| ウォーリー・フランク 1930年代(?) |
アメリカの Wally Frank は駄パイプ代表、ドラッグストア・パイプのようなイメージだが、一本は吸ってみたいと思っていた。なかなかカッコ良いものがあったので手に入れたのがこれである。 吸ってみて驚いたのはコモイに似た味がしたことだ。銀のバンドに刻印されるC.Cはフランスの Chapuis Comoy のマークかもしれない。ウォーリー・フランクのような量産メーカーは海外でも積極的に自社ブランドを作らせ、輸入していたのだろうか? ウォーリー・フランクの創業は30年、いっぽうシャピュイ・コモイは22年創業、28年には有名な Chacom になる。C.Cの刻印はシャコムになったあとも使われるようだから、正確にはシャ コム製と言うべきであろう。年代は全体の雰囲気から推定した。多くのウォーリー・フランクには白いバー・ロゴが入るから、それ以前の初期のものかもしれない、とも考える。ホールマークも怪しげで解読できない。どう見ても銀ではなく、ニッケルめっきのようだから、いんちきホールマークかと思う。 10箇所にもおよぶ小さくない木埋めがなければ、なかなかプレゼンタブルなパイプである。かなり美味いパイプであり、これほどの水準の木が使われているのは戦後ではあり得ない、というのが実のところデイティングの最大の根拠である。 さて、シャコムが気になってきた。今までのところフランス勢でキュアリングを施したパイプはシャコム以外には無かったからだ。むろん英国コモイと似ているが、このキュアリング術は英・仏どちらに起源を持つのだろうか? |
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