マッケンジー・ヴァンガード 1930年代(?)

世界最初の紙フィルターパイプは19世紀末、フランカウの Mackenzie であるとされる。BBBを追っているうちにフランカウ関連も買いあさったが、このマッケンジーは失敗であった。30年代ではもう普通の駄パイプなのだ。ニス塗りの安物である。

アルミの割り入りテノン、ペーパーフィルターのサイズなどからしてWDCの作であるのは間違いない。これと同年代のWDCで、フィルターのサイズまで全く同じ造りのものを持っている。味のほうも30年代、駄目になった頃のWDCである。上等とは言えない生味、田舎臭い素朴なアルジェリアン味は戦前サンクロードものと同じである。初期のノン・キュアリング・ブルイエル、あるいは絶頂期のWDCの超絶ナマ味を知る者としては駄パイプの範疇に入れざるを得ない。

WDCがBBBを作っていた例は前にも紹介したが、またも英米の連携が明らかになった。

19世紀末の本物のマッケンジーを吸いたい、と思うと同時に、古いフランカウはすべからくBBBと同じキュアリングがされていたのだろうか? という疑問も湧いた。



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