ダンヒル1960年シェルブライヤー、グループ4

1955年までの所謂パテントナンバー入りの頃まで、ダンヒルのサンドブラスト仕上げのパイプは表面がイレギュラーで凹凸も大きい。この1960年頃まではそうしたゴツゴツしたフィニッシュが見られるが、この後はもっと洗練されたきれいな仕上げになる。木も品質が良いとされ、楽しみにして買った程度極上の一本。しかし味はイマイチ、現在売り出し中。

パイプのコワさは何年の何は良い、という断定が不可能で、最終的には吸ってみないとワカラないところにある。 内部の加工精度が良い半面、後年のシェル系ダンヒルに比べて民芸品のようなシェイプの大胆さ、ある種の荒っぽさは、それが好きな人にはこたえられないのかもしれないが、ハズレ品となるとそういう好意的な評価はできなくなる。これより古いパテントものダンヒルが本当に美味いかどうかは疑問もあり、まだ結論は出ていない。

ブルドッグは最もブリティッシュなシェイプでカッコ良いが、現在手元に気に入ったものが一本もないのは寂しい限りである。

写真では判りにくいがボウル形状も左右非対称で戦前的な味のあるパイプだ。