彩々日記 index
彩々日記

2003年3月(上旬)


3月1日(土)
その手は桑名の

いつもの仲間との集まり。あいにくの冷たい雨で、梅の花を見ながらのぶらぶら歩きは中止。早々に仲間の一人のお宅へ伺うことにする。その途中、ひなまつりということで、ちらし寿司、ハマグリなどを仕入れる。ひなまつりになぜちらし寿司なのかということはわからないが、ハマグリは、蝶番のほうの内側に凹凸が刻み込まれていて一対の同じ殻でないとかみ合わないので、貞節や夫婦和合の象徴になっている。そういうことから、女の子の幸せを願って、ひなまつりにハマグリのお吸い物を食べたり、それから婚礼の料理にも使われるらしい。

ハマグリは、大きくておいしそうな茨城産のものがあったので、焼いて食べることにした。磯の香りがして、とても美味。蝶番の外側にポコッと飛び出している靱帯を調理ばさみで切ってから焼くと、焼いている最中に殻がパカッと開いてしまうこともなく、おいしい汁がこぼれないということを知る。帰りに同じスーパーで同じハマグリを買っていって、自宅でも食べる。女の子の幸せというより、おいしくて幸せ(笑)。



3月4日(火)
夏の朝の成層圏

きのうは春一番が吹いた。きょうの風は冷たい。あしたまでちょっと忙しい。

夏の朝の成層圏の写真(39.3kb)を見つけた。もう少し正確に言うと、夏の朝の成層圏はきっとこんなんだろうと私が空想していたのに近い写真。高さ39,000フィートの空の写真のようなので、成層圏はもっと上になるのだろう。ほんとうの成層圏の風景がどんなものなのかは知らぬ。

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「夏の朝の成層圏」というのは、池澤夏樹氏の小説のタイトル。→ 参照(Amazon.co.jp)



3月5日(水)
開花予想

気象庁から今年のサクラ開花予想が出た。

サクラの花芽は、早くも夏に翌年の分ができ始めて、秋から冬にかけては休眠状態になる。花芽が起き出して開花の準備に入る2月中旬以降の温度の高低が、開花時期に大きく影響するという。今年の東京地方の開花予想は3月26日で、満開になるのはその1週間後くらい。開花予想は、今後、週に1回、毎週水曜日に発表される。



3月6日(木)
青い薔薇

「サカタのタネ」が新品種の青い花を発売する。写真で見る限りバラにそっくりだけれども、実はトルコギキョウを、10年かけてバラ咲きの形にしたものだという。『ロジーナ』というブランド名で、4月以降に本格的に市場に出回るらしい。バラと言えば、花の女王のような風格があると思うのだが、『ロジーナ』はどうだろう。バラの花の香りはしないだろうし、刺もないだろう。どんな青なのか、実物を見てみたい。



3月8日(土)
発車チャイムは『鉄腕アトム』

日射しは暖かいけれども風の強い一日。午後から出かける。山吹色のクロッカスの花が咲いている。ここ何年かあまり見かけなかったので妙に懐かしい。葉が細くて背丈が低い割に花びらは大きくて見ばえのする花だが、仰々しさはない。鮮やかなピンク色のカンヒザクラも咲いている。花柄が長く、幾つかで束になって、下向きに咲いている。花びらはあまり広がらず、小さな釣り鐘がたくさんぶら下がっているような感じだが、この花を音にたとえれば、鐘というより、ちりんちりんと鳴る小さな鈴の音。

JR山手線の高田馬場駅では、発車チャイムが『鉄腕アトム』の主題歌になっていた。アトムが2003年4月7日に高田馬場で生まれたことにちなんで、ということらしい。( →参考記事)手塚治虫氏のテレビアニメといえば、『リボンの騎士』をよく見ていた。そのテーマ曲も、短調だか長調だかわからないようなおもしろいメロディーで、リズムが軽快で、オーケストラが華やかで、好きだった。(知らない人にとっては何のこっちゃですね。えらい昔の話…)。後年、冨田勲さんの曲だと知り、なんだか納得。



3月11日(火)
北を指さす植物

きょうもよく晴れているが、北風が冷たい。午前中、税務署へ確定申告書を提出しにいく。無事終了。

サンシュユの花が満開。ウメの花も木によっては満開。歩道の端の日当たりのよい場所に、今春第一号のタンポポの花を発見。花茎が短くて、地面にへばりつくように咲いている。

ハクモクレンやコブシのつぼみは、白い花びらが頭を出して、もう2、3日で開きそうだ。モクレン科の花芽は温度に敏感で、南側の陽の当たるほうが早く生長し、その結果、花芽の先端が傾いて北の方向を向くという。このような植物をコンパス・プラント(方向指標植物)というらしい。きょう見たハクモクレンのつぼみは、地面とほぼ垂直に立ちながら、少しいびつな三日月のように反っていて、なるほど先端が北のほうを指しているものもある。近所の公園のコブシのつぼみは、枝の先についていて、その枝の伸びる方向へほぼ真っすぐ先端を向け、特に北を指している様子はなかった。今度ほかのコブシも見てみよう……。



3月12日(水)
陽射し

朝、日の出前に起床。空はもう明るくなっているのかどうなのか、遮光カーテンを閉め切ったままなのでよくわからない。朝食のしたくをしたりしていると、そのうち、遮光カーテンといえども、その向こうに輝く太陽が見えてくる。カーテンを開け放すと、光が部屋の中へ入ってくる。地平線から太陽が上ってくる位置というのは、冬至の日に一番南寄り、夏至の日に一番北寄りで、春分と秋分の日には真東になる(→ 参考)。その季節によって、部屋の中の朝日を浴びる場所も変わる。冬至のころには、東西に細長い室内の一番西側にある玄関まで朝日が差し込む。今は、室内中央にある台所の、まな板を立てかけているところにちょうど朝日が当たる。……日光消毒にはならないかしらん。

夕方、洗濯物を取り込もうとベランダへ出てみると、少し遠くに、縦長のオレンジ色のものが光っている。東京タワーのイルミネーションにしては明るすぎる。目をこらしてよく見てみると、一つの高層ビルの壁面に当たって反射している太陽の光だった。そのビルより8.5kmほど北西にあるけれどももう日が暮れているところから見ているので、ますます輝いて見える。



3月14日(金)
東ハトのオールレーズン

お菓子メーカーの東ハトが、民事再生法の適用を申請するらしい。東ハトのお菓子といえば、昔からあるオールレーズンとキャラメルコーンが思い浮かぶ。両方とも、今でもときどき食べている。

オールレーズンは山歩きをするときにもいつも持っていく。菓子の名称としては「クッキー」になっているけれども、弾力性があるのでリュックに詰め込んでも粉々になることはなく、パンのようにつぶれることもない。山歩き途中のちょっとおなかがすいたときなどに1枚食べれば結構おなかにたまるし、包装はコンパクトで、日持ちする。民事再生法を適用すると今後どうなるのかよくわからないのだが、東ハトのお菓子は食べられなくなってしまうのだろうか。経営悪化の原因はバブル期の投資の失敗にあるらしく、お菓子のほうは堅調だったというだけに、なおさら残念なことだ。

キャラメルコーンは、コーンとピーナッツの食感と味の組み合わせが絶妙。ピーナッツは袋の底のほうに沈んでいて、いつも食べるのは最後のほうになるのだが、それがわかっているからなおさらなのか、あっという間に1袋食べてしまうこともある。あまりいい気になって食べていると腰まわりが著しく成長してしまうおそれがあるので最近はちょっと控えている。東ハト以外のお菓子では、ブルボンのルマンドも、腰まわりを成長させてしまうほどに食べてしまうので要注意のお菓子になっている。(ちなみに、ここにあげた3つのお菓子はいずれも、ときどき近所のスーパーの「きょうのお買い得品」になるのです)


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