最近、お気に入りの劇団である桟敷童子の主要なメンバーと劇作家の東さんの作品と言うこともあり注目していた芝居だった。
行きなれば劇場であるTHEATER/TOPSということもあり、行きたいと思っていた一方で、こじんまりとした劇場でいつものダイナミックな舞台装置を封印されてしまって果たして面白いのか?という不安もあった。
結果としては、杞憂に終わった。
恐らく初顔合わせの道学先生青山さん、KAKUTAの桑原さんという役者さんの持ち味をうまく引き出して、個々のキャラクターの個性が立った物語になっていた。
特に、青山さんのいい加減だが責任感のある役柄は、共感しやすかった。なんとなく子供っぽい役柄の多い夢のある話の中で、大人と子供を共存させた不思議な役を見事に演じていた。恐らく、青山さんでなければ、この役は難しかったのではないだろうか?
女優でも、桑原さんの演技はとても惹き付けられた。かわいくて、それでいて憎めない妻役がはまっていました。
逆に、主役の松田さんは、舞台にあまりなれていない不慣れな感じが感じられてしまいました。演出の問題もあると思いますが、モノローグ等含め見ていて少しつらいものがあったように思いました。
装置も、大掛かりなしかけがないものの、非常に手の込んだよくできたものでした。THEATER/TOPSでこんなに印象的な装置は、ラッパ屋の舞台で見た大きな桜の木以来だった気がします。