日本列島お気楽ツーリング
那覇-宗谷岬-下関

2001年2月13日(火)〜2001年7月11日(水)


自転車歴の有無に関係なく、老若男女さまざまな人が、それぞれの想いを抱いて自転車日本一周に旅立つようになった今。いったい日本中に何百、何千の轍が刻まれているのだろうか・・・
「その轍に1本加えたい」
ちゃりだーなら誰しも叶えたい夢かも知れない。
■ルート概略
高松空港から那覇空港へ飛行機輪行。沖縄本島を縦断してフェリーで鹿児島に渡る。佐多岬を経て九州を横断、島原から神崎鼻を回って門司に至る。下関から瀬戸内側を京都に入り、紀伊半島を抜けて太平洋岸を東進、犬吠崎を回って埼玉県に入る。日光を経由して仙台から三陸に進み、下北半島の大間から函館に渡る。北海道を時計回りに周回して青森に渡り、日本海側を南下して下関に至る。門司からフェリーで徳島に帰る。

通過都道府県 37
所要日数 116日
総走行距離 9571km


▼計画・準備▼衣食住▼装備▼その他

■計画・準備

毎度のことで計画や目的は特になし。いたってお気楽です。
日本一周とか縦断という大義名分は唱えたくなかったので、
日本列島ツーリングする感覚で実行することにしました。

●ルート
四国は遍路ツーリングという形で先に済ます。
寒い時期だったので沖縄からスタート。
太平洋側を北上し、日本海側を帰る。という一般的?なルート。
どこをどう走るかは地図を眺めて、その日その時の気分で決めていた。
信州をパスしてしまったのが悔やまれる・・・

●スケジュール
天候、道路状況、体調に左右される自転車ツーリングは計画通りに運ばない。
出発前から日単位のような細かなスケジュールを立てても無駄、無意味。
大まかな目標地点を定めて、日々調整しながら進む。

●費用(あご・あし・まくら)
約50万円。1日当たり約4300円になった。
体育会系?貧乏旅をするつもりはなかったので、
食うもの食って、4日に一度の割合で宿に泊まる。という贅沢さ。
あまり制約せず、楽なツーリングをするとしたら、このくらいの額になると思う。(ご参考に)
ただし、長期になる場合はこうもいかないでしょうけど・・・(節約はいくらでもできるハズ)
なお、自転車購入費と不意な出費(シグマリオン)、通信費、途中帰宅の交通費は別です。
四国分(遍路17日間納経料除く)としては約70000円かかっている。

●1日の走行距離とペース
80kmを目安に走る。(実質平均82.5km)
20kmまたは1時間毎のペースで休憩する。
1日の大体のノルマを決めておかないと、なかなか前に進まない。

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■衣食住

●服装
冬場はTシャツの上に長袖フリースとフリースジャンバー、下はジャージ。予備にトレーナー。
夏場はTシャツとサイクル用ショートパンツ。
まめに洗濯したわけでないのに、よくこれだけで済んだもんだ。(みすぼらしいのは確か)

●食事
自炊しないのでコンビニ依存型。(よってエンゲル係数が高い)
かといって外食もせず、インスタントラーメンが主だったような・・・
朝昼の区別なし、休憩のたびにパンなどを口にしていた。買い出しは夜だけ。
レシート
レシートの類はなるべく貰うようにした。
何時ごろ何処を通過したかの行動記録になるし、土地土地の思い出になる。
さすがに家計簿まではつけなかったが。

●寝床
寝床探しは毎日の悩みのタネだが、これがまた野宿ツーリングの楽しいところ。
本来は、町外れの静かな場所を探すべきだが、食料調達のため利便性を優先していた。
キャンプ場以外は早々にテントを張ることができないので、暗くなるのを待って店開きする。
野宿した形跡を残さず立ち去るのが原則。(野グソしてそのまま放置、っていう奴もいるらしい)
いずれにせよ野宿は防犯上よくない行為。他人にも自分にも細心の注意を払うべし。

キャンプ場
低料金・無料のキャンプ場は北海道以外は少ない。
実際、利用したのは北海道に渡ってからだった。
キャンプ場探しはツーリングマップル記載に頼っていた。
公園
○○中央公園、河川敷公園、海浜公園、総合運動公園など。
予め市街地図などで(立ち読みして)見当をつけておくと、ウロウロしなくて済む。
「キャンプ・野宿禁止」の掲示がないかをチェック。
早朝は犬のお散歩あり、海辺は花火の打ち上げあり、駐車場はローリング族のタイヤ痕もチェック。
駅舎
無人駅であること。もちろん終始発時間内で店開き。よって、ゆっくり寝れない。
バス待合所
小屋になっているバス停は雪国に多い。
まれに座布団付き幅広ベンチにトイレ、水道、電気、駐輪場付きという豪華版?もある。
近所の人が清掃などの世話をしているバス停は、野宿者のためでない。ということを念頭に。
道の駅
最近は温泉やコンビニ併設の所もあり、設備は申し分ないが人の出入りも多い。

宿はビジネスホテル、民宿、ユースホステル、ライダーハウス等。
基本的に5000円以上の所には泊まらなかった。
宿に泊まると、いくら予算があっても足りないが、たまには布団の上で寝ないと疲れも貯まる。
「10日に一度は宿に泊まろう」と1日500円の積み立てをしたつもりで頑張っていた。
結局、計算上は4日に一度のハイペース。かなりの浪費となった。

寝床の内訳
公園43
ビジネスホテル・民宿21
駅・バス停16
道の駅11
キャンプ場
ユースホステル
フェリー
ライダーハウス・簡易宿 
その他

●風呂
冬場は回数が少なくても済むが、夏場はそうもいかない。
タオルに石鹸を含ませて、体を拭くだけでもサッパリする。
行こうとする町に銭湯があるかないかで(タウンページを見て)宿地を決めることもしばしば。
そのうち慣れて、小さな町なら煙突を見て探せるようになる・・・?

●洗濯
下着類だけなら手洗いしてたが、ほとんどコインランドリー利用。
サンヨー製を好んで利用した(よく乾く)。外国製は値段が高いだけでダメ(乾かない)。

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■装備

荷物が多いと管理が大変なので、なるべくコンパクトに収めたつもり。
日本一周といえど、3泊4日程度のツーリングが連続するだけである。
ウェア、地図等、必要に応じて郵パック局留めでやり取りした。

●自転車
予定していたツーリング車が遍路ツーリングでダメになったので、急きょMTBを購入。
バッグはフロントバッグとリアサイドバッグ。それにウエストバッグ。
途中からレイン関係はナイロン袋に入れ、フロントサイドにくくり付けた。

●持ち物
テント、シュラフ、マット、シート、帽子、グローブ、サングラス
サイクルメーター、ライト、スペアチューブ、空気入れ、工具類、スプレーオイル、ワイヤー錠
ストーブ、ガスカートリッジ、ロッキーカップ、コッヘル、フォーク・スプーン、割り箸、食器用石鹸
インスタントコーヒー、醤油、蜂蜜
フリースジャンバー1枚、フリースシャツ1枚、トレーナー、ジャージパンツ、サイクル用ショートパンツ
ズボン1枚、Tシャツ4枚、ソックス3足、トランクス(下着)4枚、タオル1枚
レインウエア、レインカバー、折り畳み傘
洗面具、洗濯バサミ・ロープ、洗剤、爪切り、バンドエイド、防虫スプレー、ムヒS、蚊取り線香少々
サプリメント(マルチビタミン)、目薬、綿棒、ハンドクリーム、肌かぶれ用クリーム、サニーナ
ウェットティシュ、ティッシュ(トイレットペーパー)、ジップロック袋大小、ガムテープ少々、エアまくら
腕時計、ラジオ付きポケット液晶テレビ、デジカメ、一眼レフカメラ、フィルム数本
携帯電話、シグマリオン、AC電源、ACコード、充電池6本、充電器、電池式ライト、単3電池数本
ツーリングマップル、ユースホステルガイド、メモ帳、ペン、財布、カード類、たまこシール、手作り名刺

●トラブル
・走行中、リアサイドバッグが外れ落ちて紛失!という事態が起こった。
・初期不良と思うが、フロントサスペンションが効かなくなって交換した。
それ以外メカトラブルはないに等しく、順風満帆な旅だった。
帰ってからよく見ると、後輪のリムがスポークの付け根で数ヶ所ひび割れしていた。
(スポークが折れずにリムが割れるとは・・・)

●タイヤ
道路は中央部が高いので、タイヤは進行方向右側の磨耗が早い。
トレッドパターンに方向性がないタイヤがあれば、ローテーションできてベターなんだが、
そんなタイヤあったけかな?
ちなみに自転車は700Cより26インチの方が何かと対処しやすいと思う。

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■その他

●日本一周の定義
代表的なのは次の3つ。
@離島を除く東西南北最端地(納沙布岬、神崎鼻または平戸島、佐多岬、宗谷岬)に立つ。
A外周(海岸線)をなぞるように走る。
B全都道府県(または都道府県庁所在地)を通過する。
@が一般的ですが、これに他の条件を組合わせたりしているようです。
半島(岬)の先端、離島、最高所の峠や富士山、東西南北最端の鉄道駅を目指したりなど、
人それぞれにテーマを持っているようです。
いずれにせよ長丁場のツーリングなので、何か目的なり、ルールを決めて周らないと、
走る目標を見失って、スケジュールを消化するだけの苦痛な旅になってしまいます。

●自意識
「自転車で日本一周してます」「他の旅行者とは違います」
苦労してるから少々のことは大目に見てくれるだろう。といった気持になることがあります。
「どこから来た?凄いなあ」と声を掛けられ、自負心を抱くこともあります。
でも自転車ツーリングを理解してもらえる人はごく一部。
一般の人から見れば「普通でない」ことをしているのは我々です。
節度を持って行動しましょう。

●ゴミ
自転車で走っていると、否応にも道端のゴミを見て走ることになります。
日本中、どこに行っても、信じられないような場所にでも、ゴミはあります。
そんな光景を見続けなければならない日本列島自転車の旅は、
決して楽なものではありません
ゴミが出るのは仕方ないこと。大事なのは捨て方です。
道の駅やパーキングなど公共施設は持ち込みお断り。(家庭ゴミなどもってのほか)
コンビニで買ったものはコンビニに返せばいい。(それは商売のうちだからいいと思う)
無神経な人達によってゴミ箱が設置されなくなった、キャンプ場や道の駅が多々あります。
車なら多少のゴミは荷物にならないだろうけど(それでも捨てていく)
我々ちゃりだーはゴミ箱がある所まで、時には何十kmも持って走ることになります。
ゴミはなるべく出さないようにしましょう。

■日本列島お気楽ツーリングのすすめ

自転車で日本を旅することは、やさしいことです。
毎日走ることは大変そうに思えますが、案外走れっちゃうもんです。
ある程度の資金と暇(これが問題か?)さえあれば、誰にだってできます。
走り出せば考える時間はたっぷりあります。走りながら計画を立てればいいです。
無理さえしなければ、事故はそう起こるものではありません。(でも気をつけて)
あなたも日本列島お気楽ツーリングに旅立ちましょう。
家を左に出たなら、右から帰ってくればいいんです。

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