ピーターソン Premium Collection

 これも上の2本と似たような印象だが、プレミアムと言うだけあってわずかに美味
いような気がする。しかし、やはりPリップが気に入らない。

 ピーターソンはキュアリングを研究しなかったメーカーだと思う。したがってサン
ドブラストのほうが美味く吸える。そして年とともにブライヤーの質が落ちてくる
と、ノン・キュアリングでは厳しくなってくる。冒頭のスムース仕上げの戦後モノが
美味いのは、単なる偶然なのだろうか?

 マウスピースを外すと、キャブレターのニードルジェットのような形状のフィル
ター(大穴が開いてるのでそうは呼べないだろうが)

がついている。ネジの規格を調べたら英国の精密系規格の2BAであった。上の2本も
紛失しているが、同じネジが切ってあった。

 こうして何本も眺めていると、ピーターソンは流れとしてはジャーマンパイプに数
えられると思う。なによりK&P、カップ&ピーターソンのカップ兄弟はドイツ系であ
る。これにピーターソン・システムを持ち込んだチャールス・ピーターソンも北欧系
の名前であろう。英国系パイプとははっきり一線を画している。

 合理的ではあるが、エレガントとは言えず咥えにくいリップ形状。シェイプ感覚も
若干土臭く、あと一歩の洗練がない。大味なところもあって都会的ではない。みなド
イツ的である。しかしそんなドイツ的質実性に、アイリッシュの不屈のユーモアを染
み込ませた雰囲気がピーターソン・パイプの個性であろう。

 今後も古いピーターソンで、Pリップでないものが出ればマークしていくつもりだ。






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