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スノッブなパイプが続いたところで、もう一本作家系のビッグネームを持っていた
ことを思いだして、引っ張り出してきた。 つまり吸っていないパイプである。
もう10数年も前、心臓病で亡くなった友人が生前贈与してくれた形見のパイプで
あるから、手放せないし、悪口も書きたくない。
しかし当人も「ダンヒルのほうが美味いよな」 と言っていたから、許してくれるだ
ろう。
今は所有するダンヒルで最も新しいのは上のDR1969年式、だがこのパイプを
もらった頃は、80年代のダンヒルしか持っていなかった。
そんなダンヒルよりも喫味の落ちるパイプ、と言えばこのページの読者には
多言は無用であろう。 イガラっぽい味のパイプである。
刻印は THE WOKSHOP OF IVARSSON BY
MEINO 79 とある。
先代のSixten のパイプではなかろうと思う。
興味がないので、ちゃんと調べてはいない。
友人はこのパイプを京橋にあったマニアックな喫煙具店、「佐々木」で購入した。
いくらだか忘れたが、おそろしく高い価格であったことだけは憶えている。
新品のダンヒルが何本も買えた値段、と記憶している。
私が作家系パイプに厳しいのはこのパイプが原体験になっている。 ホゾの結合が
冬は固いが、夏になるとユルユルになる。 これはコウノヴィッツも同じである。
木がよほど甘い、としか言いようがない。 クラシック・パイプではあり得ないことだ。
「イヴァルソン持ってるから威張るぞー」 という輩には近寄らないほうが良い。
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