結局、観劇から1ヶ月近くたってしまった。本当に申し訳ない。
全体として笑いの部分やシリアスな部分はしっかり作りこまれていて、よくできていると思いました。ただ、それ以上の感動があるかというとちょっときつい。
父親の幽霊が、偶然にやってきた娘に日記を通じて語りかけるという終盤の位置シーンはちょっとぐっとくるものがありましたが、それ以外はかなりありきたりな印象が否めません。
何よりもいただけないのは、ほとんど全ての出演者に対してラストシーンに近いような見せ場を用意していたこと。おかげて、芝居の終盤5回くらい手を叩きかけました(終わったと思った)
ファミレスなんかで、席についてからほっとくと外で待たせているより時間を客が長く感じるなんて話をマンガで読んだばかりだったのですが、芝居の時もいっしょですね。心理的に「ここで終りか」と思ったシーンから後のシーンは異様に長く感じました。シーンが必要だとしても演出のやりようで(暗転を取らないだけでもだいぶ違う)この心理的終わった感は緩和できたのではないでしょうか?(結果として、この芝居長いという印象も)
ま、ということも半ば確信犯でやっているようなので、そうなるともうこの劇団とは自分の観劇スタイルが合わないというしかないのですが。俳優がプロデュースした場合、自分が出たくってプロデュースしている場合、参加してもらっている全ての俳優に見せ場を作ってあげようとする気がします。そのときの視点に観客がみたらどうのかという視点がない気がします。
観客の視点がないという点でいけば、客入れも見ていていらいらするものでした。
楽日、リピーター歓迎という日程から考えて観客があふれることは想定済みだとおもったのですが、エレベータを利用して入ってくるお客さんにほとんど声がかからない、前の方が空いているにもかかわらず後ろのほうの通路を塞いでしまう等々ちょっと不慣れにもほどがあるといった部分が見えました。もっともいらついたのは、役者が出てきているにも関らず声をまったくださずボーっと立っていたこと。客いれについて考えさせられました。