ファウエン Luxus 1950年代

 マウスピースのホワイトスポットを見ればダンヒルと見間違えるパイプ。だがピー
ターソン・リップ(煙が舌に当たらない細工)、ベントしたマウスピースがダンヒル
とは違うことを主張する。
ダンヒルより1年早くホワイトスポットを採用したファウエンだが、トレードマーク
論争でダンヒルに破れ、ドイツ国内以外の輸出用ファウエンはグレーのスポットにす
ることを余儀なくされた。

 英国帝国主義に敗れた悔しさはいかばかりであったろう? このパイプはドイツか
ら落札したヴァイス・プンクト(ホワイト・スポット)だが、やはりグレースポット
では価値が半減するように思う。

 いずれにせよ、ホワイトスポットはファウエンの上級グレードのみで、Luxus
の名称もそれを物語る。 喫味は古いダンヒル、サシエニの最上級のサンドブラス
ト、ラスティックと完全に同等で驚天動地と言う他はなく、感動した。 マウスピー
スは当然ジャーマン・バルカナイト、上の2本とは輝きが違う。 

 ボウル内径が20.5mmと私の好みの上限、3/4インチ(19mm)より大きい
のに苦にならない。 とすれば19mmのものならさらに美味いだろう。 所有する
なかで一番美味いパイプになるおそれがある。

 ところでこのパイプ、ステムにヒビが入っている。出品者に連絡したら代金は返し
て引き取る、と言ってくれた。 だが手離しがたい一本、当校パイプクラブ会員にも
吸ってびっくりしてほしいので、手元に残すことにした。

 というわけで、さっそくもう一本Luxusを箱入り新品で落札、到着次第この
ページで紹介したい。

やはりドイツにはこんな凄いパイプがあったのである。