「 ダンヒル タンシェル 1964 グループ4 アップル 」


ダンヒルが50年代半ばにデビューさせるタンシェルシリーズは、赤茶色のサンドブラスト仕上げで、ブライヤーは新しい手法のキュアリングがほどこされていると言うが、詳細は現在研究中。

外観の好き嫌いの分かれるフィニッシュと見えて、70年代のレッドバークシリーズ同様、生産本数は多くはない。これは60年代の品質の安定していた時代の程度極上の一本。 確かにナッティーなフレーバーで木の良さが堪能できる。

しかし4号という大きめなサイズが少し重く、ボウル内径も大きめで、煙の量が多すぎるウラミが残った。

ほぼ完璧な一本で手放し難かったが入門者のF君の新品の初期のS・T・デュポンと交換した。

60年代までのダンヒルは一人の職人が一本を最後まで仕上げていたと言われるだけあり、煙道のコンセントリシティー(ボウル、ステム、マウスピースの穴が一直線上にあいていること)も正確で煙がスムーズで美味い。

心に残る一本であり、またもう少し小ぶりのタンシェルを将来一本手に入れたいものである。