佐久間町通信2002年11月号
第1回トリニティーツーリングin奥多摩




第1回トリニティー秋の奥多摩ツーリングレポート

13期生 関谷 哲史


トリニティーを卒業して(追い出されて?!)今年の6月で2年となり、ユーザー車検も
通し13期生の根田ガレージの協力を経てタイヤを交換、多分自分のコマンドは普通
に走るはずだと最低限の整備を施して10月27日の第1回トリニティーツーリングに
臨みました。なんでも、校長はグリーヴスでは初、しかも11年ぶりのツーリングらしい。
僕も適当に20数台の英車を観察しながら楽しくライディングできればいいなーなんて
思っていました。

しかし、実際には全然そうはいかないのが英車道です・・・。


当日はバイクの調子とマッチしたカラリとした秋晴れ。なんでも、武蔵五日市駅で10
時の待ち合わせらしい。ツーリング前日に根田氏に「当日の朝は家まで来て俺を起こ
せ!」と言われ「なんで朝5時に起きて朝食をかきこんで7時半に根田ガレージに遠
回りしなきゃならないのだろうか」と早朝の環8で思ってみた。根田ガレージでは、久
々に元教頭(柴やん)と対面。柴やんは、根田氏が入学前から所有していて卒業後に
直したボンネを借りて今回はツーリングに参戦。しかし彼は終始コマンドに乗りたいと
言っていた。バイク屋ジョッキーの前で校長らと合流、校長のジーパン姿は初めて観
た。そして一同武蔵五日市駅を目指す。いつも走るときは大体独りなので、これだけ
同士が集まって走ると、なかなか楽しい!と感じるだけの余裕がこの時はまだあった
。途中、少年時代を過ごした福生という米軍基地が隣接する街を通過する。母校であ
る小学校をロッカーズの一員となって横目で見送る。これからモッズと一戦交える為に
ブライトンビーチに集結?!のような不思議な錯覚をした。とりあえず10時前後に集
合場所の武蔵五日市駅に着く。途中、校長のグリーヴスが遅れて見えなくなったが立
ち尿をしていたらすぐに来たので問題はなかったようだ。


武蔵五日市駅ではすでに10台ちょい集まっており、そこへ10台以上加わったものだ
からエレガントで高尚な爆音が駅のローターリーに響き渡り、駅前地域を警備する犬
のお巡りさんの登場となった・・・。もちろん交渉人は燃料(麦酒)満タンの最近タクシ
ードライバーのバイトを始めた根田氏ではなくて校長先生。カミナリ族への人種差別と
偏見、人生における時間とお金の使い方、北朝鮮の歩兵装備と発砲事件、フレーム
剛性と後輪荷重の精神世界の変容について入念に打ち合わせをしていた。秋の太陽
もだいぶ高く昇っており暖かく、久しぶりに会う面子に一同大いに談義し合い盛り上が
っていた。日向ぼっこをしながら周囲に目を向けるとプラグを交換してる生徒、エンジン
から滲んだオイルをウエスで拭く生徒がいたがそれをぼーっと眺めつつ「まぁ今回はノ
ートラブル、ノーメンテナンスでいけるだろう」とド素人のように目論んでいた。出発前に
みんながガスを入れに行っても何故か給油したばっかりだという気が先立ち一緒に行
かなかった。集合記念撮影という学校らしいイベントをこなし、いよいよ30台もの精鋭
部隊が奥多摩湖の大型駐車場を目指すことになった。出発間際になって(10時集合
でなんと出発11時!当校らしいアバウトさ)コマンドが1台現れた。あれは一体誰だっ
たのだろう?(14期生の野本君です・HP担当者)


前を走っているトラに注意しながら奥多摩のロング&ワインディングロードを走っていく
。エンジンがなんだかとっても被り気味で「ドタバタ感があるなぁ」と思いながらシフトチ
ェンジを他の人より多く行っている事が判明。でもまぁー野本氏も同じ位のペースだし、
まーいっか。時たま校長が前にいったり後ろにいったりしていて楽しんでおるな!とい
う感じだった。各コーナーをハイスピード駆け抜けヘアピンの所にくると小型駐車場でみ
んな休憩しているのが見えたが通過してしまう。Uターンをして引き返しみんなに合流、
一服入れる。しばらくすると柴やんが走ってきたがヘアピンコーナーに夢中になり休憩
中のみんなには気がつかず通過してしまう・・・。すぐさま19期生の山田氏が駐車場か
ら白バイ隊員さながらのスタートダッシュを見せ追跡するが逃げられる。柴やんは、その
まま山梨まで爆走して一人ブドウ狩り?に専念したらしい。小型駐車場では普通?のバ
イカー達が沢山いて「ああゆう人達も未だにいるのだな」と感心して、紳士淑女のトリニテ
ィー軍団は「巻き込み事故に注意しましょう」と呼びかけていた。では奥多摩湖の大型駐
車場まで走り飯を食おうということになった。お腹も減ったしクラッチを握る左手が痛くな
ってきて、シフトが適当になってきた。

その適当な運転にみかねたのか、コマンドのエンジンが急に止まった・・・。

すぐさま路側帯にコマンドをよせスタンドをかける。後ろから来たトリニティースタッフ堀尾
氏らがヘルプしてくれてプラグを換える事になった。プラグは案の定、真っ黒だったのだ
が新品に換えてもエンジンはかからないしキャブレターもオーバーフローしない。ガソリ
ンタンク内をそーっと見てみると、なんと空っぽ!ガス欠だった。プラグ同様、目の前が
暗くなりかけたがすぐに持ち直し、ぐい呑みカップ(日本酒)の空きビンでガソリンを分け
てもらい再出発!

ガス欠で止まったという事実がすでに到着していたみんなに知られてしまい、ドライブイ
ンの食堂までたどり着くと・・・


みんなの白い視線が心地よかった。しかも自分のコマンドが遅れたせいで食事開始の
時間も遅れ、その為食堂のご飯ものが売り切れにになり参加者の約半数は麺類オンリ
ーとなり、さらに雰囲気が和んだ・・・

食後は、グリーヴス試乗会、記念撮影、在校生乱入とトリニティー秋の奥多摩ツーリング
はクライマックスを迎えた。その間に根田氏から口移しでガソリンを分けてもらい帰路に
備える。校長がトリニティーツーリング大成功の祝辞と解散について宣言している時、柴
やんが借り物のボンネのポジションが疲れると嘆いて、どうしてもコマンドとボンネをスワ
ッピングして欲しいと言う。しかもガス代込みで。まぁいっかと納得しながら、上死点を探
しているうちにエンジンがかかってしまう根田氏のボンネに乗り換えた。この時コマンドの
調子がイマイチなのは分かっていた。でも柴やんに乗ってもらって不具合を指摘してもら
おうと思っていたのだ。

しかし、このいつもの安易な考えが結局また迷惑をかける羽目になるとは・・・

ガソリンスタンドでコマンドに給油する柴やんを横目で見てどうやら大丈夫そうかなと思い
、調子のいいボンネで帰り道を思う存分ライディングを楽しんだ。左手が痛かったのでシフ
トは面倒だったが根田氏がトラ、トラ、トラといつも言っている気持ちがわかるような気がし
てきた。名目的には、この後トリニティーに集まって近所で反省会だったが多分流れ解散
だろうなと思っていた。途中柴やんが抜いて行ったと思うと「バスッ」という音と共にスロー
ダウンしていくのが見えた気がした。いや見てしまった。「まぁ行ったり来たりしているだけ
だろう」と自分に強く言い聞かせペースを守ってそのまま走り続けた。帰路はかなり混んで
おり、すり抜け一本橋だらけだった。ツーリングは決まって行きよりも帰りがアバウトになる
。行きは緊張感が、まだあった。で、帰りはバラバラ・・・結局独りになり辺りも暗くなってき
た。ちょっと前に休憩していた時、10台くらい走って行ったので(この中に柴やんもいた)ト
リニティーに向かう道はこれで合っているはずだと強気になりながらも、渋滞でなかなか前
に進まないので気が狂いそうになる。信号待ちをしている時にふっと、こんな考えが頭をよ
ぎる「クラッチを握る左手も痛くなるし、このまま反省会に参加しないで家に帰ってしまおう」
信号が赤から青になるその時「おーい関谷!こっち、こっち!」と自分を呼ぶ声が。呼ばれ
た方へ行くとそこはコンビニの駐車場で校長と根田氏を含む先頭グループ以外がみんなそ
こで休憩をしていた。みんなは渋滞&すり抜けで疲労困憊、よく見るとコンビニの隣は焼肉
屋・・・そのままここに居るメンバーで焼肉屋に直行!ツーリングは無事に幕を閉じた。

と、なるはずだったのだが、やっぱりみんなでトリニティーまで行こうという事になった。柴
やんは「英車はもう疲れた自分のスクーターに乗り換えたい」と王道な事を要求したので、
トリニティーに行く前に2人で根田氏のガレージに向かった。その途中、柴やんから「コマン
ドの点火時期が遅かったので調整しておいた」 「プラグも交換しておいた」 「クラッチが
滑る」などの報告を受け「やっぱり家にまっすぐ帰ればよかった」と後悔した。また、みんな
に迷惑をかけてしまった。顔が猥褻なのは、やはり陳列罪だ。

調子の戻ったコマンドと柴やんの愛車スクーターで学校に無事着き、10人くらいで反省会
という名目で本格中華料理を食べに行く。高級中華を食しながら校長から説教と体罰を受
けて各人の未来について語り合う。食事中に「寄り道して後から反省会に合流する」と言っ
ていた野本氏からエマージェンシーの電話(エンジンがストップ)があったがみんなは減った
腹を優先し適当に流そうとしたが校長が的確な?指示を出し野本氏は無事、店に辿り着く。
テーブル上の料理がすべてみんなの腹の中に収まり反省会はお開きとなった。ツーリング
中に校長に分けてもらったプラグの清算を申し出ると代金10万円請求され、そそくさと家に
向かった。途中、後ろから柴やんが現れ、横目で流されてそのまま消えて行った。
家に到着すると本当にぐったりした。(了)


レポートはこんな感じですが、道中迷惑をかけた方々、本当に申し訳ありませんでした。
この場をお借りしてお詫び申し上げます。
第2回目もあるそうなので、またみんなで楽しみましょう!
次回は多分、僕は誘われないか、スクーターになるので
もっとレベルの高いツーリングが可能になるでしょう。

お疲れ様でした!