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アイゴを食らう |
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■福井県高浜あたりの波止で、アジ狙いの釣り師のサビキにバリが掛かると「またイタタの奴や」と何やら目の敵ですが、地元の漁師さんは「ハラクチは美味いで」と言われます。 刺されると痛いのと独特の磯臭さが嫌われるのでしょうが、バリは美味い魚です。まあいっぺん、夏の大きいのはお造りに、秋のこんまいのは煮つけにしてご賞味ください。魚食いにはたまりません。 その他、一夜干し・塩焼きもいけますな。 また和歌山・四国のバリに比して、日本海のバリは磯臭さがうすいような気がいたします。 蝮・スズメバチなど毒のあるもんを食うと体にも良いとか。 ■ウニウニ 11月ともなれば、バリのはらわたに白いウニウニと申しますか、デンデンムシみたいのが入ります。これはバリの冬支度ですな。脂肪であります。 このウニウニが美味いと言う話をよく聞きます。何度も食してみましたが、はらわた自体が苦くていただけません。 ある日、突然、この疑問が氷解いたしました。このバリのはらわたの美味さは、けっしてアコウやアオリイカを想像してはいけません。 それは鮎や秋刀魚やサザエのはらわたのほろ苦さを思い浮かべるべきなのです。それはそのまま、人生のほろ苦さでもあります。 バリを塩焼きする時は、どうかはらわたを取らずにそのまま焼いて召し上がってください。バリ独特の匂いも強烈ですが、この脂肪が全体にジワッと回って美味であります。 |
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