WDC Stratford  1910年頃(?)


「超絶生味」を求めた一本。全長115mm、オリフィック・ボタンのかわいいパイプ、だが吸口の角度は中途半端だ。


およそオリフィック期のWDCは木の質に関しては特筆すべきものがある。カウフマン(KB&B)を上回るか、という勢いであり、外れもほとんどない。

このパイプも大当たりであり、いきなり自分の超絶生系コレクションのトップグループに躍り出た。とにかく煙が甘い。フレンチブライヤーであろう。

初めてこういうパイプを吸ったら多くのスモーカーはへなへなと座り込んでしまうのではないか。

ここまで美味いパイプだとマウスピースの角度に不具合がある事など気にはならない。

とは言え、もうちょっと長くて角度も良いマウスピースを新規製作してもらおうと思っている。もちろんオリフィックでだ。

こんなに美味いのに「ウィリアム・ディミュース入魂の一本」という訳ではなく凡庸な造りのパイプであるところに英国パイプファンなどは怒りすら覚えるであろう。何も足さない、何も引かない、アーリーアメリカンの真骨頂、キュアリングの必要性は感じない。20世紀初頭以前のアメリカンは何本持っても良い、と思う。


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