ヘッダ雲
至誠通天
(しせいつうてん)


参議院選挙を前にしてからなのか、最近、特に目立ってきたのが”言葉狩り”だ。
政治家の言葉には、重たいものがあるのは承知だけど、言葉尻を捉えて、やれ問
題発言だとか、内閣不信任だとかと、騒ぎ立てるマスコミに対して、いい加減うん
ざりしているのは、私だけではないと思う。
確かに品格を欠く発言や、デリカシーのかけらもない発言をする方に第一義的な問
題があるのは当然だけど、発言の一部を都合良く切り取って扇情的に報道すると
いう手法は、一種のデマゴーグに近いのではないだろうか?
政治家の発する言葉の内容が、どういう内容なのか、何を志向しているのか、とい
う点について掘り下げた報道が欲しい。
どこか薄っぺらい、大衆迎合的な報道姿勢というのは良くないと思う。
失言を恐れて、まともな説明すら行わない者や、出来損ないの事務官のようにペラ
ペラと、ただひたすら現象や、経緯などを喋るケースが目立ってきているし、それを
是とする雰囲気が国民の側にあるのも危惧している。
(かんな屑が燃えるがごとく、ペラッペラな話し方をする輩が散見される)
聞いてもいないことを長々と話をしたり、はぐらかしたりするのが”能力の一つ”と、
もてはやされる傾向は、政治家のみ成らず、国民全体が思考停止しているせいで
はないだろうか。いや、大人しい家畜として飼い慣らされていると言える。
日本人は、和を尊び、跳ねっ返りを嫌う…。
でも、政治で”跳ねっ返ること”を抑えては何も変わらないし、変えられない。
跳ねっ返りを否定しては、無機質なロボットやコンピューターに政治・行政をゆだね
るのと同じだ。
人間は、今より一歩でも良くなることを目指して生きているはず。それを実現できる
のは政治でしかない。
その第一線で行動するように国民が付託した、実践者たる政治家にダイナミズム
が失われることを何としても阻止せねばならぬ。
どうだろう、貴方の廻りにいるエセ政治家・エセ報道マン達・評論家気取り達に向か
って、「いい加減、ペラペラと中身のない話は止めろ!何を言いたいのかはっきりと
言え!誤魔化しは、もうゴメンだ」と、叫んでみませんか?


                              佐藤すぐる

                            
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