山の旅
奥多摩・奥武蔵


お膝元・やはり再スタートもここから…奥多摩・奥武蔵の山々
 
 
●東京育ちの私にとっては、はるか昔の小学校の「遠足」、中学校の「課外活動」などで、東京近郊の里山や湖沼などに行った記憶がある。子供が小さいときキャンプや川遊びに連れて行ったことがある。 私のアウトドア体験の身近なフィールドが奥武蔵であり奥多摩であった。

●若かりしころの、私にとっての奥武蔵・奥多摩…街の山岳会に入り本格的な登山にのめりこむ前に、さしたる専門の道具もなしに、独りで歩き回ったのが奥多摩の山々だ。結構、あっちこっち歩き回ったように思うが、思い出すのは「ケーブルでの御岳山」、「馬頭刈尾根からの大岳山」、「高水三山」、「棒の折れ山」 くらいだ。沢登りもどこかあるのだが場所が思い出せない。高校の友人たちとの「三条の湯・雲取山・石尾根」のコースも懐かしい思い出だ。

●今の、私にとっての奥武蔵・奥多摩…40数年ぶりの山の復活の舞台が、なつかしの奥多摩・奥武蔵の山々となった。家族と、青梅街道から御岳渓谷・鳩ノ巣渓谷や奥多摩湖(小河内ダム)、奥多摩周遊道路を通って、都民の森・数馬、五日市街道など、奥多摩山域の里を知っていたので、これからの自動車利用での「山登り」には最適でもあった。最初(2005年)は、体力検定を兼ねて、奥多摩三山を含む「奥多摩プロジェクト」からスタートした。



 
08 奥多摩・奥武蔵
07 奥多摩・奥武蔵
 
   
   
09 奥多摩・奥武蔵
 


【 2009・
高度順応・体力強化

■鴨沢〜登り尾根・堂所・ブナ坂・雲取山・ブナ坂・堂所〜鴨沢  (09.09.21

 



  ↑秋の大型連休で、大混雑の雲取山・山頂(避難小屋の西側にも大勢いた) 

 
  ↑登山開始から約1時間で小袖山     ↑堂所手前で見た別荘風の山小屋

 


●先週に引き続き、また近場の「雲取山…標高差約1500m」に挑戦した。前2回と同じコースではつまらないと思い、隣の「赤指尾根から七つ石山」経由で雲取山をもくろむも、鴨沢から歩いて15〜20分隣の駐車場のある「留浦(トズラと読むらしい)」から、赤指尾根に直接登るルートはネットで調べると、かなり「勘」を要するらしい。ムリはしたくないので、小袖乗越から始まる「登り尾根(小袖山から堂所まで)」はどうなのか、これもネットで調べた。いくつかの記録はあり踏み後は薄いが、迷うことは無さそうだ…ということで今回は少し変ルートにした。

●朝飯は小袖乗越で食べるつもりで、鴨沢を6時10分には出発した。小袖乗越の小さな道標(雲取山100m先・登山口)のある石垣沿いに尾根に取付く。最初の急斜面を登り、別荘風の小さな建物を見ながら尾根の左手を巻くように行くと踏み跡が消えた。無理やり尾根筋に登ると正規の踏み跡にでた。

● 注意しながら踏み跡をたどり鴨沢から1時間ほどで、深い木々に囲まれた「小袖山」に到着した。地図によればあとは200mの標高差の尾根筋が堂所まで続く。林業の手入れの道はあるが、尾根筋上の踏み跡は薄く、赤布やテープなどもほんの少しで頼りにならない。ただひたすら尾根筋を「勘」を働かせて行くしかない。

●それでも変化に富んだ尾根筋刷毛着こう楽しめた。堂所の少し手前に別荘風の山小屋が出現して驚く。堂所に休みを入れて2時間40分かかった。後は、七つ石山への分岐、ブナ坂、奥多摩小屋を経て山頂まで多くの登山者と前後して登った。

帰りに鴨沢に着く直前で、変な歩き方をしているグループを追い越す。休日ダイヤのバスは行ったばかりで、先着していた何人かが困っていた。変な歩き方の人(捻挫したらしい)と女性二人を乗せて奥多摩駅まで送った。


 
   


【 2009・
高度順応・体力強化

■鴨沢〜堂所・ブナ坂・雲取山・ブナ坂・堂所〜鴨沢  (09.09.14

 


 
  ↑霧が流れる雲取山            ↑一瞬、青空が広がる雲取山

 


●先週の「富士山」続いて、今週は近場の「雲取山…標高差約1500m」に再び挑戦した(前回は6月)。 6時少し前に「鴨沢」につき朝食を済ませて6時20分に出発、ちょうどこのとき始発の鴨沢行きのバスが到着、若い男女の登山者が降りてきた。 登山口道標には山頂まで5時間とあり前回は休みを入れて5時間だった。今回は、休み含み4時間半・11時には着きたい。

●深い樹林のなかに朝日が差し込む。緩やかで歩きやすい道を辿り、標高1000m付近の廃屋や畑地の囲いを過ぎると、水場がある。ここから30分ほどで「堂所」があり、その直ぐ上の明るい小さな広場で一休みする。ここまで2時間、前回と同じペースだ。 ここから七つ石の分岐(2箇所ある・上の分岐)まで40分ほど登りが続く。前回はここがかなりキツイかったが、今回はそれほどでもなかった。分岐からは標高差の少ない、巻き道をブナ坂まで歩く。何度か樹林帯が途切れ明るくなる「ブナ坂風のだまし」を過ぎると、本当の「ブナ坂」には予定より早く、9時30分に着いた。明るい防火帯の石尾根に出て一休みする。

●前回(ときどき雨の予報)と同様(今回は晴れ予報)、青空が見え日が射したり霧が出たりする尾根筋を、奥多摩小屋、富田新道出合いと今回は尾根筋のアップダウンを忠実に辿り、予定より10分遅れの11時丁度に、何人かの先着者のいる山頂に着いた。今回はデジカメを忘れ、山頂付近で思い出して「携帯のカメラ」を使って何枚か撮影した。
三角点付近で今回はカレー蕎麦・ライスを作り食す。今回も山頂展望がなく、皆さん早々に下山する。私も食事を済ませて11時50分下山開始する。

●前回と異なり霧の中(幻想的!)ではないが、周辺の山々には雲が垂れ込めている。奥多摩小屋・ブナ坂・堂所で足休めしつつ、下りは3時間目標で頑張った。 下りは前回とほぼ同じ3時間10分・15時少し過ぎに着いた。駐車場のトイレは水がでずカラタが拭けない。隣の東京都側の「留浦」の停留所のトイレの水場を使いサッパリする。帰りは「山城屋のわさび」を買って青梅街道・吉野街道・新青梅街道を通って18時少し前に自宅に着いた。


 
   


【 2009・夏 体力強化 】


■鴨沢〜堂所・ブナ坂・雲取山・ブナ坂・堂所〜鴨沢  (09.06.15

 

 
 ↑青岩谷からの霧が流れる雲取山     ↑帰りの霧の中のブナ坂
 


雲取山は毎年、秋の紅葉のシーズンに(登山を再開してから)4回登った。三峰から、日原大ダワから、日原・富田新道から、そしてこの鴨沢から…(若いときに三条の湯から)。沢登を除けば尾根筋は全ての方向から登っている。一度は、春の新緑のころ、花が咲くころ、登りたいと思っていた。天候は期待せず(幸い薄日も射し、帰りの樹林帯で少し降られた程度)。

●今回は「体力強化」…毎日の基礎訓練の成果を検定するために、アクセスの良い鴨沢から単純往復(七つ石山も巻く)する、標高差約1500mの登り…が主眼だ。6時に鴨沢到着、朝食後、6時30分に登山開始、途中の堂所・ブナ坂・奥多摩小屋で小休止・行動食を取り、11時30分(ちょうど5時間)に誰もいない山頂に着いた。

●三角点で天ぷらそば・ライスを食し満腹になる。展望もなく、独りきりで寂しいことこのうえなし。12時15分に下山開始。登りは青空も見えた明るい尾根は、私の下るのを待っていたかのように、霧に包まれた。森林帯のブナ坂は一層幻想的となり、七つ石の巻道や堂所への樹林帯の下りでは、深い霧で懐中電灯の明かりが欲しいほどとなった。山頂からブナ坂に13時、堂所に14時、鴨沢の駐車場に15時30分に着いた(帰りは3時間15分)。

●若い山仲間のOさん達の速さにはとてもかなわないが、ガイドの所要時間よりは多少上回り、疲労度からもまずまずの成果だったように思う。ただ、連日のこのようなアルバイトとなると続けられるか心配は残る(金峰山の次の日の小川山では結構疲れた…)。この課題・心配は今度の富士山(初日=五合目-山頂…標高差約1500m、二日目=七合目-山頂…標高差約1000m・プラスお鉢めぐり)で明らかになるはず。


 
   



【 2009・春 近郊ランダム 】


■奥多摩湖畔〜小河内峠・惣岳山・御前山・サス沢山〜湖畔  (09.04.24

 

 
 ↑御前山の手前で…カタクリの群生    ↑下から写した…カタクリの花模様
 


●家の工事が終わって、待ちに待った「御前山のカタクリ」を見に、奥多摩湖に車を走らせた。6時少し過ぎに湖畔の駐車場に着く。カタクリの最盛期と見込んでいるが、平日・早朝なので車はほとんど無い。今回は最短の大ブナ尾根からでなく、湖畔を少し廻って「小河内峠」から「御前山」を目指す。地図より手前の水窪沢の出合から登山道があった。沢沿いに少し行くとジクザクの急登が始まる。30分ほど湖畔の林道歩きが準備体操となり、辛くは感じない。

●何よりも新緑、ミズナラやブナ(と思う?)の芽吹きが、春の気配を濃厚に感じさせる。30分ほどで尾根筋の防火帯に出た。標高800m付近まではなだらかな尾根道を登るというより歩くという感じだ。新緑を伝わる春の風が、少し汗ばみ始めた身体に心地よい。 奥多摩湖面が木々の間から見え始め、今月はじめに登った倉戸山・鷹ノ巣山など石尾根の稜線が見える。ほどなく防火帯から離れ、巻き道を辿ると小河内峠に出た。小河内峠の、満開のたった一本の桜が印象的だった。反対側の「陣場尾根」の針葉樹を伝ってくる風が冷たい。

●峠から何回かの登りがあるがここも防火帯の明るい道を行く。うす紫・うす青の小さな花が目立つようになってきた。程なくカタクリの植生・保護を示す看板があらわれた。落ち葉が深く、花の気配は全く無い。 崩壊箇所のあるという尾根筋の道から右手に迂回する。その先は奥多摩湖側が急斜面の痩せ尾根が続き、今までの呑気歩きから緊張させられる。岩混じりの登りの手前から、花びらがまだ開いていない「カタクリ」が一輪・二輪と出現し始めた。花びらは閉じており、色合いも薄く、急に下がった気温に凍えているようだ。

●ここから惣岳山・御前山までは「カタクリ」がそこかしこに咲き誇っていた(ただ…群生しているというよりあちこちに2・3輪ずつ…)。いずれも遠慮がちに俯いて(下向き)咲いており、写真を撮るのに苦労する。咲くまでに7年を要し、咲けば1週間の命だそうで、大事に保護されているのがわかる。見覚えのある広々とした惣岳山に出て、囲われた登山道を御前山に向かう。ここで初めて人に会う(写真家のよう?)。 御前山までは「カ
タクリと見合い」しながら呑気に歩く。山頂には時間が早く(10時丁度)誰もいなかった。山頂にもカタクリが無防備に何輪も咲いていた。早すぎるがカップラーメンとおにぎりで昼食、風も無く、昼寝をしたくなる陽気だ。


 
   


【 2009・春 近郊ランダム 】


■奥多摩湖畔〜倉戸山・鷹ノ巣山・将門馬場・六つ石山〜水根・湖畔  (09.04.04

 


↑奥多摩・鷹ノ巣山…南アルプス遠望(甲斐駒ケ岳から赤石岳まで)
 

●久しぶりに奥多摩・鷹ノ巣山に登った。前回「川苔山」にご一緒した「Tuさんの若い仲間の皆さん」が良く登られている山だ。私も何度か登り、縦走で通ったこともある。富士山や大菩薩の峰々、丹沢の山々、手前の奥多摩三山と、展望に優れている。
今回の収穫は天気がよかったせいもあり、春先の陽気ではあまり見られない「南アルプスの山々」が見えたことだ。

●今回は久々に車で出かけた。電車やバスの時間に拘束されずに、早めに登山口にアクセスできる。この時期、夜明けが早くなっている。5時前に家を出たが東の空は既に明るくなり始めていた。奥多摩湖畔(ダムサイト)の駐車場に車を置いて、直ぐ上の「見晴らしの丘」から「大麦代展望台」方面を目指す。途中に、下りの「展望台」方面とともに「山道」を示す道標がある。道筋はハッキリしていて、尾根筋を巻くように並行して続く。登山口から30分ほどで、倉戸山への尾根筋に出た。

●有名な登山家がこの付近で「熊」に襲われたところだ。道標に「熊出没注意」と張り紙してある。鈴と呼子を持ってきた。針葉樹の尾根筋を1時間登ると落葉樹の明るい道になった。奥多摩湖対岸の「御前山」や「大岳山」「三頭山」が木の枝越しに見える。落ち葉が堆積して道を隠す。この季節特有の心地の良い歩みとなる。大岳山を超し御前山と同じ高さになると、明るくやたらだだっ広い倉戸山の山頂に着いた。

●何も無い山頂を後にして、明るくなだらかな登りの尾根筋を行く。落葉樹の木の枝越しに「富士山」や、石尾根の「鷹ノ巣山」や「七つ石山」が見える。いずれも山頂付近に雪がある。 1時間半近くかかり「かやの木山」(道標なし)付近に着く。この先で「水根」からの道と合流、残雪が多くなった。左へ下る道(通行禁止)を分けて、丈の高い笹の切り開きを登ると、「巻き道の縦走路」に出た。この先に「石尾根尾の縦走路」への上り口があり、展望の開けた防火帯の尾根筋に出た。 正面に鷹ノ巣山が見え、左手に富士山、大菩薩、南アルプスが遠望できた。 鷹ノ巣山・頂上には11時30分に着いた。



 
   



【 2009・春 近郊ランダム 】


■上川乗〜浅間峠・土俵岳・丸山・笛吹峠・槙寄山・〜数馬   (09.03.12

 


↑奥多摩・笹尾根…土俵岳手前から見た木立越しの富士山
 

奥多摩も、桧原村の奥の「数馬」まで来ると、さすがに遠い(武蔵五日市駅から約1時間)。平日だったが、丹沢のときと同じく「好天狙いの中高年」が(私を含め)数人、数馬行きのバスに乗った。今回は数年越しで、秋川沿いに連なる戸倉三山・桧原三山と歩いてきた、最後のルートとなる浅間峠から槙寄山の笹尾根を歩くことにした。ここも数十年ぶり…公務員時代の職場の仲間と歩いた記憶がある。

●浅間峠までは以前に歩いている。今回は凍結や残雪の苦労もなく、30分で神社、30分で峠の東屋に着いた。峠のベンチで朝…といっても9時30分の朝食(赤飯にぎり)を食す。陽だまりは暖かい。ここからは日原峠・土俵岳・小ゆずり峠・丸山とおだやかなアップダウンが続く。土俵岳には1時間で到着、ここで昼食の予定だったが、早すぎるので丸山まで足を延ばす。11時30分に丸山に到着、展望は期待できない。木の枝越しに丹沢・道志山塊が見える。

●昼食後、早めに片付けて出発する。丸山からは笛吹(うずしき)峠まで下りになる。標高差は100mに満たない。笹が出てきてやっと「笹尾根」の雰囲気が出てきた。ミズナラやカラマツの枝越しに、奥多摩三山の「大岳山」「御前山」「三頭山」が順次見え隠れする。 この尾根筋の展望は、西原峠近くに南側が開けている(富士山や丹沢・道志山塊、大菩薩・小金沢連峰の一部が見える)ところがある程度だ。

●予定より少し早く西原峠に着き、その足で「槙寄山」に登る。ここも展望は今ひとつ。ただここから尾根伝いに続く「三頭山」が名の通り三つのピークで見える。 西原峠からは北向きの下り道、部分的に泥んこ状態になったり凍結していたりで苦しむ。巻き道が合流し本格的な下りになる。まもなく奥多摩周遊道を走るバイクや車の音が聞こえ、里の人家の屋根が見えてきた。集落に出て舗装された林道を、桧原街道まで歩いた。バス停に近づくとちょうど「数馬」行きのバスが通り過ぎた。 これの戻り(14時30分)に間に合った。



 
   


【 2009・冬・春 近郊ランダム 】


■川乗橋〜百尋ノ滝・川苔山・赤杭尾根〜古里  (09.02.15

 


  ↑約2時間の歩きで待望の「百尋ノ滝」・改めて
スケールに感動(50年ぶり?)

 

●いつも単独での山行ばかりなのだが、今回、HPの掲示板への書き込みやメールでお付き合いしている「Tuさん」(数年前に南ア聖岳の聖平小屋でお会いしていた)と奥多摩・川苔山へご一緒することになった。当日は「青梅マラソン」の開催日だとかで、待ち合わせの電車は超満員、青梅駅近くで電車が空いてからやっとお互いに確認、再会出来た。登山者も多く奥多摩駅からの「東日原」行きのバスも超満員(よく使うバスだが初めての体験)。

●川乗橋で下車、ここで「Tuさん」の山仲間の若い人達「O、Iさん、紅一点のKさん」を紹介される。若い人達との山行も登山を再開してから初めて…楽しい山旅になりそうだ。しばらく舗装されたなだらかな林道が続く。新緑や紅葉の季節は素晴らしいだろうと思いをはせる。

● 1時間足らずで林道から道標に導かれて山道に入る。谷沿いをいくつかの滝に出会いながら遡行する。谷がせり上がってきて、沢状の細い流れになり、この先に大きな滝があるのかと思う。
谷を離れ山肌を行く。降雪・残雪があれば傾斜のキツイ道は難儀しそうだ。今はただ落ち葉の堆積を踏んでいくのみ。小尾根を越えると再び谷に降り立ち念願の百尋の滝に出た。

●ガイドではここから川苔山山頂まで2時間とある。滝から梯子を使って尾根に取り付く。皆さんに先に行ってもらいマイペースの登りに徹する(年配のTさんも速い…結果、だんだん離され一人ぼっちに)。 一旦枯れた谷筋に降り、尾根を跨ぐと、直接登るルートと足毛岩経由のルートの分岐に出た。皆さんにお願いして、私は始めての足毛岩経由のルートを行く。川苔山からの西に伸びた尾根の先に足毛岩の肩があり、ここから尾根筋の防火帯を詰めていく。12時を過ぎ皆さんはもう昼食かと思うと、いささか焦る。山頂直下のグズ岩の足場の悪い登りで余計に焦りが出る。人の声がして、人影が見え出してやっと山頂に出た。

●川苔山は、山登り再開後(リタイア後)では、A2005年11月、駐車場のある、鳩ノ巣から大根の山ノ神・舟久保経由で山頂へ、帰りは行きと同じコースを鳩ノ巣へ。B2007年3月、やはり鳩の巣から
大根の山ノ神へ、そこから本仁田山に登り、鋸尾根を登って山頂へ、下りは舟久保から鳩の巣へ、C
2008年4月、今回同様、川乗橋から鳥屋戸尾根で蕎麦粒山、そこから日向沢の峰を辿り川苔山へ、Dが今回…。@は1960年5月、セピア色の写真を見ると、百尋の滝の前で、十数人の高校生(山岳部・新人歓迎山行・川苔山)が写っている。もう50年近く昔の話で、誰が誰だか識別すら出来ない。滝周辺の景色も随分と違うようだ。



 
   


【 2009・冬・春 近郊ランダム 】


■名郷〜蕨山分岐・有間山(橋小屋の頭)・蕨山・金毘羅神社〜名栗  (09.01.25

 


  ↑有間山(橋小屋の頭)山頂…積雪は10cm・展望はあまり利かず
 

●名栗湖北側の「蕨山」には、昨年の正月のちょうど同じ時期に登っている。そのときも直前に雪が降り、標高1000mの山にしてはかなりの積雪があった。今回も前日に都内でも雪がちらつき、山の雪は想像できた。ただ、全般的には10cm未満の積雪だった。

●今回のルートは、昨年とは逆に、「名郷」から蕨山の北尾根(仮称)を登り、分岐から「有間山(橋小屋の頭)」を往復し、「蕨山(展望台)」を経て、藤棚山・大ヨケの頭・金毘羅神社跡を経て「名栗湖(さわらびの湯)」へ下る計画だ。有間山へは新雪を踏んで登った。登山道は雪が窪んでいるので、わからないことはないが、無理してそこを歩く必要もなかった。シカやウサギと思われる動物の足跡が無数に交差していた。

●有間山は、この橋小屋の頭・タタラの頭を含むいくつかのピークの総称だという。武甲山から小持山・大持山・鳥首峠までは良く歩かれている(私も歩いた)が、そこからこの橋小屋の頭までのいくつかのピーク、ここからタタラの頭・仁田山を経て日向沢の峰(長沢背稜の末尾根…埼玉・東京の県界尾根)までは、かつては藪の深い尾根筋だったという。アプローチが長く、途中に適当な避難小屋もなく、いまだに余り歩かれていないようだ。




 
   


【 09・冬・春 近郊ランダム 】


■あしがくぼ駅〜二子山・焼山・武川岳・名栗プラザ〜正丸駅  (09.01.12)

 


  ↑連休前の東京の雨は奥武蔵の山では雪だった (武川岳を目指す尾根道)
 

昨年(08年)の正月に登ったこのコースを、今年も「新年の標高1000m超え」として計画した。昨年も雪があったが、今年も連休前の東京の雨が、ここでは北側の吹き溜まりでは50cmを超える積雪となっていた。このコースでも土・日曜と登山者があったようで、トレースはあった。しかし踏み跡は「ズホズホの足穴」のところも多く、結構歩き疲れた。

●西武線の正丸駅までは、国道299号線沿いの集落や、車窓右手に見える山並みの南側も、左手の山々の北側も、残り雪らしきものは見当たらなかった。しかし、正丸峠をトンネルで抜けると、一面の銀世界に変わっていた。「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」という、川端康成の有名な小説「雪国」の一節を思い出した。

●二子山の登りは、北側のため凍結や深い雪の心配がある、昨年の「沢筋ルート」を敬遠し、国道を少し歩いて、キャンプ場入り口から登る「尾根ルート」を登った。1時間ほど登った浅間神社脇の展望台からは、正面に「雪の武甲山」が見え、その下には秩父市街地が広がっていた。

●武川岳からの帰りも「沢筋の下りと林道歩き」を敬遠して、ガイドの点線表示の「展望台経由の尾根道」を名栗プラザまで下った。やはり歩かれていない。新雪でトレースのない時にはかなり難儀なルートのようだ。時間も1時間近く余計にかかった。



 
 

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08 奥多摩・奥武蔵
 


【 2008・ 近郊ランダム 】


■西吾野駅〜東尾根・伊豆が岳・天目指峠・子の権現〜吾野駅  (08.12.20)

 











 ↑
初冬にしては暖かかった「伊豆ケ岳」の山頂 (ガイドにない東尾根から登った)

 
 ↑子の権現(足腰守護の神仏)の本殿  ↑本殿の隣の大わらじ・大げた

 










●今回の山行きは、多少のベンチャーを含んで、奥武蔵ながら「東尾根からの伊豆が岳」登頂とした。東尾根は、ガイドや地図には載っていない。

伊豆が岳・東尾根…今回は、ネットで調べた(ガイド・地図にない)「東尾根」から登る計画を立てた。西吾野駅から国道を飯能方面に戻り、大きく左へ曲がる手前で右手に橋を渡る。道なりに行き峠を下ると「下久通」の集落に出た。集落へ出たところで、右手に行き橋を渡り、左手に少し行くと琴平神社が見えた。
●琴平神社の先から東尾根に入る。展望のない樹林帯の尾根筋を行く。登山道でなく林業の作業道で傾斜の強いところは直登だ。道は明瞭でガイドに記載がないのが不思議なくらい(道標は全くないが赤布は所々にある)。伊豆が岳山頂間近では左手に巻く(この辺がやや不明瞭となる)。山頂直下の縦走路に11時に出た。

伊豆が岳・古御山・高畑山・天目指峠…伊豆が岳の広場で早めの「昼食…ラーメン・ライス+コーヒー」を作り頂く。この季節、やはり温かいものがいい。伊豆が岳からは20分ピッチでピークを2つ越え天目指峠までいけるとガイドにある。多くは杉の丹精に植樹された暗く寒々しいが歩きやすい道だ。ピークごとに何組・何人かの人達を追い越す。
●天目指峠で林道が横切る。朝方、間違えた道はここへ通じているのか。ここからいくつかのピークを越える。さすがに疲れを感じるようになってきた。

子の権現・天台宗天龍寺…伊豆が岳経由で3度目になるのか。子の権現は「足腰の守護の神仏」として信仰されている(本堂の脇に大ワラジ・大ゲタがある)。昨年に続き、今年も安全に元気に「登山」出来たことを感謝し、来年も同様にト祈願した。
●子の権現からは、杉の植樹帯を下り、舗装林道を「浅見茶屋」経由で吾野まで1時間20分の道のりだった。いつものことながら駅までの舗装道を辛い。

●発着時間を勘違いして、15.06の電車に間に合わず。 ゆっくりと着替えして荷物整理をして次の電車を待つことが出来た。行きの電車同様、新田次郎の「剣岳」を夢中になって読んだ。今日の総歩数約3.68万歩。


 
   


【 2008・ 近郊ランダム 】


吾野駅〜顔振峠・越上山・ユガ・物見山・日和田山〜高麗駅  (08.12.13)

 












  ↑顔振峠から見る「風影」の集落


 
 ↑エビガ坂を下って 「ユガテ」の集落   ↑物見山手前の 「駒高」の集落

 











顔振峠・展望台…ここへは「昨年の同じコース」と「今年1月のここから刈場坂峠へのコース」と今回の3度目となる。さらに、娘が小学低学年の頃、父子で初めてのハイキングで来た記憶がある。母親の自作のリック(チューリップの花柄だったような?)を背負って、大人の登山者に「可愛い!」と言われて喜んで登っていた。昼の「まぜご飯」のお弁当も、私の分まで食べて満足…、展望台で大好きな「お絵かき」もした。その娘も3歳の子持ちになった。私にとっての孫も、ここへ連れてこようかと思う。

峠や山肌に点在する集落…今回のコースには「風影」「ユガテ」「駒高」といった、峠や山上の「集落」が点在している。標高は500m前後と低く、舗装された林道(奥武蔵グリーンライン)が近くを走っており、周囲には畑もあり生活に不便は無さそうだが「何を生業として生活」しているのか、都会人としては不思議に思う。それでも、訪れる者には「その山村・集落の風景」が絵になって、楽しませてくれる。

顔振峠・諏訪神社・越上山・ユガテ…峠の展望台から来た道を戻らず、直接諏訪神社方面への林道に降りる道を見つけたが、不安なので結局戻った。まだ効用の残る諏訪神社では、関係者の方が境内の落ち葉拾いをしていた。越上山の岩場の展望台も曇天で見通しは今ひとつだった。ユガテに出て昼食を作り食べた。

北向地蔵・物見山・日和田山・針葉樹の暗い道…集落から杉の暗い植樹帯をひたすら歩く。北向地蔵から道は広く歩きやすいが暗さは変わらず。物見山・日和田山で明るい山頂に出る。

日和田山の岩登りゲレンデ…山岳雑誌や私が所属していた「山岳会…登稜会」の記録で、ここの「ロックガーデン」が出てくる。時間があったので、見学に行った(あまり大きくないが二つの岩峰?がある)。土曜日なので多くのパーティーが、アイゼンを履いて、トップロープで訓練していた。 本日の歩数3.4万歩強。標高は低いが2日分のハイキングコースで距離は結構ある。



 
 

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【 2008冬 近郊ランダム 】


■あしがくぼ駅〜丸山・大野峠・刈場坂峠・ツツジ山〜正丸駅  (08.12.01)

 


  朝の丸山・山頂・・・浅間山が真っ白に・苗場から谷川岳の上越国境の山々も見えた
 











丸山・山頂展望台…約1年ぶりの「丸山」展望台に登った。晴天続きの3日目(月)、土日はさすがに賑わっただろう。先着の地元の方が降りて、この300度(東京方面が木に遮られている)の展望、を私が独り占めしている。東から北にかけて、日光・男体山と白根山、赤城山から「(多分)上州武尊山」、谷川岳など上越国境の山々、苗場山から、ひときわ白さ目立つ「浅間山」が青空の下広がっている。
北から西へはまず、そのギザギザの山容からわかる「両神山」、さらに奥秩父の山々、手前に「武甲山」から続く奥武蔵の山々、さらに長沢背稜やその先の奥多摩の山々が広がっている。

●1000m未満の標高の展望としては申し分ない。さらに双眼鏡でよく見れば、両神山の左手には「赤岳を中心とした八ケ岳連峰」が白い峰をのぞかせている。 独り展望を楽しんでいると、何人かの人達が登ってきた。私はガスコンロで早い昼食(きつねうどんライス)を頂く。この季節、暖かい食事は良い。

大野峠・刈場坂峠への秋の枯葉を踏む道…陽だまりの中、丸山の電波塔を過ぎてからの大野峠への道は、常緑樹(スギやヒノキ)と落葉樹(ミズナラ?)にはさまれて明るく、落ち葉のクッションも足に優しく快適だ。この時間になると近くの山々も霞み始める。

ツヅシ山から正丸(駅)への未踏の道…刈場坂峠の無人の茶屋で少し休み、ツツジ山へ登る。昨年はこの山頂から正丸(駅)への尾根伝いの直接下る道(地図では点線)を避けた。今回挑戦してみる。 深いスギの植林帯でまだ日は高いのに薄暗い。林業関係者の道のようだ。尾根筋に沿って直線的な下りが続き、枝打ちされた残骸がかすかな道筋を塞ぐ。赤布・色紐などが頼りとなる。
明るい落葉帯になると落ち葉が道を隠す。確かに、奥武蔵の一般の山道とは言えない。雪か降ったらなおさら分かりづらい。登山口も、国道からの分岐に道標がなくわかりづらい。でも、楽しいフィナーレだった。 本日の歩数3.1万歩強。



 
   


【 2008・秋 近郊ランダム 】


■日原林道〜富田新道・雲取山・大ダワ林道〜日原林道  (08.11.19〜20)

 


  ↑晴天・早朝の雲取山・山頂・・・富士山が真っ白に・南アルプスも見えた

 
 ↑雲取山荘の二階の窓から日の出(合掌)     ↑日原林道の紅葉(倉沢橋あたり)
 











毎年恒例、秋の「雲取山」登山を実行。朝の腹ごしらえで体が温まり出発。富田新道(野陣尾根)の道標に従って日原川に下る。かなりの急斜面を下ると正面に「滝」が見え吊橋があり対岸に渡る。丁度、日原川に唐松谷が合流する位置だ。しばし唐松谷に沿った山腹を登り、30分ほどで富田新道への分岐に出てそちらを辿る。

●ここから石尾根の稜線まで約3時間半の登りとなる。ガイドには美しいブナ林とあるが、この季節全て落葉して裸になり、明るい陽射しを浴びながら、枯葉の絨毯を歩く。尾根筋に出て振り返ると、長沢背稜の山稜が見えてきた。

●登りがなだらかになり、道標のあたりが1414mピークか。さらに明るい尾根筋を1時間ほど登ると、管理区域の表示が密集して3本立っている平らな尾根筋(サワラの平?)に出た。 ここから落葉した唐松と足元の笹原の、緩やかな登りをさらに一時間ほどで、小雲取山が正面に見える1845mあたりに出た。 左手に巻くように登ると、明るい防火帯の石尾根に出た。

●最初の道標には「小雲取山・雲取山」とある。登ることしばしで、小雲取山の山頂にでた。ここが正式の石尾根の縦走路だ。奥多摩小屋の方から今日はじめて会う単独者が登ってきた(後で山荘で知り合いになったNさんだ)。 ここからは通いなれた山頂までの、幅広くゆったりとした道を登る。山頂には避難小屋付近に数人の人達が、奥の三角点付近には自転車(MB)で登ってきた3人組や、岐阜から来たという3人組、Nさんと、もう一人の単独者(山荘で同室になったIさん)と、さすがに有名な山だけに平日でも人は多い。

●翌朝、5時半に食事、6時20分に部屋から日の出を拝んで、6時半には山荘を出た。7時に山頂に着くと、同室だったIさんが写真を撮っていた。間もなくNさんも登ってきた。朝の澄み渡った空のもと、富士山はもとより、南アルプスは北部の甲斐駒や北岳から、荒川三山、赤石岳・聖岳まで見えた。300度近い展望に山座同定したり、写真を撮ったりと30分ほど遊んだ。

●Iさんは石尾根を奥多摩町まで下るという。Nさんは三条ダルミから飛竜山へ、ミカサ尾根をサオウラ峠まで下り、天平尾根を青梅街道の親川まで下るという。私が一番楽なルートだ。



 
 

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【 2008・春 近郊ランダム 】


■有間谷〜日向沢の峰・長尾ノ丸・槙ノ尾山〜渓流釣り場
 
…有間谷のツメで猛烈な藪ごぎ       (08.04.12)

 


  
↑仙岳尾根から日向沢ノ峰
 


先週に続き、長沢背稜の「日向沢ノ峰」から「棒ノ折山」の県境尾根を歩く。尾根道は地図にはあるがコースガイドはない。結構な長丁場になるせいかもしれない。はじめは、大丹波川の川音が心地よく、木立の間から川苔山がみえ「いいな」と思えるも、このあたりを縦横無尽に走る林道が、縦走路の左手に迫るところから「バイク音」で現実に引き戻される。

●日向沢ノ峰(ひなたさわのうら)は、先週歩いた蕎麦粒山からのコース、逆の踊平からのコース、有間山からのコース、棒ノ折山からの今回と逆コースなど沢山ある。今回注目したのは「名栗湖の先の落合=有間渓谷観光釣り場」を起点(無料駐車場あり、仙岳尾根経由で戻れる) とする、有間谷を頂上直下まで遡行するコースだ。昭文社の地図にもガイドには載っていない(国土地理院の1/25000地図には点線表示あり)。酉谷山へのタワ尾根に続き、怪しいコースへの挑戦をもくろんだ。




 
   


【 2008・春 近郊ランダム 】


■川乗橋〜蕎麦粒山・日向沢の峰・川乗山〜鳩ノ巣
 
…長沢背稜・4万歩の稜線歩き        (08.04.04)

 


 川乗山手前から長沢背稜
 


川乗橋から鳥屋戸(とやど)尾根の登りは3時間半に及んだ。尾根の登りで、右手に木立越しに見える川乗山まで続く稜線を目で追うと、本当にたどり着けるのかと弱気にさせられる。

●やや雲が広がってきた。満腹になったし、先の行程も長いので腰を上げる。ここから日向沢ノ峰(ひなたさわのうら)まで、防火帯の明るい尾根筋を行く。高低差があまりなく歩きやすい。

●途中、日向沢ノ峰近く(中央峰らしい)で「有間山」方面へ左分岐(東京都と埼玉県の境)、更に行くと「棒の折山」方面への左分岐がある。そこから日向沢ノ峰(南峰)はすぐだった。

●何度(3回?)か登っているので最後の「川乗山」をパスしたい気持ちになるが、今日はじめて出合った3人組みの方々から「凄い健脚だ」といわれて、その気になって頂上を踏んだ。…今年最高の4万歩超…。




 
 

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【 2008・
春 近郊ランダム 】

■日原〜一杯水・天目山(三つドッケ)〜日原  (08.03.22)
 …長沢背稜枝尾根・3月後半の深い雪で四苦八苦…

 


  ↑天目山付近から富士山
 

●今回は長沢背稜探索の続きとして「天目山・蕎麦粒山」を計画した。絶好の天候だし、日もだいぶ長くなってきたので、車で朝早く出発。登山口(東日原)と下山口(川乗橋)が異なるので、奥多摩駅近くの町営駐車場に止めてバスを活用する。


東日原6時30分着、バス停すぐ裏がヨコスズ尾根の登り口となっていた。