一つ印象にのこるものがありません。もしかしたら、田村さんがパンフレットに書いているようにこの作品がもともと今回演じる役者をイメージしてかかなかった外部向け作品だったこととそれを消化するのに苦労した役者陣の不慣れに原因があるのかもしれません。
このような形の公演を今後も続けていきたいとのことだし、今後に期待したい。