BBK   年式不明

パイプ世界一周の旅、スイス編。

Bru-Bu KG は1878年創業。サンクロードから15マイルも行けばジュネーヴである。スイスにパイプメーカーがあるのは不思議ではない。

ボウルにはスイスの象徴、エーデルヴァイスとおぼしきブリキ細工の花が両面に釘で固定される。スイス伝統のチロリアンパイプよろしくキャップがつき、ボウルとマウスピースを連結する鎖がつく。山岳民族のスイス原住民や羊飼いたちが使ったチロルのパイプは、屋外用・山火事防止という必要にかられてかような形態形成に至ったと思われる。

キャップの精緻な造り込みがスイスらしいが、パイプにおけるキャップの効能は以下の三点が考えられる。


*風を巻き込んで火がおこり過熱するのを防ぐ。

*火の粉が散らないようにする。

*外出時、ショートスモーキングをきめた後、残ったタバコ葉を捨てることなく収納、のちにまたそのまま喫煙できる。


以上、全て野外活動時の利点だが外出時に重宝する効能だから、現代の都市生活でも有効である。キャップつきのパイプには常に魅力を感じる所以である。

さて吸った感想だが、木の質からして新しくても50年代くらいであろう。

キュアリングなしのサンクロード田舎味であるのは予想どおり、エンジニアリング的には見るべきものはない。いろいろ調べてもスイスにはパイプメーカーはあまり多くないようである。永世中立国はパイプづくりも真空地帯だったのだろうか?

ブルブは1991年まで存在、何人かのパイプ作家を輩出している。



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