ダンヒル Shell #2 1920年代初期

古いシェル特有のうねるような木目、シェイプが崩れるほど深いブラストが堪能できる一本。堂々としたシェイプに圧倒され、つい落札してしまったのである。

だが届いてみたら小さいのに拍子抜け、全長13cmほどのパイプであった。

しかし、小さいながらこれほどの存在感こそが、古いダンヒルならではの魅力だろう。

2〜3号に相等する大きさで、こんなに堂々として、威圧感すら感じさせるダンヒルは戦後では見られないのではないか。写真だけ見ていると、なんとなく5号とかLBの大きさを想像してしまう。

シェイプのほうは神棚クラスであるが、味のほうはどうか? 美味いことは美味いが、残念ながら神棚とまでは行かない。戦前シェル特有のまろやかさはあるが、何故かホットになってしまうのだ。高熱アルコール洗浄法もか
けてみたが変わりはない。この時代のシェルはまだ製造法が練れていなかった、という結論を出すのは早いが、その可能性は否定できない。

刻印は PAT. MAR.9.15 & 1341418/20 だが、マウスピースにも消えかかった数字が読める。

オリフィック直後の厚い咥え部分に時代を感じる。



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