鈴蘭公園を貫く、道路整備について一般質問をいたしました。
答弁については、追って議事録を手に入れ次第UPしますが、とりあえず私の質問内容を
掲載致します。
*12/19になって、議会の議事録が整理されていましたので、追加掲載しておきます。

【質問】
鈴蘭公園内の道路整備について、一括方式で一般質問をいたします。

町民の願いでありました、宝来地区と木野市街とを結ぶ、宝来大橋の全線供用が間近に迫り、
併せて宝来大橋から西進する道路と国道241号線との交差点改良も現在進められています。
平成22年度までに整備をするとされていた、鈴蘭大橋から宝来大橋を結ぶ交通ネットワーク
の構築が進みつつあります。
鈴蘭公園通りは、民間による土地区画整理事業と時期・該当区間を合わせて、平成16年度に
一部、整備着手され、残すは、鈴蘭軽スポーツセンター近辺地先から北進し、北4線との交差点
を経て西進する区間と、鈴蘭公園内を貫き、国道241号線までの登坂路の区間を残すのみとな
っています。
私は今回、この鈴蘭公園通りの未整備区間のうち、公園内を貫く道路整備について質問をいたし
たいと存じます。

鈴蘭公園通りは街路整備事業であり、都市計画決定の際に交通量等を勘案し、補助基準の標準
幅員、すなわち一定の規格(フォーマット)が決められている事は承知しています。
ちなみにこの区間の道路幅員は、路側帯、植樹帯、歩道などを合わせて、22mとされています。


  《参考 代表断面》
  車道  3.25M×2
  停車帯 2.25M×2
  歩道  4.0M×2
  植樹帯 1.5M×2
  合計  22M

しかし、鈴蘭公園内は町内でも、めっきりと少なくなったカシワの大木が林立し、本町のいにしえの
姿を彷彿させる最高の環境であります。
現在、この区間は道路の両側に立つカシワの葉が生い茂り、さながら「緑のトンネル」になり、癒し
の空間となっています。
前述の標準幅員の採用となれば、拡幅改良のために多くの大木を切り倒してしまうこととなり、「緑
のトンネル」は失われることとなるでしょう。
一度切ってしまうと、仮に現状復帰させるとなれば、気の遠くなるような年月が必要となってしまうも
のと懸念を抱いています。
出来ることなら、これらの木々を最大限、切ることなく、風情を維持出来ないものかと考えるのです
が、如何でしょうか。
まず、この区間の整備着手の時期や完工までのスケジュールについて、改めてお示し頂きたい。
さらに、この区間の整備手法や線形をどのように考えているのか、お示し頂きたい。

鈴蘭公園通り 現状の鈴蘭公園通り。「緑のトンネル」がとても素敵。
鈴蘭公園通り でも、きっと、このような姿に…。

【町長答弁】
御質問の鈴蘭公園内を通過する鈴蘭公園通街路につきましては、国道241号を起点とし、主要道道
帯広新得線に接続いたします総延長1,650メートルで、標準箇所の幅員は、車道11メートル、片側1
車線、歩道5.5メートル、両サイドの幅員構成をもって、平成12年3月31日に都市計画道路として都
市計画決定をいたしております。
当該路線は、国道の東側で整備を進めています宝来南通の街路とあわせ、十勝川温泉や道立十勝
エコロジーパーク、また池田町方面から新得町方面、あるいは帯広駅へ通じるルートとして、さらには
北海道横断自動車道音更・帯広インターチェンジへアクセスする国道、道道を補完し、現在混雑して
いる木野市街国道の交通緩和を図る市街地内の幹線道路網と位置づけられております。
総延長のうち、終点側761メートルについては、既に組合施行によるすずらん台土地区画整理事業
により整備され、平成16年9月30日に供用開始がされており、残る国道から土地区画整理事業区域
界までの889メートル区間については、平成15年度街路事業の事業認可手続きを行い、平成21年度
までの7カ年間の予定で整備事業に着手したところであります。
また、平成17年度宝来南通街路の全線供用開始にあわせ、国道交差点接続を同時に施行しなけれ
ばならないことから、平成16年度は町が国道から現道までのおおむね100メートルの事業用地を買収
してきましたが、平成17年4月に道道上士幌・士幌・音更線として道道に昇格となりましたので、建設工
事は道事業で実施される運びとなったところであります。
現在、鈴蘭公園の通過する区間については、擁壁工事や大切り盛り土工事などを含め、どのような
工法、行程で進めるべきかを事業主体の帯広土木現業所において検討しているところであります。
次に、路線整備手法及び線形の考え方について申し上げます。
当該路線は、御指摘のとおり木々に覆われた鈴蘭公園内を通過することから、路線線形決定に当たり
ましては、公園の機能を損なわないよう、公園区域の河岸段丘側に寄せ、さらに十勝川河川区域を侵さ
ないなどの制約の中で、現道部分を可能な限り生かしながら支障木の伐採を最小となるよう検討を行っ
ているところであります。
今まで本町における都市計画街路などの都市施設の整備については、法に基づく都市計画決定や補助
事業採択などの要件により、一定の企画に基づいた中で整備してきたところであります。
しかし、近年自然環境保全の観点から、道路断面構造の弾力的な整備が進められてきておりますので、
当該路線についても今後広く住民の意向を聞きながら、道路断面構造などの変更が可能なのかも含め、
できる限り樹木を残す考えで関係機関と協議を重ねてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、この鈴蘭公園は公園としての造成前から多くの方々による植栽、植林が行われ、
現在の樹林ができたものであります。町としては、今後も地域住民との連携のもと、新たな植樹など、自然
環境に配慮した取り組みを行い、緑多い公園として維持、整備してまいりたいと考えておりますので、御理
解を賜りたいと存じます。


【再質問】
街路事業の基本と北海道との協議の経過については、自分なりに理解をしているつもりです。
私は、この区間の道路整備が遅れることや、ましてや自然保護のみを大声で発し、道路不要論を
唱えるものでは決してありません。
どうせ整備するのなら、机上の理屈やお役所の常識に縛られずに交通安全や道路利用者の利便
性、環境の保護、周辺住民の癒しの空間などを俯瞰でとらえた、新しい発想の整備が行われない
ものかと期待をするものであります。
その上で、何点か具体的な提示をしながらお伺いをいたしたいと存じます。

まず第1点、路側帯は車が駐停車する需要が有ってのことであると思います。
沿線に商店や住宅地が張り付いてる区間ならば、相応の幅員が必要となる理屈は解るのですが、
当該区間には公園を利用する駐車場も整備されていて、駐停車する必然性に乏しいと思いますか
ら、路側帯は標準幅員でなくても構わないのではないでしょうか。
第2点目。植樹帯は、車道と歩道との間に緩衝区域を設けるために設置するものであり、なおかつ、
緑を植樹することによって、潤いの乏しい都市空間にアクセントをつけるものだと理解をしています。
しかし、この区間にはわざわざ植樹するまでもなく、緑が豊富であり、仮に現在の車道と歩道を分離
工事する事を採用すると植樹帯に該当する幅員に今ある木々を活用でき、新たに植樹帯を設けて
工事をするより、安価で工事が行われることと成らないでしょうか。
第3点目。ただいま植樹帯に関する再質問でも触れましたが、車道線形と歩道線形を必ずしも一致
させなくても良いのではないかと思いますが、如何でしょうか。
これによって、歩道整備に伴い、伐採する木々を幾本でも救えないかと考えますが、如何でしょうか。
町内にある、基線道路では文化センター周辺の歩道は必ずしも車道線形と一致しておりません。
人工的に造った道路は可能で、折角、自然が与えてくれたこの区間は線形を同一にしなくては成らな
い、という理屈はオカシイと思うのですが如何でしょうか。
さらに計画している歩道幅員も4m、同じ幅でアスファルト整備する必要が絶対なのでしょうか。
園路と一体化した遊歩道的な整備手法を取ったら良いのではないかと思うのですが如何ですか。
第4点目。交通量を考えたときに一定の車道幅員への必要性は理解するのですが、沿線に商店や住
宅が張り付いているわけでないこの区間は、歩道については片歩道で、それに伴い、雨水処理も片側
で良いのではないでしょうか。

ただいま申し上げた4点について、柔軟な発想と思い切った行動により、相当数の木々を伐採すること
なく、安価かつ、ユニークな道路が整備されることにならないでしょうか。
私が今提案したことが可能なのかどうなのか、この地に「実際に住む」住民代表、樹木に詳しい方、土
木工事の専門家などを交え、余り大人数では収拾もつかなくなるでしょうから、ごく少数での懇話会の
ような機関を設置して可能性を探ってみることも提案致しますが如何でしょうか。

地形により幅員をフレキシブルに変更するなどというのは、原則的には、都市計画決定そのものとの
整合性を問われることとなるようですから、困難であるのは承知しています。
さらに、例えば木を切らないため、歩道の位置を公園内にずらす等のことをした場合は、都市計画公園
である鈴蘭公園の面積の減少を招き、これもまた都市計画決定との整合性の問題が生じるので、よほ
どの理由がない限り変更が認められることはないとも聞いてます。
本年度から、道道に昇格した時に、町としての青写真を作ったことから、いまさら中途からの変更は町
から申し出しにくい事情があるとは思います。
しかし、北海道が唱えるテーマは「試される大地」です。
全国画一的な発想と手法では、トップランナーになれるはずは、有りません。
地方分権、道州制に挑戦しようとする北海道なら、誰もやっていない、やったことがないことに果敢に挑
戦してくれるものと期待をしています。

が、それも音更町の心意気一つ。町の熱い息吹が感じられなければ目も向けてはくれないと思います。
剛速球におびえ、諦め、黙って、バッターボックスにつっ立っていては、野球になりません。目をつぶって
でも「えい、やー」っとバットを一閃してみませんか。
大ホームランなど期待しておりません。内野の頭を越すライナーを期待して、再質問とさせて頂きます。
鈴蘭公園通り 線形を一にせずに公園を散策するような、遊び心に
                              富んだ整備って、面白そうじゃない?


【町長再答弁】
議員がおっしゃるように、今道路行政あるいは河川行政、相当国なり道なりの物の考え方、発想が変わって
まいりました。むしろ、道路をつけるために、それに邪魔になるものは全部今までは立木を切り倒した。
逆にこれからの時代というのは、むしろ道路が避けて通る、こういう河川についても道路についても、そういう
ことをやはり大前提にしながら緑と自然、これをやはり守る。こういうことが基本原則にもございますし、今まで
にも河川などといいますと50センチ以上のものの高い工作物は一切だめだと。しかし、後で育つものはいい。
後で伸びていい、今だめだという、こういうことにはございませんし、今それぞれ河畔林あたりも多く残されてき
ている。こういうような実態でございます。
道の方にも具体的に土木の建設部長とも私も直接会っています。非常に緑に、自然に関心のある方でござい
まして、その方から直接帯広土現の所長さんに木1本なりとも切るな。そのぐらいの精神でやれと。
特に、私も建設部長と実は2週間ほど前、帯広へ行った帰り、具体的にあの公園をつぶさに見てまいりました。
今、議員おっしゃるように、およそ50年から100年、今育ち盛りの柏の木がやはり、どうしてもやむなく何本か
は切らざるを得ない。こういうような状態も出てくるのかもしれませんけれども、今土現から投げかけられており
ますことは、道道昇格というようなことで一定の基準に基づいて、先ほど議員がおっしゃったように、こういうような
道路をぜひここに必要だと。これは交通緩和策というようなことでございますけれども、改めて一たん道道になっ
た以上は、町としてどういう希望、要望があるのか、そしてできれば地域の皆さん方の知恵も入れながら、意見
も入れながら、ぜひ具体的に提案をしてほしい。そういうふうに言われております。
ですから、私どもといたしましては、単なる今までの一定の基準、規格に従った道路造成をただすればいい、そう
いうものではない。議員がおっしゃるように、1本なりとも木を残すためにはどうしたらいいのかと、そういうような
ことを考えながら、たとえ大きくても、根回しさえ大きくしてやれば、ある程度近く引っ張って移植することも可能で
はないか。あるいは勾配、一般的には4%と言われておりますけれども、この勾配も1%高くすることによってと
いいますか、道路構造上は最低でも北海道の場合は、最高といいますか、6%勾配を超えてはならないというの
が一応の技術的な考え方でございますけれども、それが今4%であれば、それが5%にした場合にどれだけの木
が残るか。こういうこともあわせ持って検討する必要があるだろうし、また今確かに交通安全上というようなことに
なれば、当然道路幅に、両サイドに歩道をと、こういうことになるわけでありますけれども、場合によっては片側歩
道はどうなのだろう。この辺も、それも単なる技術的なことだけではない、交通安全上のことだけではなくして、や
はり緑を残すという前提で考えた場合、その辺がどうだというようなこともございます。
今、町の方でも考えておりますことは、あそこのすずらん台の公園造成するときにもワークショップを開いて、そし
て地域の皆さん方のできるだけ声を尊重して公園をつくったという経緯もございます。この道路についても議員か
ら具体的な四つの提案というのもございますし、それから地元の方々とのそういう懇話会的なもの、確かに余り多
くなりますといろいろな意見が出過ぎて、焦点がぼけてしまいますので、ある程度人数は絞り込んで、連合会あた
りの役員さんなり、またそういう地域の中に関心のある方々も入れて、ぜひこれらのある程度遊び心といいますか、
そういう公園内を通る街路事業でございますかから、そういういまだかつてないようなものも、これは事業費の割合
というようなこともございますから、一様にいかないかもしれせんけれども、今この機会を逃してしまったら、具体的
に図面ができてしまえば、そのまま施行されてしまうということになりますので、できるだけこれも早いうちにぜひワ
ークショップを開いてというような考え方も持っておりますので、それらとリンクをさせながら取り組んでいきたいなと、
そのように思います。
あと、1から4番目ありますけれども、ちょっと技術的なことについては私も疎いわけでございますので、建設部長の
方からどの程度可能なのか、その辺のことも含めて答弁をさせていただきます。


【安藤建設水道部長答弁】 
1点目から4点目までですが、この1点目から4点目までにつきましては、道路断面構造ということで、非常に一体
化しているお話だと思っております。
まず、1点目の路側帯であります。
これにつきましても、現状の中では歩道があそこは22メーターの中では5メーターの現在11メーター、それから車道
が11メーター、その中に路側帯を設けるというような構造で現在計画決定をいたしていただいております。
それで、この路側帯ですが、車道部分の11メーターの中にいわゆる駐車等も可能なということで、現在国道の東側
からと同じような断面で進められているのが現状であります。今、議員の方からこの路側帯、それから2点目の植樹帯、
これは同一構造と現在なっておりますが、この辺につきましても可能な限り見出すために道の方とも、また帯広土現
とも鋭意努力してまいりたいと、そのような協議をしていきたいというふうには考えております。
ただ、現在計画決定のまず基本的になっておりますのは、一度計画決定を打たせていただいていると、そのようなこと
がありますが、先ほど議員の方からお話しもありました中では、ホームランといかなくてもヒットぐらい打てるぐらい努力
せよと、そのようなお話もありましたので、その辺につきましては、なるべくヒットが打てるような形を、相手のいることで
すが、努力をしてまいりたいと、このように思っております。
それから、3点目であります。
3点目、4点目、これは関連がありますので、いわゆる車道、歩道は異なってもというのと同時に、片側歩道ではどうか
と、このような考え方につきましても、先ほど町長の答弁にもありましたが、土現さんの方でもその辺につきましても片側
歩道、もしくは雨水の位置、こういうものを構造として全体的な見方の中で協議の場を北海道の方に持っていきたいと
いうことで私方も要望させていただいております。今後、この辺につきましては、可能な限り、また可能を見出すために
その努力は担当としてもしていきいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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