ウォーリー フランク OIL BOILED 1930年代(?)

Wally Frankが特に気になっているわけではないが、なんとなく目を通すようにはしている。目に止まったのがこのパイプ、油で煮るキュアリングを施したとおぼしきものだ。

届いてみたらカーボンの堆積が多く、ボウルに亀裂が入っている。煙道などを一通り掃除して、とりあえず吸ってみた。(最近は素性の判らないパイプはざっと掃除してから吸ってみて、美味かったら本格的に磨くことにしている。)

なんとも不味いパイプである。キュアリング以前に木の質が悪すぎる。これではキュアリングを云々することは出来ない。

アメリカ勢でキュアリングと言えば、Custom-Biltの赤外線キュアリングが思い浮かぶ。しかし調べてみたら電灯を一定時間照射して乾燥させる手法に過ぎず、キュアリングと言うにはおこがましい。Yello-Boleではボウル内側に蜂蜜ベースのコーティングを施すが、これもキュアリングと呼べるかどうか・・・

結局アメリカンパイプはおしなべて「生」であろう、と思っていたら出くわしたのがこれである。だがウォーリー フランクはあちこちに外注で作らせてもいたようで、このパイプもアメリカ製である保証はない。オイルキュアの本場は英国であるから、これもひょっとすると英国製かもしれない。Oil Cure では判りにくいので OilBoiledにしたのだろうか?

1930年創業のウォーリー フランクは時代的にそんなに良い木で作られている筈もなく、それをカバーするためにキュアリングに目をつけた、とも考えられようが、それにしても木が悪すぎる。今後吸うとも考えられず、きれいな状態で紹介することは出来なかった



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