目指せ! ハマナチオ復活!

見出しを目にして、眉をひそめた方も少なくないかもしれません。
2006年の横浜FCは、J2優勝、J1昇格という結果こそ出しましたが、守備を最優先にした戦い方については、引きこもりだの面白くないだのと少なからず陰口を叩かれたものです。
それでも、勝てばまだいいんですが、2007年は結果が伴わなかったため、横浜FCサポの間でも、不満の声が大きくなってしまいました。
そしてフロントもまた勘違いをしてしまった、と私は思います。
「今後はJ1でも通用するような攻撃サッカーを目指す」とかなんとか、そんなコメントを聞いた覚えがありますが…。
攻撃的じゃなきゃ、J1では通用しないの?
そうじゃないでしょう。
現に、イタリアなんかガチガチの守備的サッカーですが、世界の強豪に名を連ねています。
大切なことは、攻撃的か守備的か、そんなことではありません。
フロントが明確な方針(コンセプト)を持ち、それに沿ってチームを強化していくことです。
攻撃的なチームを目指すならそれでいい。
逆に、守備的なチームを目指したって構わないわけです。
一貫した方針に基づいて強化を図っていきさえすれば、攻撃的だろうが守備的だろうが、ちゃんとJ1で戦えるチームを作れるはず。
しかし、攻撃的なのか守備的なのか、それすらもコロコロ変わっているようでは、チームとして積み重なっていくものがなにもありません。
毎年一からやり直していては、そりゃぁ他チームに後れを取るのも当然です。

J1に、ものすごくわかりやすい例があります。
鹿島アントラーズ。
あそこはJリーグ発足以来ずっと、「ブラジルサッカーをお手本にする」という明確な方針に則って強化を図っているから、あまり的外れな補強もしないし、選手達も自分の役割をわかっている。
細かいところで違いは出ますが、監督を代えても大枠でやっていることは同じですよね。
そりゃそうです、「ブラジルをお手本」というコンセプトがあって、連れてくる監督もみんなブラジル人なんですから。
で、フォーメーションもブラジル式4-4-2が基本だから、それに必要な選手を集めてくる。
ずっと同じ方針の下で戦っているから、経過した年数の分だけ、選手達に経験が蓄積されるんです。
Jリーグが発足して、今年で16年になるのかな?
その時々によって、各チームに浮沈はありますが、コンスタントに上位に居続けたチームは、鹿島くらいじゃないでしょうか。
私はその理由を「明確な方針に基づいて強化を図っている」ことだと考えています。
言い換えれば、フロントがとても優秀。鹿島の強さはフロントの強さです。

もちろん、チームの生い立ちも運営規模も違うから、鹿島と全く同じことをやろうとしても無理です。
でも、チームコンセプトをハッキリさせて強化を進めることはできるはず。
と言うか、それをやらなきゃ勝てるようにはならない。
鹿島ほど極端じゃないのでうまく説明はできませんが、モンテディオ山形も同種の強さを持っていると思います。
結構、監督を代えてますし、毎年のように主力を引き抜かれる。
それでもJ2ではコンスタントに上位をキープしていて、今年はついにJ1で戦っています。
2007年のうちと違って、早々に降格確定という状況にも陥っていません。
それができているのは恐らく、フロントに明確なチームコンセプトがあり、それに従って強化を図っているからなのでしょう。
J1に昇格した後、一度も落ちてこないFC東京やアルビレックス新潟も同類かもしれません。

翻って横浜FCを見れば、歴代監督の顔を並べても、どういうサッカーを志向しているのかちっとも見えてこない。
共通しているのは「4バック」くらいでしょうか。
最も強烈なのは、2007シーズンの高木→ジュリオ・レアルという監督交代。
ジュリオ・レアルは監督として相当な実績を残していたように聞きましたが、なにしろブラジル人。
「ハマナチオ」の高木からチームを引き継ぐのでは、お手上げだったと思います
選手補強も場当たり的。
例えば…と例に挙げてしまうのも申し訳ないですが、今のチームを見ていて「もったいないなぁ」と思うのが根占選手。
彼は攻撃的なMFです。
あまり守備は得意ではなく、サイドアタッカーとして必要な運動量やスピードに恵まれているとも言い難いでしょう。
しかし、ゴールへの嗅覚に優れており、相手チームにとって危険なポジションに突然姿を現して決定的な仕事をする。
1.5列目と呼ばれるのでしょうか、そういう役割に関しては非常に優れた資質を持っていると思います。
しかし、今の横浜FCのサッカー、フォーメーションに1.5列目というポジションはありません。
そのため、根占選手は本来持っている能力を十分発揮できていない。
それは根占選手の問題でも、樋口監督の問題でもない、「チームに合わない選手を連れてきた強化担当」の問題で、「どういうチームを目指すからどういう選手が必要か」を示せなかったフロントの問題です。

…で。
そういう風に考えてみると、「ハマナチオ」っていうのも、悪くないんじゃないかと思うわけです。
非常にわかりやすいですからね。
その方針の下に、守備の構築に長けた監督を招聘し、選手を集め、J1で戦えるチームを作り上げていけばいいのではないでしょうか。
今季は現在、最下位ですが、とりあえず高木監督でも呼んで、トゥイードのように屈強なCBと、城のように攻撃の組み立てに参加できるFWを揃えれば、来年、即、昇格争いに参加できるかもしれません。
2007年の失敗を踏まえて必要だったのは、「攻撃的なチーム」への方針転換ではなく、「J1でも通用するハマナチオ」の構築だったんじゃないかと思います。

いずれにせよ、今季も残りわずか。
そこでフロントがどう動くのか。
樋口監督を続投させるのか、成績不振を理由に解任するのか。
解任するとして、後釜に誰を据えるのか。
チームコンセプトが明確でないままでは、このオフも迷走が目に見えています。
フロントが早く目を覚ましてくれることを祈ってやみません。
(2009.9.27)

横浜FCとのつきあい方

昨年の横浜FCは、チームもいっぱい負けましたが、負けたのはチームばかりではありません。
第3期ソシオ理事会も、YFSCとの不毛な抗争に敗れました。
だからと言って、私にとって、なにが変わるというわけではありません。
2001シーズン開幕前にこのページで書いた通り、YFSCに対する愛想は既に尽き果てていますから。
ただ…。
かつて、私にとってサッカーは優先度の低い娯楽でした。
それが、横浜FCの応援を始めたことで優先度が高くなり、展開次第では「娯楽」では収まらないものにまでなってしまう可能性を持ちました。
しかし、一連の騒動によって気持ちがすっかり冷め、以前ほどではないものの、絶対的に優先度が高いとまでは言えない娯楽へと逆戻りしています。
そのことを、私は少し残念に思います。
こんなウェブページを開設しているせいか、「基本スタンス」として明記してあるのに、勘違いしてる人もいるらしい…。(^^;
まぁ、今年も都合がつく範囲では試合は見に行くつもりですし、観戦記を書くこともやめる予定はありませんけどね。
それに、横浜FCというチーム自体への思いはともかくとして、選手達にスタジアムで熱い声援(ときには罵声だったりもするが(^^;)を送ることを躊躇う理由はありません。
今は、シーズンの開幕が楽しみです。
(2002.2.25)

Fair 応援, Please !

新潟戦(2001.05.06)で、ゴール裏サポーターから相手の外国人DFに対して、人種差別的なヤジが飛んだそうです。
そのヤジ自体は私には聞こえなかったのですが、以前から、一部サポーターの相手選手に対する侮蔑的なヤジは気になっていました。
具体例を挙げると、不愉快な思いをされる方もいらっしゃると思うので、あえて省略しますが…。
私は、ケンカにもそれなりにルールがある、と思っています。
相手チームの選手ははっきり言って「敵」ですが、それでも、言っていいことと悪いことがあります。
(それに、敵であると同時に、共に日本サッカー界を形成する隣人でもあるわけです)
身体的特徴、名前など、本人にはどうしようもないことを揶揄するようなヤジは、控えてほしい。
身に覚えのある方、あなた達はチームに対して害を与えています。
そういうヤジを聞いてイヤな気分になって、スタジアムへ足を運ぶのをやめてしまうお客さんがいることを考えてみてください。
相手選手をヤジる暇があったら、うちの選手達を元気づける声援の一つも送ってはどうでしょうか。

また、ヤジ以前の問題ですが、最近マナーを守れない人が目に付きます。
スタンドでタバコを喫ったり、ゴミを散らかしたり…。
ピッチにゴミを投げこんだ、なんていう嘆かわしい話も耳にしました。
好き勝手やるときは、「他人に迷惑をかけない」というのが、最低限守らなきゃいけないルールでしょう。
(2001.5.13)


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