うでまくり題字佐藤すぐる漫画


          今年の「はやりモノ」考察。
              あざらしのタマちゃんはどこに行った?

毎年、色々なブームがやってきては消えていきますが、人間の興味は長続きしないというか、何というか。
この夏の流行モノベスト3を勝手に考えてみました。 

はやりモノ第一位は政府が進める「クール・ビズ」

環境省では、地球温暖化を防止するため、夏のオフィスの冷房設定温度を二十八℃程度にすることを広く呼びかけています。
その一環として、職場内で涼しく効率的に働くことが出来るような「夏の軽装」を「COOL BIZ クール・ビズ」と名付け、推進して
います。
小泉総理も沖縄のかりゆしウエアーを着てアピールしていましたが、何だかサマにならないと感じたのは私だけでしょうか?
さらに麻○大臣に至っては、胸元から覗く金のネックレスも相まって、その筋の方に見えて仕方ない。
以前、オイルショックの時に世にも奇妙キテレツな半袖背広を着てご満悦そうにしていた首相がいたことを憶えていますか?
なんだか、あの時と同じ歴史をたどるのではないかと感じています。
だって、あまりにダサ過ぎるし、ヨレヨレとした感じを受けません?
シャツは襟付きの開襟シャツなどと決められていて、ポロシャツなどはダメらしいけど、涼しげでセンス良い服装なら、むしろ
そっちの方が良いんじゃなのかと思うのですが…。
襟付きシャツ、ボタンありを…なんて言うから、ネクタイ外しただけの不格好な印象となるのではない?
大体、頭が大きくて、胸板が薄い日本人。特に中年以降の典型的な体型では、カラダの前面にネクタイでもぶら下げておかない
と何だか冴えないんですよね。
さらに少し前にTシャツ姿で公衆の面前に現れる、某インターネットビジネスの社長を「不見識、無礼」と批判して、舌の根も乾か
ぬうちに今度は、「軽装を推奨する」と言うようでは、とても定着すると思えない。
秋冬にスーツを着込むようになったら、来年には忘れ去られているような気がしてならないのは、私だけでしょうか。
これじゃ、一時のアザラシのタマちゃんや二本足で立つレッサーパンダの風太くんの様になっちゃうんじゃないかな?
新たな試みへの姿勢は評価出来るけど、温暖化対策の面や暑いからネクタイを外して…とするだけでは、「文化」としての定着
は無理だと思います。こうした風俗は「文化」となって初めて定着しますからね。
やはり、見た目にも格好が良くて、どの場に出ても問題がないと共通認識されなくちゃ…。
一年を通じて、仕事場でもフォーマルな場でも背広ネクタイが、要求されないような国民意識の改革がまず必要でしょう。
それより、だらけたカラダを絞り込んで、スッとした体型に肉体を改造しなくてはいけないかな。(反省)

第二位は、現在、北海道で行われている「サマータイム実証試験」

緯度の高い北海道は、夏は午前四時ごろに太陽が昇り、午後七時を過ぎても明るいから、時刻はそのままで勤務時間を一時間
前倒しすることで消費活動にどんな影響があるか札幌市内の企業・団体、約六千人が参加して七月一日から一ヶ月間、検証しよ
うというもの。
その経済効果は、観光・レジャー・趣味娯楽などに対し、波及効果を含めると一千億円を超える新たな消費行動が誘発され、北
海道の地域振興策にもなると盛んに宣伝しています。
サマータイムは、エネルギーの節約などを理由に欧米諸国などで導入されており、OECD加盟国のうち、導入していないのは日本
、韓国、アイスランドの三カ国だそうです。
日本でも占領下、GHQの指令で、当時の深刻な燃料不足から、夜間に電力を消費しないように導入されたけど、朝鮮戦争による
特需景気でかえって労働時間が長くなり、国民に不評を買ったため、はや四年後には廃止されました。
こうした経緯を鑑み、時短推進、時間外労働協定の限度基準の徹底、フレックスタイム制の推進などに取り組むとしているけど、
実態は、単なる早出&長時間勤務であるみたい。
『仕事のあとに映画やショッピング、スポーツなどを楽しむようになり、お金を消費する。早く眠ることで石油が節約でき、交通事故
も少なくなり、その結果、医療費が節約できる』と唱っていますが、これまで消費拡大に繋がったり行動様式が変化したという報告
を見ることはありません。
第一、テレビをつけると衛星放送をはじめとして、深夜、早朝まで番組がやっているし、コンビニは二十四時間だから、車で夜中
に出かけていくし、エネルギー消費の抑制にもなっていないし、交通事故の危険性が低くなってるとは思えない。
前述のバラ色試算は、「捕らぬ狸の皮算用」というものではないですか?
長時間、働くことが出来る男・女だとする日本人の意識変革と、実質的な時短が成されなければ、毎日寝不足になるだけかも?

第三位は、ビール市場を席巻する「第3のビール」

味はビールに似ているけど、原料に麦芽を使わないなど、ビールと異なる製法で酒税法上はビールにも発泡酒にも属さないアル
コール飲料。「その他の雑酒」や「リキュール類」に分類され、酒税が安いためにビールより約七十円、発泡酒より約二十円安く
販売されています。
こうした情勢に、財務省は一兆円を超すビール市場の変化で税収減は避けられないとした危機感を募らせており、第3のビール
の増税論議が活発になっています。「増税で第3のビールは数年後に泡と消える」なんて声がちらほら…。
私は育ちが悪いせいか、酔ってしまえば、ビールも発泡酒も第3のビールも味がわからなくなります。
翌日に悪酔いするわけでもないので、全くこだわりを持っていません。
ささやかなる庶民の楽しみにさえ、目ざとく課税を(むしろ収奪)するという霞ヶ関のお役人サマは、さぞかし高級で良い味のお酒を
飲んでいらっしゃるのでしょうけどね…。


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